不登校の原因がわからない!カギは「性格タイプ」にあった

不登校の原因

「子供の不登校の原因がわからない…」

原因がわからないと対処のしようがなくて困ってしまいますよね。

 

そこで今回は不登校の原因として考えられるものをできる限り挙げてみました。

 

しかし、原因を知るだけでは不登校を解決することにはなりません。

ポイントは表面的な原因だけでなく、心の底(=根本的な原因)を知ることにあります。

そして心の底を知る手がかりこそが、受精卵のときに決まり一生変わらないと言われている「性格タイプ」なのです。

僕のカウンセリングで使っているエニアグラム性格学という性格分析技術は、CIAでの要人分析やや大企業の人材育成でも使われている信頼性の高い学問になります。

 

これを理解していないと子供に「余計なことしないでよ!」「どうせ私の気持ちなんか分からない」と言われるはめになってしまいます。

 

 

「原因を取り除く=不登校を解決する」となるとは限らない

例えば、不登校の原因がいじめだとしましょう。しかし「いじめで学校に行けない」と言っても心の中はそう単純ではありません。

「気にしい」な子供は「いじめられている自分を見られるのが恥ずかしい」という本当の原因を持っています。

それなのに、(極端な話ですが)親が学校に乗り込んで教師や加害者の生徒を詰問したら子供はどう思うでしょうか?

親としては不登校の原因であるいじめを解決しようとしたのですが、子供にとっては余計に学校に行きづらくなりますよね。

このように原因の解決=不登校の解決となるとは限らないというわけです。

心の原因に目を向けてあげることで初めて不登校の子供と向き合うことができます。心の原因を探るための手がかりが性格タイプなのです。

 

「なんで学校に行かないの?」は言わないように

不登校の原因を本人に確かめようとするのはNGです。

なぜなら、「不登校の原因さえ取り除けば学校に行けるんだよね」というプレッシャーを与えることになるからです。

例えば、学校の成績が思うように伸びないことが原因で不登校になったとします。

だからといって、「成績が上がって自信がつけば学校に行ってくれるんだ」と勝手に思い込み、無理やり塾などに行かせようとしても効果はないでしょう。

 

根本の原因はすべて「性格タイプ」にある

「勉強ができないから」「友だちがいないから」などは表面的な原因にすぎません。

本当の原因はその子の気質(性格)からくる心の原因です。

 

例えば、勉強ができないから学校に行きたくないと一口に言っても、

・プライドの高い子なら「勉強についていけない自分が恥ずかしいから行きたくない」のかもしれませんし、

・のんびり屋なタイプなら「勉強ついていけないからもういいや、てか学校に行く意味もないや」と考えるかもしれません。

 

プライドが高い、のんびり屋というのは性格タイプから分かります。

「勉強についていけない自分が恥ずかしいから行きたくない」
「勉強ついていけないからもういいや、てか学校に行く意味もないや」
というのは性格タイプごとの心の原因です。

 

つまり、性格タイプを知っておけば心の底(本当の原因)も分かるのです。

僕のカウンセリングでは子供の性格タイプを9つから分析し、そのタイプにあった不登校指導を教えることができます。

 

 

不登校の3大原因は「無気力・不安・友人関係」

不登校の原因は、年代によっても違いますが、無気力と不安、そして友人関係が大きな割合を占めています。

 

※「不登校の主な8つの原因とその対応方法」より引用

 

それぞれの原因について考えていきましょう。

 

不登校原因1.不安

不安というのは他の原因にも直結します。

勉強や進路のことが不安なのかもしれませんし、友達に嫌われたり無視されたりするのが不安なのかもしれません。

 

本人が気質的にどんなことに不安を覚えやすいのかを把握する必要があります。

例えば、気質的に友達が少ないと安心できない子供もいますし、逆に友達がいなくても意に介さない子供もいます。

気質的に教師を怖がりやすい子供もいますし、反抗的になる子供もいます。

 

