ストレスをまるごと成長に変える!人生の羅針盤「価値観」を見つけるワーク

陰キャ帝国

 

自分の価値観をハッキリさせる

価値観を明確にすることによって、日常のストレスに意味を見出すことができます。
 
スタンフォード大学で行われた研究を見てみましょう。
  1. スタンフォード大学の学生を被験者として、日記をつけてもらう実験。その際被験者を2つのパターンに分ける
  2. ①「自分にとって一番重要な価値観を何か」をはっきりさせ、それに伴った行動を取ったかを振り返る
  3. ②その日行った良い出来事を振り返る
  4. 3週間の冬休みが終わった後に比較すると、①の自分の価値観を書き出したグループの方が、心身共に健康状態が良く、ストレスにうまく対処する術を身につけていたことがわかった

 

例えば、自分のなかで「知識」という価値観を大事にしているとしましょう。すると職場の上司にイラっとしたときにも「アンガーマネジメント練習だ」と思えたりします。

「ムカつくやつだな」→価値観「知識」→イライラの感情には科学的なメリットがあって…
「退屈なバイトだな」→価値観「創造性」→退屈な時間を使って何かアイデアを考えてみよう

 

価値観を見極める6つの質問

1 あなたはどんな価値観で育てられましたか? 自分のいまの思考体系は、それらの価値観を反映しているものですか、それとも育てられたものとは違う視点で世界を見ていますか?

 

2 幼い頃や思春期における最も重要な出来事および経験は何ですか? そˆれらが自分の世界観にどう影響を与えましたか?ˆ

 

3 職場や私生活で、どんな人たちを一番尊敬していて、その人たちのどんなところを尊敬していますか?

 

4 一番尊敬していないのはどんな人で、なぜそんな風に思いますか?

 

5 これまでで最高(最悪)の上司は誰ですか? そう思うのは、その上司が何をしたからですか?

 

6 自分の子供を育てたり、他人を指導するにあたり、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか? 

 

ニューメキシコ大学の価値観リスト

ニューメキシコ大学の研究で挙げられている価値観リストをご紹介します。前項目の6つの質問で気づかなかったもっと具体的な価値観を探していきましょう。

  • 以下の価値観のリストを見て、自分が重要視するものを選んでいく。それぞれの価値観について「重要視する:○ どちらとも言えない:△ 重要ではない:×」の3段階で評価
  • ○をつけたものをさらに絞り込んでいく(10個ぐらいに絞りましょう。)
  • 自分の価値観に沿った行動を多くする

 

受容   正確性   達成   冒険   魅力   協力   礼儀正しさ   創造性   信頼性   義務   エコロジー   刺激   誠実   名声   家族   健康   柔軟性   寛容   友情   楽しさ   寛大さ   偽りのなさ   神の意志   成長   人助け   正直さ   希望   説得力   自律性   美   気遣い   チャレンジ   謙遜   ユーモア   独立心   勤勉   心の平穏   敬愛   正義   知識   余暇   愛される   愛に満ちた   熟達   マインドフルネス   慎み   ひとりに尽くす   体制に従わない   慈しみ   オープンさ   秩序   情熱   喜び   人気   権力   変化   安らぎ   献身   思いやり   貢献   目的   理性   現実   責任   冒険   ロマンス   安全   自己受容   克己   自尊心   自己認識   奉仕   性衝動   シンプルさ   孤独   精神性   安定   忍耐   伝統   美徳   富   世界平和

スクリーンショットしてからコピーし、○△×をつけていくとかんたんです。

 

価値観を思い出すアイテムを持っておく→ブレスレッド・キーホルダー

せっかく自分の価値観を明らかにしたので、いつでも自分の価値観を思い出せるようにしておきましょう。
 
アイテムを持っておくことが効果的です。カナダのウォータールー大学では、「価値観を忘れずに」と書かれているブレスレットをつけておく手法で効果が確認されています。
 
同様の実験でスタンフォード大学で行われたものでは、キーホルダーが配布されて効果が確かめられています。キーホルダーの中には小さな紙が入っていて、自分の価値観を書き出すことができるのです。
 
