友達がいないで不登校に…「スパイ登校」で解決!?

不登校の事例
相談者
相談者

中学1年生の息子なのですが、転校先の中学校に登校できないのです。

山影
山影

そうですか。転校ということでまだクラスに馴染めていないのかもしれませんね。

相談者
相談者

そうなんです。息子は「学校に言って話す人がいないままなのが怖い」「学校への未知の恐怖がある」などと言っています。

山影
山影

怖がりな性格なのですね。普段は明るくて活発な子ですか?それとも大人しくて一人でいる方が好きな子ですか?

相談者
相談者

普段は明るい子なんです。学校の行事でスキー合宿があったときはスキーウェアを買ってあげたらすごく喜んでいました。

山影
山影

そのスキー合宿には行けたのですか?

相談者
相談者

すごく緊張して朝は何度もトイレに行っていましたけどね。そういう憎めないところもあるんです。何とか乗り切れたようですが「楽しかった」とか「友達と話した」という声は聞けなかったですね。

山影
山影

お母さんから見て不登校のキッカケのような出来事はありますか?

相談者
相談者

転校してから割とすぐ不登校だったのでやはり転校かと。

ただ、父親が口うるさくしたり、兄と比べることも多かったですね。それが原因ということはありますか?

 

友だちがいないことが苦痛になる

まず、学校に未知の恐怖を覚えると言っている点は怖がりな性格であることが分かります。

 

エニアグラム性格学で言う「防御型(タイプ1,4,7)」に属する気質タイプでしょう。

 

その中でも明るくてたくさんの友達を必要とする寂しがりやなタイプは、タイプ7と判断できます。

 

「タイプ7」とは「自分が満たされていたい」という欲求を特に強く持つタイプです。

活発でアクティブなのでスキー合宿などいつもと違う行事ごとには積極的です。

 

また、明るくて初めての人とでも打ち解けるコミュニケーション能力も持っているので友達関係で悩むことは少ないように思われがちです。

しかし、防御型なので表面的には分かりづらいですが怖がりで繊細な一面もあります。

 

自信のあるタイプ7なら、人と話すときに緊張しつつもその緊張を楽しむかのように人と楽しく交流します。

つまりタイプ7にとって人と関わるのはスリルのあるアトラクションのようなものです。

人との関わりをアトラクションだと捉えるということは、裏を返せば対人不安を持ちやすいということです。

この事例の男の子は出来の良い兄と比べられているように感じているので自己肯定感が低くなっており、対人不安の方が勝ってしまったのでしょう。

 

Type8 ショウ
Type8 ショウ

アゲオなんて緊張したりしなさそうなのにな。

Type7 アゲオ
Type7 アゲオ

オレっちは追いつめられたときこそ、笑ったりふざけたりして紛らわすんすよ。

でも、萎縮しちゃって友達が全くできないことだってありえるんす。

タイプ7にはスパイ作戦

「学校への恐怖心がある」というのはスパイ作戦を使えば解決の見込みがあります。

「学校までは入らず校門にタッチしてきて」などという普通の登校刺激をするのですが、「学校の誰にも気づかれないように」などという風にゲーム性のある条件を課すのです。

 

ゲーム感覚で登校刺激をすることで、本人にとっては学校への恐怖よりも楽しさの方が大きくなります。

そうして学校の近くに行く内に恐怖心も和らいできます。

 

Type7 アゲオ
Type7 アゲオ

なかなかトリッキーな解決策っすね。

Type8 ショウ
Type8 ショウ

でも実際に成功した事例はあるらしいぜ。

ただ、大胆な策に出るときは子供に合っているかどうか考えねぇーとな。

 

 

 

参考文献:「不登校の子への援助の実際」

Type1 キリト
Type1 キリト

本記事はこの書籍の事例をやや改変を加えて会話形式で紹介している。

山影テレフォンに依頼された事例を許可なくここに書くことは一切していないから安心するのだよ。

 

 

 

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