同時に不安を感じやすくなっているのは生活習慣にも関係があります。

例えば、食事がバランスよく取れておらず栄養が不足しているのかもしれません。

不安を抑える脳の神経物質の中に安らぎホルモンと呼ばれるセロトニンがあります。栄養が不足していると、セロトニンを十分に分泌できていないのかもしれません。

 

不安を感じる心の底

→「勉強への不安」「将来への不安」「友達に嫌われるか不安」「ハブられるか不安」「教室に入った途端に不安」

 

不登校原因2.無気力

無気力(アパシー)は小学、中学、高校とどの年代の子供にも多い不登校の原因です。

無気力にも様々な心の原因があります。

例を挙げてみると、

自分が志望する学校に合格できなかった挫折感からかもしれませんし、
もともと面倒くさがり屋で何かを達成する願望が低いのかもしれませんし、

無気力を直すには、叱りつけて無理やり学校に行かせるのではなく、気力が湧いてくるような目標を見つけさせることが大事です。

 

無気力を感じる「心の底」

→挫折感から「もういいや」、「学校なんて意味あるの?」、「夢を言ってもどうせ否定されるし」

 

不登校原因3.友人関係

いじめ、イジリ、友達グループから外されるなどの人間関係のトラブルです。

 

いじめ?イジり?

一口に「いじめ」と言ってもそう簡単な話ではありません。

 

例えば、周りからすると「イジり」のつもりだったのに、本人は「いじめられている」ような気がして学校に行きたくなくなったという例もあります。

「嫌なことでもハッキリと拒絶できない」性格が災いしているのかもしれませんし、
・本人が「バカにされているのではないか」とマイナスに考えすぎてしまっているのかもしれません。

 

友達ができない・クラスにとけこめない

いじめなどではなく、友達ができないことが原因の例もあります。

「友達がいないと周りに知られることが恥ずかしい」のかもしれませんし、
・単純に「孤独に耐えられない」のかもしれません。

 

友達関係の心の原因

→「みんながバカにしているのでは?」「友達がいないのを笑われているのでは?」「誰とも仲良くなれなくて寂しい」「教室に入ったらみんなの視線を感じる」

 

 

不登校原因4.朝起きない

現実逃避で起きられないタイプ

正確に言うと「起きられない」のではなく「起きたくない」のです。

不登校になっている子は、みんなが家族が起きて兄弟が登校するときに「自分だけは学校に行けない」という罪悪感を感じます。

その罪悪感から逃れるために眠ってしまうのです。眠っていれば何も考えずに済みます。

つまり朝起きたくないのは現実逃避ということです。

 

起立性調節障害

起立性調節障害という病気によって起きることができないこともありえます。

起立性調節障害とは朝起きようとしても頭に血がのぼらず、体を起こそうとすると頭痛やめまいがおきてしまう症状です。

 

昼からは元気になるのでサボりだと間違えられがちですが、病院での診察が必要となるでしょう。

 

「昼からでも行ってよ」とお願いしてもなかなか行ってくれない子もいます。

そういう子は、
「途中から教室に入るのは恥ずかしい」という自意識過剰なタイプや、
「中途半端なことはしたくない」という完璧主義的な考え方をしているタイプが考えられます。

 

 

 

朝起きられないタイプの心の原因

→「学校のことを考えたくない」

→「どうしても起きられない」「途中で参加するのは恥ずかしい」「行くなら朝から行きたい」

 

 

 

不登校原因5.勉強遅れ・成績不振

宿題が間に合わなかったり、授業についていけなくなったりするのがキッカケで不登校になる子もいます。

 

冒頭でも言ったように、

「勉強についていけないのが恥ずかしい」と感じる子もいますし、
「勉強を頑張りすぎて疲れてしまった」という燃え尽き症候群の子もいます。

あるいは「志望校に向けて勉強していたけど志望校に受かったら目標を見失ってやる気を無くしてしまった」という例もあります。

 