 
皆さんの場合なら、スマホのホーム画面やロック画面、手帳やノートの表紙などを活用してみましょう。
 
 

価値観をもとに「過去の苦しみが今の自分に糧になっているか」考えよう

マイアミ大学の研究によると、過去の苦しみがどう活かされているか考えると、過去を気にせずに済むようになるとか。
 
  1. 実験の被験者たちに、「誰かに傷つけられたことを思い出してください」 という風に指示
  2. その後、「その出来事によって自分がどういう風に変わったかを20分で書き出して下さい」と指示
  3. 結果、被験者たちは以前ほど過去のストレスによって心をかき乱されなくなった

 

価値観のワークで見つけた自分の価値観を照らし合わせてみると、考えやすいかと思います。

 

例えば、僕の場合ですと、

「中学時代に無視された」「高校時代にめっちゃ孤立した」→価値観:知識→「あのとき無視されていたから人の心理に興味を持ったなぁ」「高校のときにまぁまぁ病みそうだったから心理学を学べたんだよな」

みたいな感じ。

過去のトラウマやストレスも意味があったと思えれば、気が楽になるでしょう。

 

アンサーの具体例

価値観リストを見て○△×をつけていく

今回は分かりやすくそれぞれの価値観について僕が思っていることを書き出してみました。実際にワークをするときはここまで細かく書く必要はありません。

直感的に「○:重要、△:どちらとも言えない、×:重要ではない」で分けていきましょう。

 

