難解な本をスラスラ読む!国語力を活かす読書の仕方

学習法・読書法

今回は、アメリカのボールステイト大学が考案した「メタ認知リーディング」を読書に応用していきます。

メタ認知リーディングとは、自分の理解度を確かめながら読解していく手法で、難しい文章を読むときに効果的です。

今回は「DXの教本」という本を例にあげて解説していきます。

 

ステップ1.テーマ決め

まずは内容の下調べから始めます。書籍のタイトル・目次・見出し・イラストなどをチェックし、どのようなことが書かれているかをざっくりとつかみましょう。

自分がその本をなぜ読むのか?とテーマを決めるといいでしょう。

例:
  1. この本を通して会社でデジタル化を進めて業務を効率化する手法が知りたい
  2. 役に立たない顧客管理のシステムをどうにかしたい

 

ステップ2.パラパラ読み

次にパラパラとページをめくって斜め読みをしていきます。

内容の基本的な部分を掴むことが大事なので深く読む必要はありません。以下のことを意識しながら読んでいきましょう。

  1. ページをめくりながら重要そうな単語をチェックする
  2. チェックした単語について重要だと思った理由を書いておく
  3. わからない単語は意味を調べて書き込んでおく
  4. できればマインドマップを作成して、全体像をつかむ

 

例:
  1. デジタイゼーションとは何か →アナログのものをデジタル化する行程
  2. デジタライゼーションとは何か→業務のプロセス自体をデジタル化する
  3. デジタルトランスフォーメーションとはどういうことか →新しい価値を創出すること
  4. ROIとは何か→費用対効果を検証することができる

[マインドマップ]

 

ステップ3.結論追い読み

さて、パラパラ読みで全体をつかめたら次はじっくりと読んでいく工程に移ります。

 

パラパラ読みで分からない単語を調べておき、本の骨組みを掴んでおくとスラスラ読めることに気づくと思います。それでも文章が難解な場合は、文章の構造を意識すると文章を捉えやすくなります。

  1. 「そのため・つまり・したがって」など結果を示す接続詞に注目して結論を探す
  2. 「なぜなら・~のように・なので」など理由を示す接続詞に注目して、結論の根拠を探す

特に大事なのは結論の部分です。「結局何が言いたいんだろう?」「ようするに~~ということだな」と結論を確認しながら読みましょう。

 

また読みながら以下の視点も意識してみましょう。

  1. 学んだ内容をどんなことに活かせるか?
  2. 基礎知識として覚えておくべきポイントはどこか
  3. 各段落で自分にとって意味がわからなかったところはないか?

「この知識は将来役立つだろうか?」「どんなことに活かすことができるだろうか?」とアイデアを考えながら読むことが大事です。知識の実践を前提に本を読むことで、使える知識だけを優先的に拾うことができます。

例:
  1. 【本の内容】アナログの伝票、資料などをデジタル化していく。Wordの文書を印刷するのではなく、Wordのファイルを共有できるようにしておけばいい→【自分のアイデア】紙媒体のプリントとして配布せずに、メッセージで一括送信できるようにする
  2. 【本の内容】電話やファックスを使うところをデジタルにしていき効率化するべき→【自分のアイデア】電話ではなくソーシャルサービスで顧客管理をする
  3. 【本の内容】Netflixはビデオを動画サービスとして配信するデジタライゼーションを起こしただけではなく、月額課金システム(サブスクリプション)という新たな価値を創出した→【自分のアイデア】仕事のノウハウをクラウド上に保存し更新していく。新たな気付きがあれば追記することができるし、研修の際にも使うことができる
  4. レガシーシステム:自社システムの開発者がいなくなり中身を確認・修正することができなくなっているシステム→何度も出てきたキーワードだから覚えておこう

 

ステップ4.仕上げ読み

この段階では最終段階なので本の内容を自分の言葉で説明できるレベルを目指します。

ステップ3の結論読みで自分が理解できていない点や、覚えておいた方がいい点に注目して読んでいきましょう。

読み終わったあとは、ステップ2のパラパラ読みの段階でつくったマインドマップを加筆・修正してみましょう。

 

【今日の心トレ】新しいジャンルの本を「メタ認知リーディング」で読んでいこう
  1. テーマ決め:「タイトル・目次・前書き」などから自分がその本を読む理由を考える
  2. パラパラ読み:全体像をつかみマインドマップを作成する。分からない単語の意味を押さえておく
  3. 結論読み:「そして」「つまり」などの接続詞に注目して結論を探す。「なぜなら」「によって」などの接続詞に注目して結論を裏付ける根拠を探す。得た知識について「どんなことに活かせるか?」と考える
  4. 仕上げ読み:理解できなかった部分を埋めていく。他人に本の内容を説明できるぐらいを目指す。マインドマップにまとめる。

このようなステップを踏みながら理解を深めていきましょう。

 

ちなみに、メタ認知リーディングは難解な本やまったく知らない新しいジャンルの本を読むときのテクニックです。すべての本でする必要はありません。

 

【獲得経験値】

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