勉強という点取りゲームの攻略本
戦略を知れば勉強は楽しくなる
学校の勉強が嫌なのは自主性が失われているからです。
というのも、人間は本来自分のやることを自分で決めたいという欲求がある生き物です。しかし学校では先生が「このプリントをやりなさい」 「この課題をやりなさい」など勉強においてやることが全て決められてしまっています。
これではせっかく勉強に興味のある人もモチベーションが上がらないのは当然とも言えます。
そこで能動的に勉強の仕方を学んでみましょう。
「このようにしたほうが効率が上がるのでは?」「こんな風に勉強をしたらやる気がアップするのではないか」と自分自身が考えて実践することで、勉強の楽しさが芽生えてくるのです。
例えばサッカーというスポーツでも、ただ玉を蹴っているだけでは楽しくありません。戦略を深く知って実践すれば、どんどん上達していってゲームとして楽しめるようになりますよね。
「読んでアンダーラインを引く」はまったく意味なし!「検索学習」がすべて
効率的に勉強を進める際のポイントは検索学習です。検索学習とはテキストやノートを見ずに記憶のなかから引っ張り出す学習法です。
例えば、問題集を解いたり、単語カードの表に「質問」を書いて、裏に「答え」を書いてからクイズの要領で復習をしたりするのはとてもいい勉強法です。これらは答えを見ずに思い出す検索学習の要素が入っているからです。
検索学習は普通にテキストを読むだけの学習よりも50%から70%記憶への定着率が上がると言われています。
対して、検索学習に当てはまらないものとは、教科書をただ読むだけ、ノートを見るだけ、アンダーラインを引くだけといった学習法です。どの方法も勉強した感覚にはなりますが、実際には記憶にとどまっていないことが多いです。
また、よくやりがちな「ノートまとめ」もやり方によっては非効率です。教科書を読みながらノートに要約していく人がいますが、ただ写しているだけです。
効率的にノートまとめをやるのなら、「教科書を読んで→一度閉じて→ノートに書く」という段階を意識すればいいでしょう。
とにかく、勉強するときは「答えを見ずに思い出すのが大事」と覚えておいてください。
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