  1. 受容:批判せずに受け入れること→性格や考え方にいい悪いはないと思うから○
  2. 正確性:完璧思考から抜け出せずに悩んでいるため、できれば正確すぎる考え方をやめたい△
  3. 達成:何かを成し遂げたいとは思う。未来にこんなことができたらいいなという妄想もよくするので○
  4. 冒険:いろんなことに挑戦するのは大事だと思うが、外から出ることにはあまり興味がない△
  5. 魅力:ファッションにはお金をかけないし、身体的な魅力はそこまで興味がない。内面が魅力的な人間ではありたいと思う△
  6. 協力:人と協力することがいつも成果につながるとは限らない。遠慮したり気を恥ずかしくなったりして自分の言いたいことが言えないのは嫌だ。ただ自分にないものを持っている人からは学ぶべきだと思う。△
  7. 礼儀正しさ:基本は礼儀正しく謙虚に。言いたいことははっきり言えるという人になりたいと思う。○
  8. 創造性:何かを思いついたときの快感は好き。小さい頃から人と違うことをすることをよく考えていた。○
  9. 信頼性:人から信じようとか、信じられたいとかはあまり思ったことがない×
  10. 義務:基本的には無責任の方が人生はうまくいくと思っている×
  11. エコロジー:自然との共存・調和→最近は大事だと思っている。田舎でのんびりと暮らしたいし、自然のなかにいるのは好き○
  12. 刺激:パーティーとかジェットコースターとかでワイワイしたり、リアクションをとったりして盛り上げるのは苦手×
  13. 誠実:誠意を見せようとか思ったことがない。真面目というのは結局他人がつくった基準に従うことを言っているだけだと思う。自分がやりたいからやる、合理的だからやるという決め方をしたい×
  14. 名声:基本ナルシストだからすごい人にはなりたいと思うが、社会的な地位を得たり、みんなから憧れられたりするのは興味がない△
  15. 家族:最近は親に恩返しもしなきゃなとは思うけど、将来介護しなきゃとか、施設に入れなきゃとか感がるのは面倒だから、家族愛はそこまでないと思う×
  16. 健康:100年時代だから自分の体を健康に保つことは大事だと思う。健康な食事や生活をしたときの充実感も好き○
  17. 柔軟性:頭の固い人間にはなりたくないと思う。○
  18. 寛容:人から押し付けられることが嫌いな分、自分も人に押し付けることはするまいと考えている。例えば遅刻とかを責める人がいるけど、僕は他人が遅刻しても別に許す
  19. 友情:友だちが少なかったし、周りに変な人しか居なかったから友情のよさを感じたことはない。生涯かけて1人ぐらいは友だちがほしいかな。△
  20. 楽しさ:今が楽しい!と思うことはあまりない。読書だって大好き!というわけではないし、みんながハマるようなゲームも少ししたら飽きてしまう。今は楽しくなくても後になって悪くなかったなと思えればいいんじゃないかな×
  21. 偽りのなさ:自分に嘘をつかないのは大事だと思う。難しくてレベルが合わない本でも見栄を張って読もうとしたりするから気をつけたい。自分の感情を素直に表現したい○
  22. 神の意志:スピリチュアルな分野は信じない。神も悪魔も信用しない×
  23. 成長:人生でかなり大事なことだと思う。成功ではなく成長!○
  24. 人助け:人助けしよう!人のために!みたいなことは思わない。自分がやりたいことをやって、それがたまたま人に役に立てばいいと思う。×
  25. 正直さ:嘘やお世辞も大事だとは思うが、やっぱり自分が思ったことは言える人になりたい△
  26. 希望:期待して何かに取り組むことはあるが、自分が面白いなぁと思えることをしたい×
  27. 説得力:コンテンツでは根拠を示すようにしているけど、日常生活で自分のことを他人に理解してもらおうとは思わないし、自分の思い通りにしたいとも思わない×
  28. 自律性:自分を律することは長期的な視点で大事だとは思う。でも辛い努力をしたいとは思わない。プロセスもそこそこ楽しめるような生き方をしたい。労働時間が長い会社や無駄な仕事を我慢してやるのは嫌だ。△
  29. 美:自分の見た目には興味がない。何が起きても冷静に、スマートに生きたいとは思う。人に謝ったり、醜態をさらしたりするのは嫌だ△
  30. 気遣い:周りを見て気遣うことはとても大事だと思う。自己中でもいいとは思うが不用意に周りの人を不快にさせてはいけないと思う。ただ他人が明らかに悪い場合はこちらも相応の態度をとる○
  31. チャレンジ:いろんなことにチャレンジしたいと思う○
  32. 謙遜:自分の知識をさらけ出したり、人に押し付けたりすれば成長が止まってしまうなと思う○
  33. ユーモア:できれば発想が面白い人だと思ってほしい○
  34. 独立心:人に頼らず自分の力だけで生きていきたいとは思う○
  35. 勤勉:努力は大事だと思う。ただし我慢はするべきではないと感じる。○
  36. 心の平穏:多少の刺激や激しい感情も大事だとは思う。落ち込んだりしたときもそれに浸ることは嫌いではない。△
  37. 敬愛:周りの人を尊敬したりはしない。専門性を持っている人はすごいと思うし憧れる△
  38. 正義:正義なんてないと思う。究極を言ってしまえば人を殺しちゃいけないというのも人間が勝手につくったルールだと思う。同種で共食いや殺し合いをする動物だっているから変なことではない。「こうするべき!」みたいな常識も科学によって頻繁に覆っているし。×
  39. 知識:知識を得て自分の世界が広がるのは面白い。遊び道具が増えたような感じ。頭のなかでグルグルと反芻して得意げになるのも楽しい○