勉強遅れ・成績不振の心の原因

→「勉強ができないのが恥ずかしい」「疲れてしまった」「目標が無くなってしまいやる気が出ない」「自分は無能だ」

 

 

 

不登校原因6.親子間のトラブル

親に依存して離れられなかったり、家で暴力を振るって学校どころではなくなっているタイプの不登校です。

多くの場合は、親子で性格が一致しておらず親が子供の考えていることを理解できていないのです。

子供のことが理解できていないと、「うちの子供は変だ」と思いこんで口やかましくなったりします。

 

例えば、外向的な親にとって内向的な子供は何を考えているのか分かりません。

そのときに「グズグズするな」「もっと愛想よくしなさい」など気質的に苦手なことばかりを要求するのではなく、その気質のいいところに目を向けてあげましょう。

 

 

 

不登校原因7.体調不良・精神病

学校へ行こうとすると頭痛に襲われるなど、何らかの体調不良があるタイプです。

他にも様々な症状があります。

ですが共通しているのはストレスによる体調不良は、共通して真面目で優しい性格に多いです。

こういった点からも本人の性格をよく理解しておくことが重要です。

 

 

 

不登校原因8.引きこもり

ここでの引きこもりは家の中でもほとんど顔を合わせずにメールだけでやり取りするなどの状態を指すこととします。

大人になってもズルズルと続くことがあるので、急速の対応が必要です。

 

不登校原因9.依存

ゲーム、ネットなどに依存するタイプです。

このタイプは現実でのストレスから架空の世界に逃避するのです。

このタイプはゲームに依存しているわけですから、無理やり取り上げるなどの好意は厳禁です。

 

 

不登校原因10.学校に対する違和感

明確な原因が本人にも分からない場合があります。

それが学校に行くということに対するぼんやりとした違和感です。

 

例えば、こんな例が挙げられます。

  • 学校でいじめが行われていた。自分はいじめられてもいないし、いじめに参加してもいないが、学校に行くことがバカらしくなって学校に行かなくなった
  • 学校の授業の進行が遅いので一人でページを進めて先に勉強していたら注意された。学校は学ぶところなのに自主的に学ぶのを止めさせられたので学校に行かなくなった

このように不登校児には頭のいい子や人と違う視点を持っている子が多いです。

しかし、このような違和感は心で思っていても「どうして学校に行かないの?」と問い詰められると言葉でうまく言い表せないのです。

 

サボりのように見えても、実はいろんなことを考えていることだってあります。

こういう子たちの理解も必要となるでしょう。

 

その他の原因

他にも不登校の原因は様々です。

  • 学校の先生が怖くなって
  • 部活についていけなくなって
  • 母子家庭(または父子家庭)のショックや分離不安から

などなど不登校の原因は考え始めるとキリがないのです。

 

 

 

キッカケと原因は違う

不登校のキッカケと不登校の原因は似ているようで別のものです。

これを間違えると不登校を解決することはできません。

 

例を挙げてみましょう。

小学生の男のこの例です。

この男の子は体調を崩しやすい妹を持っていました。普段から優等生で勉強を頑張りながらも、家では妹の世話をしていました。

あるとき席替えで授業中におしゃべりが多い子の近くの席になりました。

授業に集中できなくなり学校が嫌になったので不登校となりました。

この事例において、おしゃべりが多い子の近くに席が移動して授業に集中できなくなったというのは不登校のキッカケです。

根本の原因妹の世話と勉強を両立させることに疲れてしまったことです。

 

この不登校を解決するには男の子の負担を減らし、頑張りすぎない工夫をすることが先決です。

それなのに、キッカケに過ぎないおしゃべりな子を注意したりその子に謝らせたりしても解決することはできません。

 

 

