同調圧力に屈するな!10代からお酒やタバコをやる危険を知っておこう

お一人様のマニュアル

僕は20歳の今でも酒も飲まないしタバコも吸いません。10代の子に「マジメですね~」なんて言われたことがありますが、マジメどうこうの話ではないのです。

 

ちなみに話は脱線しますが、人間は「マジメですね」と言われるとイラッときます。「マジメ」という言葉は本来は褒め言葉にも関わらずです。

そこには「大人の価値観に縛られているのがダサいですね」という意味合いが含まれているからであります。

 

「お前はやらねぇの?ダセェな」という雰囲気が同調圧力を強め、お酒に興味がない人まで巻き込んで仲間で大騒ぎをすることになるのです。

未成年が酒やタバコをすることは大人への反抗の証であり、仲間との結託の証なのでしょう。なんとアホらしい。

 

今はお酒に手を出していないという未成年の方でもこの先友だちや先輩、もしかしたら親に進められることがあるかもしれません。

そのときに「ルールで決まっているから」という態度ではなく、自分の意思で「いらない」と言ってほしいのです。

そのためにもお酒とタバコのリスクを知っておきましょう。もちろん健康面でのリスクは承知の上だと思うので、今回はメンタル面のお話です。

 

未成年で飲酒するリスク

記憶力・集中力が落ちる

未成年から飲酒をすると記憶力・集中力が損なわれます

特に女性の場合は視空間認知機能が低下しやすいです。視空間認知機能が低下すると、計算する・道順を覚える・運転する・スポーツをする…などの能力が落ちます。

また、男性の場合は特に集中力が落ち、少しでも退屈になると続かなくなります。これは前頭前野の機能が低下して、自分を自制することが難しくなるからです。

 

カリフォルニア大学サンディエゴ校の精神科医であるスーザン・タパートによると、飲酒する10代と飲酒しない10代では能力が10%も差がつくそうです。

10%というのは学校の成績で言うと評定がワンランク分ぐらいの差です。飲酒をするだけでAの成績がBに落ちてしまいます。

 

飲酒量が増える

未成年でお酒に手を出すと、成人してからお酒を飲み始めた場合より将来的な飲酒量が増えることになります。

 

なぜなら、未成年の脳は発展途上だからです。発展途上ということは変化しやすいということでもあります。

未成年がお酒を飲むとドーパミン受容体の数が減り、お酒への耐性が強くなります。すると、少ない量では満足できなくなり、飲酒量がどんどん増えてしまうというわけです。

 

未成年でタバコを吸うリスク

タバコでIQが下がる!?

未成年がタバコを吸うとIQが下がりやすくなります

イスラエルの軍に所属する若者を対象にした喫煙調査を見てみましょう。2万人の若者を調査したところ、18歳から21歳の間に喫煙をし始めた人はIQが低下している傾向があったそうです。

特に1日1箱吸うような若者はIQの平均スコアよりも10ポイントほど下回るそうです。(平均が100に対して、ヘビースモーカーの若者は90前後です)

 

鬱になりやすくなる(かも)

タバコはメンタルにも大きなダメージを与えます。未成年でタバコを吸うと鬱になりやすくなると言われています。

実際に、フロリダ州立大学の研究者がラットを使った実験では若い時期にニコチンをさらしたラットは成長してからうつ病に似た行動をとるようになったそう。

動物実験なので絶対とは言えませんが、人間でも起こり得ます。

 

理由としてはニコチンがセロトニンの生成にダメージを与えてしまうからです。セロトニンは安らぎホルモンと呼ばれ、メンタルの安定にはかかせない神経伝達物質です。

一昔前はセロトニンがうつ病の原因とされていました。抗うつ剤にもセロトニンが含まれます。最近ではうつ病の根本原因はセロトニンではないとされていますが、セロトニンが不足することでメンタルが落ち込みやすくなることは確実です。

 

「1本ぐらいなら…」は大間違い!未成年から1本でも吸うと依存しやすくなる

未成年からタバコを吸うと、大人になってからタバコをするよりもタバコに依存しやすくなります

理由は未成年の発達しきっていない脳にあります。脳が発達しきっていないということは柔軟性も高いということです。

タバコを覚えた未成年の脳はニコチンの受容体を増やしてしまうので、将来的に依存しやすくなってしまうのです。

 

マサチューセッツ大学メディカル校の調査によると、未成年は月に1本でもタバコを吸うと中毒になってしまうそうです。調査を要約すると、

  • 1200人の未成年を4年に渡って追跡調査
  • 未成年の段階で喫煙量を自己申告してもらった
  • 追跡した結果、月に1本でも吸っていた未成年の3分の1は、2年後も禁煙できない状態にあった

という内容です。

たった1本でも依存するほど未成年の脳は影響されやすいとおぼえておいてください。

 

タバコに依存すると禁煙したときに禁断症状が出るようになります。タバコがないと集中力が保てない・イライラする・眠れない…といった状況です。

 

 

タバコは飲酒量が多くなる

未成年からタバコをすると飲酒量が多くなり、アルコール依存症になりやすくなります。アルコール依存症になる割合は成人してから喫煙するようになった人の10倍にも及ぶとか。

理由はニコチンにはお酒への耐性を高める働きがあるからです。タバコを吸い始めると少ないお酒では満足できなくなってしまいます。

タバコとお酒の負のループが始まってしまうのです。

 

その他

他にも未成年の喫煙は注意欠如多動性障害(ADHD)のリスクも高めるそうです。

 

【今日の心トレ】未成年の飲酒・喫煙のリスクを理解して断れるようにしよう

未成年の飲酒のリスク:記憶力や集中力の低下、将来的な依存

未成年の喫煙のリスク:IQの低下、うつ病、アルコールと喫煙の将来的な依存

 

親御さんへ。家庭では飲酒・喫煙への厳格な指導を!

もしも親御さんが読まれているのなら、家庭で未成年の飲酒・喫煙に対して断固反対の姿勢を見せてください

 

さすがに喫煙を勧める親はいないと思いますが、「お酒ぐらいなら」と思ってしまうかもしれません。ですが未成年がお酒を飲むと発達しきっていない脳にダメージを与えてしまうのは説明したとおりです。

家庭ではお酒を勧めないことはもちろん、子供さんが外で飲むことも止めさせてください。

 

子供は親の未成年の飲酒への姿勢に強く影響されるからです。

 

ペンシルバニア州立大学のケイトリン・エイバーの調査が参考になります。400人のティーンを対象にした調査によると、親が絶対に飲酒を認めないと未成年で飲酒をする可能性が少なくなるそうです。

逆に親が飲酒への規制がゆるくすると、大学に入ってから危険な飲酒をする確率が高まります。

 

「ちょっとぐらいなら」という親の判断が、子供に強く影響してしまうのです。

 

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