  40. 余暇:自分が思うように生きていることがデフォルトだと思うし、むしろ働いていることの方が不自然な状態だと思う。遊びのなかで成長につながることがあればいいなと思う○
  41. 愛される:そんなに人から好きになってもらいたいと思わない。美人な人には好かれたいとは思うけど、愛されたいとは思わない。△
  42. 愛に満ちた:美人な人には好意を抱くが、特別な感情は抱かないし、どうにかしてやろうと思わない△
  43. 熟達:チャレンジするだけではなく自分にあったものを極めることが大事だと思う。知識にしてもスポーツや武術にしても。何かを極めた人はカッコいいなと思う○
  44. マインドフルネス:頭のなかが情報でいっぱいになっている状態は望ましくはないと思う。でも頭のなかに色んな空想が浮かんでくるのも嫌いではない△
  45. 慎み:調子に乗ると自分が見えなくなってしまう自分は控えめなぐらいがちょうどいいと思うし、他人を見るときも控えめな人の方が魅力的だと感じる。○
  46. ひとりに尽くす:誰かに尽くしたい、サポートしたいと思わない。1人でやっていく力をつけた上で、誰かと共闘するならいい×
  47. 体制に従わない:既存の枠にとらわれる必要はないと思う。でも必要以上にみんなと別のことをするのも結局一緒だと思う。自分が合理的だと信じる道を進むのがいい○
  48. 慈しみ:他人に気をつかうことは大事だと思うが、感情移入して自分の時間をとられるのは嫌だ×
  49. オープンさ:社交的な方がいいと思ったことはない×
  50. 秩序:意味のある秩序は意外と少ない×
  51. 情熱:自分が興味を持ってやっていることは「好き!」「楽しい!」というよりもこちらの方がしっくり来る○
  52. 喜び:好きなことや興味の対象が必ずしも胸が踊るようなことでなくてもいいと思う。×
  53. 人気:嫌われたくはないと思うが、気をつかって自分の時間をとられるのは嫌だ。周りの空気を読んで誘いにのるとか。乗り気ではないのに一緒に遊ぶとか。△
  54. 権力:興味ない。リーダーになってチームを統率するみたいなことはやってみたいけど、社会的な地位は求めない×
  55. 変化:同じことばかりやるのは好きではない。自分の興味のあることをどんどん広げていきたい○、生活はできるだけ一定にしたい
  56. 安らぎ:優雅な生活は好きだけど、ぼんやりしているのは意外と苦手。もっと無駄な時間も大切にしたいと思う○
  57. 献身:誰かに尽くしたいとは思わない×
  58. 思いやり:気遣いとともに人間関係で大事だとは思う。○
  59. 貢献:貢献しよう!みたいな意識はない。結果的に誰かの役に立てばいいな、ぐらい×
  60. 目的:常に目的をハッキリさせて選択をしたい。よくあることだけど目的のないルールとか思い込みに気づいて修正できる人になりたい。常に視野を広く○
  61. 理性:人間であるからには大事だと思う。衝動的に行動する前によく考えることは大事かと。○
  62. 現実:半分現実・半分夢を見るぐらいがちょうどいい△
  63. 責任:あまり感じたことはない。×
  64. ロマンス:サプライズ、プレゼントみたいなのは苦手だが、妄想は得意△
  65. 安全:過保護が嫌い。安全を求めるのは限界があるし、弊害も出てくる△
  66. 自己受容:自分にコンプレックスは持つ必要はないと思う。性格は能力値みたいなもので、低くても戦い方を変えれば有利に働くこともあると思う○
  67. 克己:漠然と欲望に負けるのはダメだと思っているが、理由は分からない△
  68. 自尊心:自信を持つ必要はないと思う。自信を持っていないぐらいが成長しようとする原動力となると思う×
  69. 自己認識:自分が痛い人になっていないかを知っておくのは大事だと思う。周りの目を気にする必要はないと思うが、自分を過信したり、自分に酔ったりすると恥をかく○
  70. 奉仕:誰かに尽くすのでなく主人公になるべきだと思う。パートナーにしろ友人にしろ主従関係ではなく、相棒になることが大事だと思う。×
  71. 性衝動:一般人なら撮られることも誰かに迷惑をかけることもないと思うし、本能のままでいいんじゃないかと思う。ただ自分はあまり感じない△
  72. シンプルさ:シンプルな生活が自由を生むと思う。生活は結構システム化・自動化したい。仕事にしても面倒なことを減らして集中したいことを絞ることが大事だと思う。常にこれって必要?と問いかけることが大事だと思う○
  73. 孤独:集団で居ないと猛獣に襲われるわけでもあるまいし、1人でいることは悪いことじゃないと思う。人間は孤独なときに一番能力を発揮できる気がする。周りに人がいたら集中して本も読めない○
  74. 精神性:スピリチュアル系(魂がどうだとか、運がどうとか)は信用していない。×
  75. 安定:安定は停滞である!常に新しいことをやって好奇心を満たしたいなと思う。挫折したり失敗したりするのも自分の成長に大事だと思う×
  76. 忍耐:我慢はあまり好きではない。長期的な目標のためにやりたいことを我慢するのはちょっと違う気がする×
  77. 伝統:あまり興味がない。ネットとかAIとか新しいものがどんどん出てくるんだから積極的に使えばいいと思う×
  78. 美徳:「人として素晴らしい」とか言われても嬉しくない。結局人としてこうあるべきみたいな絶対的な価値観が嫌い×
  79. 富:お金は本が買えるだけあればいい。今はもうちょっとほしい。△
  80. 世界平和:正直自分が巻き込まれなければどうでもいい。△

