科学的に絵心を育てる3つの訓練方法

学校では教えてくれない授業

「絵がうまくなりたい」「ポケモンみたいなキャラクターものをデザインしたい」という方へ。

今回は科学的に絵がうまくなる訓練法をまとめてみました。

 

絵がうまい人の3つの特徴

そもそも絵が上手い人の特徴とはどのようなものかという視点で、ノースカロライナ大学がまとめています。

絵がうまい人の特徴は、

  1. 見たものを手の動きに変換する能力が高い
  2. 見たものを記憶する能力が高い
  3. 特徴をつかむ能力が高い

という感じ。今回はそれぞれの能力を効果的に鍛える訓練法をご紹介していきます。

3つの特徴は、モンスターやキャラクターのデザインのセンスがある人にも共通しています。

 

まずは準備運動「ブラインド・コントアー・ドローイング」

ブラインド・コントアー・ドローイングとは、見たものを手の動きに変換するための訓練です。

やり方は簡単。対象物のみを見て、手元や紙は見ずに絵を描いていきます。ゲーム感覚でやってみましょう。

 

ナストケラトプスというトリケラトプスの仲間の恐竜をモチーフにして描いてみました。↓

まぁそうなるわな。(笑)

 

対象物を記憶する「ビジュアライゼーション」

デザインのセンスがある人は頭のなかで豊富なイメージを持っています。つまり絵のうまい人ほど見たものを記憶する能力に長けているのです。

ですから、絵を見てから記憶する訓練をしていきましょう。

  1. 1分程度絵を観察する
  2. 絵を見ずに記憶だけを頼りに描く

たったこれだけですが、結構難しいです。ナストケラトプスでやってみましたが…

この出来。角の立体的な感じの出し方とか、足の位置とか、見ながら描いたら描けそうな部分が全然描けませんね。

 

豊富なイメージを頭のなかにストックしておけば、イメージを組み合わせて新しいデザインをつくったり、いろんなポーズで描いたり出来ます。記憶の訓練はぜひしておきましょう。

モノではなく空間を描く「ネガティブドローイング」

2014年にロンドン大学が行った研究によると、絵が上手い人は空間と対象物の関係性をとらえるのがうまいという風に言われています。

そこでお勧めできるのがネガティブドローイングという訓練法です。

 

ネガティブドローイングは対象物を書くのではなく、対象物が作り出す空間を書いていく手法です。

分かりにくいかもしれませんが、ナストケラトプス自体ではなく、ナストケラトプスの間にある空間を意識して書いています。「足の間はこのぐらい空いているな」とか「角とくちばしの間の空間はこんな形だな」という感じです。

 

デフォルメ化の肝は「ビジュアルセレクション」だ!

絵がうまい人は対象物の特徴を選びとるのがうまいです。特徴を選びとる技術をビジュアルセレクションと言います。

 

ニューヨーク市立大学の研究によると、アーティストと一般人を比べたところアーティストは 絵の必要な箇所だけを抽出する能力が高いことが分かっています。

研究の内容としては、被験者に70本の細いテープと象の写真を渡し、「できるだけ少ないテープで像を表現してください」という風な課題を与えるというものです。

一般人が何本もテープを使ってもゾウに見えないものが、アーティストは少ない本数で表現することができたとか。

 

動物をデフォルメ化してモンスターにするときにも、動物の特徴的な部分を抜き出す技術が必要になります。

動物をモチーフにしたポケモンを見てみると、その動物の特徴的な点である牙や角などは大きく誇張されて描かれています。対して、手足など特に特徴がない部分は小さくシンプルに書かれています。

まさにモンスターを描く際には、ビジュアルセレクションの技術が欠かせないようです。

 

ナストケラトプスは横向きに曲がった角や出っ張ったくちばし、フリル(盾みたいな部分)が特徴的です。なのでこの辺は誇張して描いてみましょう。

こんな感じ。訓練を積み重ねて上手に描けるのを目指します(笑)

 

【今日の心トレ】絵の訓練をやってみよう
  1. 対象物だけを見て描く
  2. 対象物を1分で記憶して描く
  3. 対象物の間の空間を意識して描く

【獲得経験値】

 

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