今回は心理学のブログっぽいテーマを取り上げてみたいと思います。
様々な「バイアス」についてです。バイアスとは特定の条件のもとで考えが歪んでしまうことです。
さっそく解説していきます。
正常性バイアス
正常性バイアスとは、「自分だけは大丈夫」と考え、自分に都合の悪い情報をスルーしてしまうバイアスのことです。
2021年2月現在では新型コロナウイルスが流行っています。しかし「自分だけは感染しない」「自分は軽い症状ですむだろう」と根拠のない自信を持ち、対策を怠る人はまさに正常性バイアスに陥っていると言えます。
確証バイアス
確証バイアスとは、自分の信念に近い情報ばかりを集め対立する情報を無視してしまうバイアスのことです。
例えば、「占いは信頼おける歴とした技術だ」と信じこんでいる人は、占いの信用性を語る本ばかり買い漁り、占いを否定する情報を無視したりしがちです。
後知恵バイアス
後知恵バイアスとは、すでに結果として起こったことを後になって「予測可能だった」と考えてしまうバイアスです。
「やっぱりそうなると思ったのに」「最初から思ってたんだよな」と後になってから弁明する人がいますが、まさに後知恵バイアスに陥っている例と言えます。
僕の経験談になりますが、僕は以前占いを心理学だと信じこんでいました。占いのなかには人を観察して性格を当てるというものがあります。僕は実際に占いの本で勉強して一生懸命いろんな人の性格を分析しようとしていました。
その人と一緒にいれば徐々に本当の性格が分かってくるわけですが、もし最初に占いのメソッドで分析した性格と違っていても「いや、やっぱりそうも思ってたんだよな」と後になってから考えて、あたかも自分の推測が最初から当たっていたように捉えて自己満足してしまっていました。
もちろん、占いによる性格診断は当てになるものではありません。後になってからではどうとでも言えるのです。
内集団バイアス
内集団バイアスとは、「自分達が所属している集団は優れている」「自分達が正しい」と思い込むバイアスのことです。
例えば、よくアイドルグループのファンの人が「自分達が応援するグループの方が優れている!」とか「こっちのグループの方が顔面偏差値が高い!」なんて論争をしていますが、内集団バイアスと言えます。
バイアスに囚われて痛い書き込みをしないようにしましょう。
頑固親父はこうして出来上がる!「保守性バイアス」
保守性バイアスとは自分の過去の経験に囚われて新しいものを正当に評価しようとしないバイアスです。
いわゆる頑固親父的な考え方のことです。年寄りが言う「携帯電話はガラケーが一番!スマホなんて使いにくい」なんてのは、まさに保守性バイアスに陥った典型的パターンです。
持続性バイアス
持続性バイアスとは、自分が今感じている感情がずっと続くだろうと謝った見積もりをするバイアスのことです。
例えば、自分が今楽しくてハマっていることがあったとしましょう。「自分は人生でやりたいことはこれだ!」と思って、今している仕事を辞めて自分がやりたいことができる職場に転職しました。しかし実際にはマイブームが終わると興味を失い、転職したことを後悔する…。
持続性バイアスに囚われるとこのような結末になってしまうのです。
持続性バイアスに陥ってしまう他の例と挙げるとするなら、結婚相手を選ぶ際でしょう。
「自分は生涯愛することができるパートナーを見つけた!」と思っていても、2、3年もすれば共同生活にウンザリしてしまうかもしれません。
ハッピーな感情にしろネガティブな感情にしろ、思っているほど長くは続かないものなのです。
多数派同調バイアス
多数派同調バイアスとは、「大多数がやっていることだから正しいんだろう」「周りに合わせておけば安心」と思い込むバイアスです。
多数派同調バイアスはなかなか恐ろしいバイアスです。例えば、明らかに煙が立ち込めていて火事が起こっていることが分かるのに、「周りの人が逃げないから大丈夫だろう」と思い込んで自分も逃げない…なんてことも起こり得ます。
ときにバイアスは命の危険にもつながってしまうn
【今日のクエスト】バイアスについて理解をしておこう
【獲得経験値】
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