 

選んだものから10個程度に絞り込んでいく

○をつけたなかから、さらに絞り込んでいく作業をします。僕の場合は自己受容・創造性・成長・チャレンジ・謙遜・知識・余暇・情熱・シンプルさ・孤独に絞ってみました。

自分のなかのストーリーとしては…、

  • まず創造性を発揮して新しいことを思いつくのが快感。
  • 創造性を発揮するためには材料となる知識が必要
  • 謙遜と情熱と孤独は知識を得るための原動力となる
  • 謙遜は自分に慢心せず学び続けるのに必要
  • 孤独がないとゆっくり本が読めない
  • 情熱は難解な本に直面したときに頑張り続ける理由となる。知識を得たときに自分の頭のなかで遊び道具が増えたような感覚が楽しいから読み続ける。努力や忍耐とは少し違う。
  • 結果的に成長となる(知識は創造のためなので専門バカになるのとは違う)
  • 判断するときは目的意識を忘れずに合理性(シンプルさ)を追求する。合理的かどうかの基準はやはり知識である
  • チャレンジ・余暇・自己受容は自分のメンテナンスに必要
  • シンプルさを追求してしまって無駄を削ぎ落としすぎると多様性がなくなる。知らないことにもチャレンジして変化をつけることが大事。知識が引き出しのなかをいっぱいにするのなら、チャレンジ(=好奇心)は引き出し自体を増やすイメージ。
  • 常に思考をしていると頭がいっぱいになって逆にひらめかなくなってしまう。適度な余暇(何も考えない時間)も必要
  • 無駄に悩まないためにはやっぱり自己受容が必要。一見悪いと思われることにもメリットを見出して受け入れる(その基準も「知識」)。怒りや落ち込みなどの感情も受け入れて創造に活かす。

このようなストーリーをつくると、自分が選んだ価値観のなかでも特に重要視しているものが分かります。例えば僕の場合なら創造性・知識・情熱・孤独・謙遜・成長・シンプルさ・チャレンジ・余暇・自己受容という順番です。

 

価値観を選んでいく際に、意味合いが似ている価値観がいくつか出てくることと思います。例えば僕の場合は「成長」と「熟達」は同じ意味合いだなぁと迷いました。一見同じに見える価値観も微妙なニュアンスを考えることで、自分が気づかなかった自分の価値観を発見できます。

例:「熟達」というとスポーツや特定の分野など目に見えることを極めるイメージ、「成長」というと目に見えない能力や人間的な部分も入るイメージ。1つのことを極めるのではなく色んなことを経験する中でアイデアを得ていきたいという考え方の方が強い。(例えば恐竜に関して言えば、学者レベルにマニアックな情報を頭に入れたいというよりも、恐竜の面白さを感じたり、そこからキャラクターの着想を得たいという気持ちが強い)

 

また、「情熱」「勤勉」「忍耐」などの価値観も似ていて迷いました。僕は自分の極めたいことには時間をかけるべきだと思っていますし、多少の努力は必要だと思いました。しかし結果のためにしたくない努力をするのは違うなとも思いました。例えば心理学を活かしてカウンセラーになるという判断をすれば、たしかに自分の興味のあることを仕事にはできますが、毎日知らない人と話すというストレスフルな努力はしたくない、みたいな。

ですから僕の場合は結果よりも、努力自体を楽しめるほうがいいなと思いました。ですので「勤勉」「忍耐」という我慢のイメージはなんとなく違いました。

 

また、「情熱」と「喜び」などの価値観についても似ているところがあります。自分の好きなことをやっていきたいという価値観には気づいていましたが、普段やっていることに「楽しい!」という強い感情を感じているわけではないです。「楽しみ」「喜び」といった胸が高鳴るようなイメージではなく、興味があるから勉強するし、思いついたときに気持ちいいから創造しようとするだけなので、「情熱」という言い方のほうがしっくり来るなと思いました。