「気質」のカギで心の扉を開ける+コーチング

子供の気質を知るということは、不登校の心の原因に近づくことができるということです。

例えば、「人から認められたい」という気質を持っている子供が受験に失敗して自分の志望した学校に行けず不登校になったとしましょう。

「人から認められたい」という気質を知っていれば、受験の失敗がどのような影響を与えているのか分かります。

 

 

気質を利用して不登校を解決するコーチングをすることもできます。

例えば、「この学校で一番になればいいじゃん」と励ませば、新たな目標をつくることができますし、人から認められたい欲求を満たすこともできます。

 

このように不登校の心の原因にたどり着き、適切なコーチングをすることが不登校解決の近道なのです。

 

僕のカウンセリングでは、子供さんの気質を特定することとそれに対するコーチングの仕方を教えることをしています。

 

「性格タイプ」を使ったカウンセリングの手順

  1. 性格タイプを診断する
  2. タイプの傾向を手がかりに不登校の原因究明をする
  3. タイプに合わせて不登校解決のコーチングをする

 

ここで1つ、不登校の原因究明の例を、実際のカウンセリング様式で分かりやすく示したいと思います。

もちろん僕のカウンセリングを受けて頂かなくても、性格タイプテストを子供の心の底を知れますから、不登校の原因を推測することはできますよ。

 

不登校の原因究明をする

 

山影
山影

性格タイプテストの結果からこの子は「平凡を嫌い、特別でありたい」という願望を根底に持っている気質のようです。

相談者
相談者

…どういうことでしょうか?

山影
山影
 

自分は周りとは違う人でありたいと思っているんです。言わば芸術家タイプですから独特な雰囲気を持っていたり、人が思いつかないようなことを考えたりします。

相談者
相談者

確かに子供に当てはまっている気がします。「変わっているね」と言われるのを嬉しがっている節があるというか…

山影
山影

芸術の才能や他の人とは違った特技があれば健全に生きられますが、それを見いだせないと「自分は平凡で価値がないい」とふさぎ込んでしまいます。

 

山影
山影

芸術家が急に作品を作れなくなってしまうのと同じように、壁にぶつかると落ち込んで鬱状態になりやすいタイプでもあります。

相談者
相談者

まさにそうです。大袈裟に感じるほど落ち込んでいるときがあります。

山影
山影

「自分は不登校だ。恵まれていなくて可哀想だ」と認識し、不登校であることで特別な自分を見出している節があります。

相談者
相談者

「学校に行くことは平凡だ」と思っているのですね?

山影
山影

その通りです。

 

 

コーチングをするための作戦会議

ここで言うコーチングとは子供の心の底が分かった上で不登校解決のための指導をすることです。

 

相談者
相談者

山影さん、不登校になっている心理はなんとなく分かりましたが、実際に学校に行かせるためにはどうしたらいいですか?

山影
山影

そうですね。子供さんは自分が特別でありたいという欲求を持つので、学校に行くということをスペシャルな感じに演出してみてはいかがでしょうか?

相談者
相談者

スペシャルな感じに?

山影
山影

学校でちょっぴり奇抜なことをさせてみるとか。

例えば、お母さんの方から「学校が退屈だと思うなら、休み時間に医学書を読んでみたら?あなたDr.X好きじゃない。あ、でも周りから変だと思われるからダメか」などと言ってみるのです。

 

相談者
相談者

なるほど。でもそんなことで本当に変わりますか?私なら逆に行きたくなくなりますけど…

 

山影
山影

そこがポイントなんです。他のタイプでは効果がなくても子供さんの性格タイプにだけ効果がある。それが性格別のコーチングなんです。

 

このように、相談者さんとの作戦会議の段階では子供さんをよく理解した上で「なぜ学校に行けないのか?」「どうすれば学校に行きたくなるのか?」を一緒に考えていきます。

後は作戦会議で考えたことを実践してみるだけです。

 

 

※参考:「不登校は9タイプ」

 

 

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