5つの体位で比較!女性のクリトリスが最も興奮する性行為の体位は?

性愛力(18禁研究含む)

今回はパートナーを気持ちよくさせたい男性に向けた内容です。

  • パートナーがなぜ感じていないのか、どこを刺激すべきかわからない
  • どんな体位が女性にとって快感が強いのか知りたい
  • オモチャを取り入れたいけど、バイブや電マを使うのはやりすぎな感じがして抵抗がある

実は、性行為のときには膣内での動かし方よりも、クリトリスへの刺激を念頭に置くことが重要かもしれません。

 

「クリトリスが気持ちいいベストな体位は何か?」を超音波検査を使って調べた研究

2020年にNew H Medicalが発表した論文によると、さまざまな体位の中でも正常位や騎乗位が最もクリトリスを刺激できる気持ちいい体位なのではないかと示されています。

 

内容

男女の医師のカップル1組(32歳)を対象。性行為のときの体位によってクリトリスへの接触がどの程度起こるかについて調べた。

  • 対象者は自宅で5つの体位(騎乗位、対面座位、正常位、枕あり正常位、後背位)をそれぞれ10分間実施した。
  • 超音波検査を使って、5つの体位を行う前後でクリトリスの血流量を評価した。
  • また、男女の骨盤同士の接触部のうち、推進力(ここではペニスを前につく力)と重力がかかる箇所を図で表した。
結果
  • 後背位以外のすべての体位で、男性の皮膚とクリトリスとの接触が大きく見られ、クリトリスへの血液量が増加していた
  • 特に、動く人の重力の方向と推進する方向が一致する体位ではクリトリス血液量がより強く増加していた
    • 騎乗位(女性が主に動く)や、正常位(男性が主に動く)では血流量の増加が大きかった。

 

5つの体位で起きた詳しい変化は以下の通り。

  • 騎乗位では、女性が動く方向と骨盤にかかる重力の方向が一致しており、その結果クリトリス全体で大きく血流が増えていた。なお、血液増加が最大でないものの、最も均一に血流が増えていた。
  • 対面座位の場合、クリトリスの一部で均一な血流の増加がみられたが、騎乗位や正常位(骨盤の重力がクリトリスにかかる体位)と比べると増加は少なかった
  • 正常位の場合、クリトリスや骨盤組織に強く拡散した血流の増加が生じていた。体位の中で血流の増加は最大であった。
    • 枕を使用すると、男性が腰を動かす際の刺激がクリトリスに伝わりやすく、クリトリス全体への血液量が更に増加した
  • 後背位の場合、直接的なクリトリスへの皮膚の接触が最も少なく、血流の増加もほとんど見られなかった

 

考察

研究で実施された5つの体位は以下のとおりです。

  1. 騎乗位:男性が仰向けに座るか寝た姿勢で、女性が上から向かい合うようにして腰を下ろす体位。
  2. 対面座位:お互いが座った状態で向かい合い、体を密着させる体位。
  3. 正常位:女性が仰向け、男性が上から向かい合うようにして挿入する体位。最も一般的に知られている。
  4. 正常位(枕あり):正常位に、女性の腰の下に枕などを入れて角度をつけた体位。体勢が少し傾くことで、身体の密着位置や挿入角度が変わる。
  5. 後背位:女性が前かがみまたは四つん這い、男性がその後ろから挿入する体位。向き合わず、後ろから挿入する。

 

研究のポイントを簡単にまとめると以下のようになります。

  • 動く方向と重力がかかる方向(主に下側)が一致していると、クリトリスへの刺激が増え快感が高まる傾向がある
  • 騎乗位(女性が動かす方向と、重力がかかる方向が一致する)と枕あり正常位(男性が動く方向と重力がかかる方向が部分的に一致する)が快感を感じやすい。

つまり、男女のどちらが動く場合でも、重力が動かす動作を助けるような姿勢ほど、クリトリスへの性的興奮の生理的反応が大きくなると言えます。確かに重力に逆らいながらピンポイントに狙うのは難しいと想像できますよね。