 

僕のなかでは「体制に従わない」「目的」「シンプルさ」といった価値観も同じニュアンスとして結びつきました。僕は目的を忘れて無駄なルールや思い込みにとらわれるのが大嫌いだからです。

例を挙げましょう。以前バイトしていたスイミングスクールで子どもの皆勤賞を表彰していたのですが、僕はこのシステムに反対でした。なぜなら、子どもを必要以上に褒め称えることに抵抗があったからです。

おそらく会社としては子どもが休まずに習い事に来てくれることをご褒美を与えたかったのでしょう。しかし、毎週休まずに来てくれる子達は皆勤賞がもらえるからという理由で来ているとは限りませんし、逆に皆勤賞がもらえないなら行かないという考え方は不適切です。つまり、「皆勤賞をあげるから休まずに来ようね」というのは動機づけとして不適切だということです。僕たちがやるべきことはニンジンをぶら下げることではなく、習い事自体に意味を見出したり、楽しく学べる環境をつくることです。

皆勤賞の評価をするために出席数をちまちまと数える仕事は果たして意味があるのでしょうか?子どもに楽しく学んでもらうという「目的」を忘れ、会社の「体制」にただ従うだけになってしまいます。

 

もちろん価値観の違いですから僕の考え方が絶対的に正しいのではありません。しかし、少なくとも僕のなかでは「この仕事にはどんな目的があるのか」という視点を忘れず、合理的に働くべきだろうと感じ、会社という組織の効率の悪さを感じました。

「合理性」というシンプルさのみを追求するのが僕にあっているなと感じました。ですので「目的」「体制に従わない」を含めた意味で、「シンプルさ」という価値観を選んでみました。

 

価値観に沿った行動を増やす

自分の価値観の優先順位が分かったら、具体的にその活動を増やしていきましょう。僕の場合なら、「創造性」を活かすために空想する時間を増やすみたいな感じです。

 

逆に自分の価値観には上がらなかったものを避けていきましょう。僕は完璧主義者なので、どうしても正確性を求めてしまいます。そんなときには「今重要視するべきは『正確性』じゃなくて『合理性(シンプルさ)』だよな」と思い直すようにします。

自分の価値観を明確に順序付けておけば、選択を間違うことも減ってきて、よりよい人生を歩むことができます。

例えば、僕が進路を決める場合なら知ることが好きなので「学者になる」みたいな夢を抱くのも悪くはありません。しかし僕は「知識」よりも「創造性」が優先なので、何かを創る職業(クリエイター・デザイナー)などを目指して、そのなかで知識を活かすということもできるなぁと気づくわけです。

 

 

アンサーの具体例

1 あなたはどんな価値観で育てられましたか? 自分のいまの思考体系は、それらの価値観を反映しているものですか、それとも育てられたものとは違う視点で世界を見ていますか?

親がよく口にしていたことや行動方針をまとめてみました。

  • 常識的に考える→世間の常識が間違っていることもある。新しいアイデアを考え続けるべき
  • 規則的に生活する→生活スタイルが乱れないこと、掃除や片付けに余念がないことは最も尊敬する部分である。
  • 身を粉にして働くべき→お金よりも時間の方が大事じゃないかと思っている。若いうちだからこそ1つの場所で働くのではなく、個人の能力を伸ばしたいと考える
  • 節制する→貯金するぐらいなら本を読んで知識を貯めるという考え方をしている
  • 「O型だから」「若い子は」というステレオタイプ的な考えが根強かった→本当に正しい認識か?と考える癖がつき、結果的に根拠に基づく意見や知識を重視するようになった
  • 他人にも自分にも完璧を求めるため、人の悪口も言いやすい→自分も人からこんな風に言われているのではないか?と悪口に敏感になったかもしれない。悪口は言わないように心がけた。また人に迷惑をかけないことや気を配ることは大事に学んだ。
  • 小さい頃に内気で孤立しがちだった妹に「友達は少なくていい」とよく言っていた→「友達をたくさん作りなさい」という考えを押し付けられなかったのは母親に一番感謝している部分である。母は「周りにからかわれたり、孤立させられても勉強して見返せ!」というスタンスだった

振り返ってみると親の言動を見て、賛成している部分や反面教師にしている部分があります。特に親に逆らってまで持ち続けた価値観は、自分にとって大事な価値観である可能性が高いです。しっかりとチェックしておきましょう。

 

2 幼い頃や思春期における最も重要な出来事および経験は何ですか? それらが自分の世界観にどう影響を与えましたか?

