「ノート借りれないから学校休めない」の対処法

お一人様のマニュアル

「ぼっちだから学校休んだときにノート借りれないんです」

という悩みを抱えていませんか?確かに特に仲良くない人に助けてもらうのは少し抵抗がありますよね。

抵抗があるのは「だって仲良くない人から助けを求められたら迷惑でしょ?」と考えてしまうのが理由の一つかと思います。

だがしかし、心理学的に言うと困ったときに助けを求めないのはとてももったいないことです。なぜなら、助けを求めることは好感度を高めるからです。

 

人は意外と他人を助けたがる!?

見ず知らずの人に助けを求めることは迷惑なんじゃないか?と心配する必要はありません。人は意外にも他人を助けたがります。

なぜなら、「困っている人は助けるべき」という社会的な規範があるからです。自分が誰かに頼み事をされたときのことを思い浮かべるとすぐに分かります。相手の頼みごとに応えるよりも、相手からの頼み事を断るほうが労力が必要だと思いませんか。

 

ちょっと変わった実験があるので見てみましょう。

  • 大学の図書館で行われた研究
  • 被験者には「見ず知らずの学生に図書館の本に『pickle(ピクルス)』と落書きするように頼んでください」と指示
  • 被験者が相手が同意する確率を28%と予測
  • 実際には64%の人が同意した

この実験のポイントは2つあります。一つは人は頼まれれば意外と何でもやってくれるということです。(しかも見ず知らずの人からのお願いで。ときにはルール違反なことまで)

もう一つは人は誰かに頼み事をしたとき、頼んだことをやってくれる確率をかなり低めに評価するということです。

 

「話したこともないような人から頼み事をされたら迷惑なんじゃないか?」と考えるのはまさに杞憂です。

嫌われている人こそ頼み事をするべき!?

僕たちは「人に頼ることは迷惑だし、嫌われることだ」と認識していますが、それは間違いです。助けを求めることによって嫌われるどころか好感度が高まるのです。

なぜなら認知的不協和という心理が働くことです。認知的不協和とは自分の行動が一貫していないことへの不快感です。

 

仮にノートを貸してくれた相手があなたのことをよく思っていなかったとしましょう。相手の頭のなかには「あなたのことが苦手」という事実と「それでもあなたのことを助けた」という事実があります。

これは辻褄が合わないことで非常に気持ち悪い心理状態です。そこで認知的不協和の解消が起きます。

  • 「あなたのことが苦手」でも「助けた」のではなく、
  • 「あなたのことを別に嫌っていない」から「助けた」

という風に書き換えられるわけです。

 

実際に「頼み事が好感度を高める」ということが確認できたミスター・ボイドの実験というのがあるので見てみましょう。

  • 被験者は「質問に答え、正解数に応じて報酬がもらえる」という実験に参加してもらう
  • 被験者に実験の内容を説明するミスター・ボイドには、わざと愛想悪く振る舞ってもらう
  • 質問に答え終わった後、被験者を3つのパターンに分ける
  • ①回答数に応じた報酬をもらったあと、「ミスター・ボイドについてどう思いましたか?」というアンケートに答えてもらう
  • ②回答数に応じた報酬をもらったあと、実験アシスタントから「心理学部の予算が不足しているのでお金を返してもらえないか?」と頼んだ後、「ミスター・ボイドについてどう思いましたか?」というアンケートに答えてもらう
  • ③回答数に応じた報酬をもらったあと、ミスター・ボイド本人から「心理学部の予算が不足しているのでお金を返してもらえないか?」と頼んだ後、「ミスター・ボイドについてどう思いましたか?」というアンケートに答えてもらう
  • 結果、ミスター・ボイドの印象の評価は③がもっとも高かった。(ちなみに①と②は同レベルで低かった)

本人からの頼みごとによって好感度が大きく高まるということですね。

 

ですから、「ぼっちだからノートを貸してもらえない」ではなく、「ぼっちだからこそ積極的に頼みごとをするべきだ」と言えるのです。友だちをつくるキッカケになりますし、印象がグッとよくなりますよ。

 

心理学的に正しい感謝の伝え方

助けてもらった後には感謝をすることが大事です。人は感謝されれば嬉しいものですが、感謝するときにもより効果的な方法があります。

感謝を伝えるときのポイントは「自己利益」ではなく「他者称賛」です。

  • 自己利益に基づく感謝の伝え方:「ありがとう、休んでいたから助かったよ」
  • 他者称賛を意識した感謝の伝え方:「ありがとう、字が丁寧で読みやすかったよ」「まとめるのが上手だね。どんなことを意識してるの?」

自己利益に基づく感謝はあくまで自分の事情について話しているだけです。対して他者称賛を意識した感謝の場合、相手も気持ちよくなります。

 

「自己利益」と「他者称賛」はノースカロライナ大学の研究者サラ・アルゴーらが考えた概念です。彼らの研究を見てみましょう。

  • 複数のカップルを対象に最近パートナーに感謝していることを述べてもらう実験
  • 被験者を2つに分ける
  • ①自己利益で感謝する(「助かった」「嬉しかった」)
  • ②他者称賛で感謝する(「責任感が強いね」「君は本当にそのことが上手だね」)
  • 次に感謝を伝えられた側に、ポジティブな感情やパートナーへの愛情などを評価してもらう
  • 結果、②の方がポジティブな感情や愛情が強かった

という内容。感謝の仕方も科学的手法があるんですね~

 

【今日の心トレ】遠慮せずに助けを求めよう!

【獲得経験値】

 

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