パンプキンシードは、栄養価が豊富でとても美味しいのでお菓子として食べてみたい気持ちもあります。
ヨーグルトに入れたり、手作りグラノーラの材料にしたりできます。
ただし、パンプキンシード自体が珍しく業務用スーパーでしか売られていなかったり、売られていたとしてもとても高かったり、植物油脂などの添加物がまぶられていたりなどなかなか気に入ったものがありません。そこで、かぼちゃの種からパンプキンシードを手作りしてみようという発想になりました。手間がかかるので心と時間に余裕がある時に暇つぶしがてら実践してみてくださいね。
カボチャの種から!贅沢で健康なパンプキンシードの作り方
材料・道具(10g分)
- かぼちゃ:半個~1個分
- 乾燥させる干しかご
- キッチンばさみ、もしくは爪切り
まずは半分から始めるといいでしょう。一度に大量に作った方が手間が省けるので、慣れてきたら1個分を推奨します。
アサヒ興洋 干しかご 3段 ブルー L 野菜 梅干し 干物 乾燥 折りたたみ 干し網 ドライネット 物干しネット アウトドア キャンプ
↑乾燥させる道具は食材を乾燥させる干しかごを使いましたが、100均の水切りかごでも構いません。
手順
- かぼちゃを半分に切って種とわたを取り出す
- 種と綿を分離させる
- 種を洗う
- 干しかごに種を並べて外にかけ、種を乾燥させる
- 殻を取り除く
- フライパンで煎る
難しい工程はないのですが、なんせ手間がかかります。(笑)
ステップ1:かぼちゃを半分に切って種とわたを取り出す
↑こんな感じでワタと種を本体から分離。スプーンなどでほじくると上手くいく
ステップ2:種と綿を分離させる
↑かぼちゃから取り出した種とわたを分離させながら、種の方をたっぷりの水を入れたボールの中に入れて洗っていきます。乾燥させた後にもう取り除くことはできるのでざっくりとでOKです。
↑こんな感じで、綿の方はさようならしましょう。
ステップ3:種を洗う
だいたい綿を取り除くことができ、種を抽出できたら、ボールの水を変えて種だけを洗っていきましょう。
↑こんな感じで種にひっついている綿の残りを除外。
↑小さすぎる種も除外。
目立つ綿や繊維が取り除ければ、完全に綺麗でなくてもOKです。
↑こんな感じで綺麗になる
ステップ4:干しかごに種を並べて外にかけ、種を乾燥させる
↑綺麗になったらザルを上げて、キッチンペーパーなどに広げてザックリと水分を取りましょう。
↑干しかごに広げて並べ乾燥させます。通気性が良いものを使ってください。
↑通気性は劣りますが、100均に売られている水切りかごでもOKです。種同士が重ならないように並べて日当たりがいい場所に置いておきましょう。
3日ぐらいで完全に乾きます。触ってみて湿っている感じがないぐらいが目安です。
↑3日ほど干しかごで乾かした結果がこちら。湿り気がとれてパラッと仕上がった。
ステップ5:殻を取り除く
ここからが大変な作業。外側の殻を剥いて、中の緑色の種だけを抽出していきます。
キッチンバサミや爪切りなどを使っていくといいでしょう。
↑爪切りを使って、殻の縁をモグモグと削っていく
↑縁が裂けたら、後は手でパカッと開けば中の緑色が見えてくる
↑ちょっと分かりにくいが、緑色のパンプキンシードが抽出成功。これが可食部分。
↑地道にパンプキンシードを取り出すこと20分、ようやくカボチャ半個分のシードが抽出完了。カボチャ半分で10g程度の収穫。寂しい。
パンプキンシードの活用法
食べるときはフライパンで煎る
ステップ5の殻剥きまで終わらせた状態のパンプキンシードを、フライパンの中火で2分ほど煎りましょう。
熱を通すことで甘みを引き出すことができます。
殻つきでも殻なしでも保存できる
保存するときには、状態によって保存期間が変わります。
- 乾燥させた後の殻を剥く前→保存袋に入れて常温で2ヶ月ぐらい
- 乾燥させた後の殻を剥いた後→保存袋に入れて常温で1ヶ月ぐらい
ステップ5で殻を向いた後なら保存は1ヶ月程度です。袋に入れて保存しておけばいつでも好きな時に食べたり料理に使ったりできます。
長く保存したいのであれば、殻をつけた状態で保存しておき、食べたい時にその都度剥くといいでしょう。
パンプキンシードの活用先
パンプキンシードは煎った後にヨーグルトに入れて食べるのが一番シンプルです。後はミックスナッツのなかに混ぜたりしてもいいですね。
コメント