スイミングに行っていたときに友達がつくれず自由時間はゴーグルをいじって時間をつぶしていた→幼心ながらも「孤立しているのは恥ずかしい」という認識があった。内向的であることにコンプレックスを感じた最も古い(記憶かも)

中学校のときに変な先輩と仲がよかったことでクラスで浮くようになった→友達は信用できないなと感じるように。その先輩と距離を置くようになっていた僕に母親が「周りの人がどう言おうが付き合いたい人と付き合うべき」みたいなことを言われ、図星をつかれた気分になったことを覚えている。

高校のときになかなか友達ができなかった→孤立しているだけなのに居心地が悪いことを不思議に思った

孤立していても堂々としていればそれなりに話せるようになった→問題は環境ではなく自分のメンタルの持ち方の問題だと分かった。今ではもっと威風堂々と孤独な高校生活を送らなかったことを後悔している。孤立する経験ができてよかったと思っている

 

3 職場や私生活で、どんな人たちを一番尊敬していて、その人たちのどんなところを尊敬していますか?

バイト先にいたコミュ力が異様に高い人。知らぬ間に色んな人と仲良くなっていて、話しかけるのに抵抗がないんだろうなと思った。自分には完璧には真似できない才能で、羨ましいと思った。

→自分にはないものを素直に認めて、力を借りることも大事。自分がすべてできる必要はないと思った。

 

4 一番尊敬していないのはどんな人で、なぜそんな風に思いますか?

中学校のときの担任。面談で「友達がいないこと」「内向的でコミュニケーション能力がない」ことを非難された→自分の価値観を押し付けることは非常に不快であると学んだ。人格を否定することはあってはならないと学んだ。一番納得がいかなかったのはハブられていたことに担任が気づいていないことだ。複雑な人間関係を理解することの大切さを学んだ

 

5 これまでで最高(最悪)の上司は誰ですか? そう思うのは、その上司が何をしたからですか?

僕の場合、上司がいた経験がまだあまりないので学校の先生にします。

 

最悪な先生→受験生のときに「勉強する意味が分からなくなった」と相談したことがある。「受験に合格するため」というアンサーだった。今考えると学びの楽しさや必要性がまったく感じられない。知識を学ぶ意味を正しく伝えたいと考えるようになった

最高な先生→専門学校をやめるときに「辞めて後悔しないの?」「やりたいことがあるんじゃないの?」と説得してくれた。「やることが決まっていないなら学校にいた方がいいよ」と論理立てて説得してくる教師が多かったなかで、共感的な説得をされたのが印象的だった。まぁ結局辞めたんだけど。人間はロジックだけで動く生き物ではないと学んだ。

 

6 自分の子供を育てたり、他人を指導するにあたり、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか? 

本を読むことの重要さは一番伝えたい

→本を読むことがなければ、未だに自分の性格で悩んでいただろうし、知識が増えるのは楽しいことだと分かっていなかった。本を通してアイデアが沸いてきて目標ができたし、趣味も増えた

 

「中庸」がもっとも大事だと言うこと。

→心理学を学んでいくうちに結局は普通の人間が一番幸せな気がしてきたから。ほどほどに優しくて、ほどほどに人と付き合って、ほどほどに仕事をするのが一番いい。強烈なキャラで自分の生存意義を見いだす必要はない

 

「周りに飲まれてしまうこと」は一番伝えたくない

→自分が居心地が悪い友だちづきあいをし続けたり、周りの価値に振り回されることになる。

 

 

 

 

【今日の心トレ】6つの質問と価値観リストのワークに取り組んでみよう(どっちかだけでもいいよ!)

【獲得経験値】

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