ストレスを力に変える心理学

陰キャのためのメンタルアップコース
  • 学校に行くのが苦痛である
  • ひとりぼっちで惨めな思いはしたくない
  • ストレスをできるだけ避けたい

人間はできることならストレスを避けて行動したいと考えます。

しかし、実はストレスを力に変えることによって、普通では発揮できないパワーを発揮できることができるのです。

 

今回はお一人様にびびっている学生さんに孤独を力に変える心理学について解説していきます。

 

ストレス反応の3種類

ストレスを感じたときには、体が準備を整えるために脳や筋肉に血液が流れ込みます。ゆえに鼓動がはやくなり、ドキドキしてしまうわけです。

 

脅威反応:「ストレスは害だ!」

ストレスを感じたときにもっともよくない反応は脅威反応です。

脅威反応はその名のとおり、ストレスを脅威と見なし、恐怖を感じている状態です。

怪我を負って出血するのを最小限にとどめるために血管は収縮します。

よって、ストレスを害としか見なさず、脅威反応を起こしやすい人は心臓系の病気にかかりやすいとも言われています。

 

思いやり・絆反応:「ストレスは団結力を高めてくれるものだ」

信じられないかもしれませんが、ストレスを感じると人間は思いやりが強くなると言われています。

普通ならストレスを感じると、自分以外のことは考えられなくなって利己的になりそうなものです。

 

実はストレスを感じている時にはオキシトシンというホルモンが分泌されます。

オキシトシンは他人への共感性を高めたり、社会への貢献の姿勢を高めたるというメリットがあるのです。

 

まだ、ストレスが思いやりを上げるというのが信じられないと思うので一つ例を挙げてみましょう。

例えば、あなたが骨折をして病院に入院したとしましょう。

隣の病室を見ると同じく怪我をしている人が入院しています。普段だったら人に話しかけることはしないのに、不思議と話しかけたくなり、話すと実際に会話も弾みます。

これが思いやり反応です。怪我をしているというストレスを感じることによってオキシトシンが分泌され、人と繋がりたいという欲求が芽生えたのです。

※他にも文化祭の出店で食材が足りなくなったときに協力して乗り越えたり、嫌な上司を持つ部下たちが愚痴を言い合って盛り上がったり…など、ストレスで団結力が高まる例は意外にも多いですよね。

 

もしも、怪我をしている不快感から、事故の加害者なら愚痴を言ったり、医者の対応が悪いと文句を言ったりするのは脅威反応と言えるでしょう。

では、同じストレスを受けても脅威反応をする人と思いやり反応をする人では何が違うのでしょうか?

思いやり反応を意識的に起こすためのトリガーは何なんでしょうか。

 

「思いやり・絆反応」のトリガーは心持ち次第

思いやり反応を起こすトリガーはあなたの心持ち次第です。

ストレスを感じた時に、誰かにイライラをぶつけたり現実逃避するのではなく、思いやりの心を誰かのために生かそうという心持ちさえあれば 、オキシトシンはあなたの心に答えてくれます。

なぜなら、ストレスを感じた段階でそもそもするオキトキシンは分泌され、体は準備はできているということですから。

 

学校での孤独感がストレスとなっているのであれば、「同じように孤立している人たちに優しくしよう」「ちょっと話しかけてみよう」という活かし方ができるでしょう。

 

これは実際の僕の体験談ですが、高校の時は孤立しがちな性格でした。実際にクラスの男子の中では浮いている存在でした。

同じように女子の中にもポツンと孤立している子がいました。当時は「地味な子だな」としか思わなかったのですが、今になって写真などを見返してみると意外と可愛い。

話しかければ仲良くなれた可能性は高いだけに、惜しいことをした気がします。

 

そういった後悔もあるので、皆さんには意地を張らず、交友関係を広げて欲しいなと思います。

 

チャレンジ反応:「ストレスは成長に必要だ!」

3つめのストレス反応は「チャレンジ反応」です。

チャレンジ反応とは、ストレスをマイナスなものではなく、自分の糧にするという心持ちから起こる反応です。

生物学的なことを言うと、脅威反応の時と同じようにコルチゾールやアドレナリン働きによって脳や筋肉に送られる血液の量が増えます。鼓動が早くなるのは脅威反応と共通しています。

脅威反応は敵から襲われた時に出血を最小限にするために血管を収縮しますが、チャレンジ反応では恐怖を感じないので血管を開いたままです。

ゆえに大量の血液を体内で循環させることができます。つまり、チャレンジ反応はあなたのパフォーマンスを余すことなく発揮できている状態です。

 

チャレンジ反応のトリガー

チャレンジ反応を引き起こすためのトリガーは、自分の能力でストレスに対応することができるという自信です。

目の前のストレスに対して自分が対応しきれないと判断すれば 脅威反応が起こりますが、自分の実力なら十分に対応できるという自信があればチャレンジ反応が起きます。いわば倒すべき相手を見てワクワクしている状態ですね。

 

ストレスに対する自信を持つためには、自分の強みを認識しておくことが重要です。

例えば僕の場合なら、強みは向学心や創造性です。

学校での孤立感やストレスで悩んでいるのであれば、「友達を作るためにコミュニケーションを学ぼう」とか「落ち込んだ心を回復するメンタルの保ち方について学ぼう」などと向学心に還元させることができます。

 

また、チャレンジ反応ではDHEAというホルモンの働きにより、神経細胞を再配線する効果があります。平たく言えば、DHEAは同じようなストレスにぶつかった時に対応できるよう、脳をアップデートする機能です。

ストレスに対してチャレンジ反応を起こすことができれば、あなたの脳は周りの人達に比べて一回り上の性能を得ることができるのです。

具体的に言えば、学生の時にストレスに対応する術を身につけておけば、社会に出ても役に立ちます。

孤独を楽しむ術を身に付けておけば老後も安心です。

 

少し話が難しかったので、簡単にまとめておきます。

学校でひとりぼっち(←強烈なストレス)

脅威反応:ドキドキしてパニックに。(例:うつ病、不登校、自殺などの逃走反応)

思いやり反応:思いやりの心を発揮する。(例:同じくひとりぼっちの子に声をかけてみる)

チャレンジ反応:自分の強みを活かして乗り越える。(例:一人でありあまった時間を読書に投資する、コミュニケーションスキルを身に付ける)

 

僕は不登校になることは否定しません。ひとつの選択だと思うし、今の時代中卒でも仕事はできます。

ただ、せっかく親の金で無償で学問を学べたり、面白い友だちをつくれたりする(僕はつくれませんでしたが)のですから、学校に行きつづけるのもいいでしょう。

強烈なストレスは、逃げるだけでなく、思いやりや成長に変えることもできるということを覚えておくといいでしょう。

 

 

 

 

コメント

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