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勉強は何のため?やる気が下がったときに考えたい「自己超越目標」とは

性格を鍛える

今回は学習を始めた最初の頃よりもモチベーションが下がっている人に向けた内容です。

  • 学校の勉強で「これって将来役に立つの…?」と疑問に感じて、やる気が出ない。
  • 資格を取ることが目的になってしまい、「この資格を取って何になるんだろう?」と迷いが出始めている。
  • 憧れで学習を始めてみたものの、何をしたいかが分からない。

例えば、何となくカッコいいと思ってプログラミングを始めた人がいるとします。しかし、何を作りたいのか分からない状態なら、演算や条件分岐、繰り返し処理などの概念を学んでも退屈になってしまうでしょう。

そこで今回は、「自己超越目標」を持つことでモチベーションを高める方法を解説します。

 

「自己超越目標」とは?

自己超越目標とは、自分の利益を超えた大きな目標のことです。例えば、「誰かを救いたい」「世の中を変えたい」といった人や社会のための大きな目的です。

自己超越目標を設定することによって、目の前の学習に取り組む意義が分かり、モチベーションを高められるわけです。

 

実際に、2014年にテキサス大学などの研究者が発表した論文によると、自己超越的な学習目的を考えることで成績が上がったことが示されています。

 

根拠となる研究
Boring but Important: A Self-Transcendent Purpose for Learning Fosters Academic Self-Regulation - PMC
Many important learning tasks feel uninteresting and tedious to learners. This research proposed that promoting a prosoc...

※論文内の複数の実験・調査のうち、一部を紹介しています。

内容

高校生を対象に、学校で学ぶ内容の学習目的について考えさせる短い介入を実施。被験者を以下の2つのグループに分けて比較。

  1. 自己超越グループ:「将来、学んだ知識を使って社会にどのように貢献できるか」といった内容について文章を書く。
  2. 比較グループ:自己超越的な目的とは関係のない内容について文章を書く課題を行った。

 

結果
  • 介入を一度行っただけにもかかわらず、その後数か月間の数学・理科の成績が改善した。
  • 特に、介入前の成績が低かった生徒で効果が大きかった。
結論

「この勉強は自分の将来のためだけでなく、社会に貢献するために役立つ」という意識が学習への取り組み方を変えたものだと思われます。

勉強していて「思っていたより地味だな……」と思うことはありますが、そんなときには

 

【実践】自己超越目標を設定して、定期的に振り返ろう!

ステップ1:学習の意味を考える

いきなり社会の役に立つかを考えるのは難しいため、「学習する→身につく知識・能力→できるようになること→社会貢献」と段階的に考えていきましょう。

柔軟に発想を広げて、自分の好きなことと結びつけてみるといいです。

 

例:歴史の勉強なら…
  1. 世界史を学ぶ
  2. 時代の流れ・文化・宗教・政治などを理解できる
  3. 小説を書くときに文化や宗教観をリアルに描ける。実際に起きた戦争の背景や展開をバトルの展開づくりに活かせる
  4. 作品に深みを持たせ、読者に新しい体験を提供できる

 

例:数学の勉強なら…
  • 数学を学ぶ
  • 論理的に物事を考える力や、数値を扱う力が身につく
  • 大学で統計学を学び、データを分析したり、論文を読み解いたりできる
  • 「エビデンスによると……」と根拠を示すことで、発信の説得力を高め、人の意思決定に影響を与えられる

 

例:英語の勉強なら…
  1. 英語を学ぶ
  2. 洋書・英字新聞・論文・海外サイトの情報を直接読める
  3. 日本語の情報が出る前に専門知識を得られる
  4. 海外の情報をいち早く日本語で紹介し、情報発信で先行できる

 

例:ITパスポート取得の勉強なら…
  1. 情報・ITの基礎を学ぶ
  2. プログラミングやシステム開発を学ぶ土台になる
  3. ITを使って業務を効率化したり、便利なサービスを作ったりできる
  4. 世の中の「不便」「面倒」を改善できる

 

ステップ2:一定期間は突き進もう

「本当にこれでいいのか?」と毎日方向転換するのではなく、一定期間は愚直にやるという考え方が大事です。

なぜなら、基礎を押さえているうちは、その知識が将来どのように役立つかは分からないものだからです。

 

ステップ3:習慣化しよう!

今回の内容を「◯◯したら、~~する」という一言にまとめましょう。毎日の習慣にする際の行動のきっかけになります。

例:
  1. 学習していてモチベーションが下がったら→「これを勉強することで将来どんな影響を与えられるだろうか?」と思い出す
  2. 「この方向性で合っているんだろうか…?」と不安になったら→目標のつながりを思い出す
  3. 学校の授業で「これって将来役立つかな?」と思ったら→ 「これを土台にすると、将来何ができる?」と考えてみる

 

まとめ

  • 「この勉強が社会にどう役立つか?」という自己超越目標を立てると成績が上がる
  • 個人の利益ではなく、他人や社会のための目標を立てることが大事
  • 「これって何の役に立つの?」と思ったら、「これを土台にすると、将来何ができる?」と考えてみる

勉強を続けていると、最初は面白かったことでも、基礎的な内容や地道な作業が増えて退屈に感じることがあります。今学んでいることが将来やりたいことのどこにつながっているのかを考えてみましょう。

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