例えば、騎乗位でも男性が下から突き上げるように動くより、女性が下に向かって腰を下ろすように動くほうが効率的に刺激できそうです。

 

ただしこの研究で調べられたのは女性と男性それぞれ一人ずつのボランティアに過ぎません。よって、個別の女性の反応までは分かりません。より多くの被験者を用意して実施される研究が期待されているところです。

ともあれ、この研究を踏まえた上で一番オススメできる体位としては、枕ありの正常位騎乗位と言えます。

 

性行為で本当に刺激されているのはどこ?クリトリスの役割は?

「性行為=ペニスで膣を刺激するもの」と考えがちですが、今回の研究では性行為による快感のレベルをクリトリスで測定したことがポイントです。

 

クリトリスと聞くと、クンニで刺激したり、女性自身がマスターベーションで刺激するものというイメージがあるかもしれません。しかし実際には、クリトリスは性行為においても直接的、もしくは間接的に刺激されます

  • クリトリスは体内に枝のように広がる海綿体構造をもち、膣口の両脇や内部にもその一部が延びています。
  • そのため、ペニスのピストン運動によって膣の壁が動くと、結果的にクリトリスの内部構造も刺激されるのです。
  • もちろん、研究でも示されているように、ピストンするときの男性の皮膚(男性の下腹部あたり)との接触も快感につながります。

つまり、性行為中の「気持ちよさ」は、単に膣そのものの感覚だけにとどまりません。膣の中からと外からでクリトリスがどれだけ刺激されるかに大きく左右されるのです。

 

血液量の増加と快感は同じもの?

今回の研究ではクリトリスへの血流量の増加を快感の指標として使っています。必ずしも、血流量が増加している=快感の強さとは限りませんが、性的興奮の指標としてはたしかに有用です。

なぜなら、女性が性的刺激を与えられて興奮している際にはクリトリスの海綿体に血液が増えるからです。海綿体とはスポンジ状の勃起組織です。性的な興奮がある時に血液が増えて勃起するのを助けてくれます。「女性なのに勃起?」と疑問に思われたかもしれません。しかし実は海綿体は男性のペニスだけでなく女性のクリトリスにも存在しています。女性の性器も性的興奮によって血流量が増えて膨張するので、まさに勃起しているのです。

 

ですから、クリトリスでの血液量の増加は少なくとも性的興奮の指標とは言えそうです。

 

騎乗位はオーガズムに至りやすい体位

別の研究では、それぞれの体位によってオーガズムをどれだけ引き起こしやすいかが調べられていて、正常位、騎乗位、対面座位などがオーガズムに至りやすいと示されています。

  • 対面位がいい理由として、お互いが顔を合わせて言葉によるコミュニケーションがとりやすいためだと考えられています。実際に、オーガズムには心理的な要因も深く関わります。  
    • しかし、今回の研究では正常位や騎乗位と比べると血液量の増加は少なかったようです。対面座位はコミュニケーションのとりやすさや密着感は1番ですが、お互いが水平方向に動くので重力の方向にやや逆らっている、動かしづらい体位だと言えるからです。
  • その点、騎乗位は特にオーガズムに至りやすいと言えます。
    • 今回の研究で示されたように、女性が腰を振る方向(下方向)と重力の方向(もちろん下方向)が一致しているので、動作しやすいからです。また正常位と比べて、クリトリスにかかる圧力を女性がコントロールしやすい点も優れています。

 

正常位では「セックスピロー」を使ってみよう!

枕ありの正常位では、普通の正常位と比べてクリトリスへの快感を強めていました。この仕組みは、物理学的に解釈する必要があるためやや難解です。

  • 女性の腰の下に枕を入れてななめに腰を傾けると、男性はペニスをななめ上からななめ下に向かって推進させることになります。
  • 女性の骨盤への重力(下方向)は斜面にあることによって分解され、ななめ下にも重力がかかるのです。
  • すると、男性の推進(ななめ下)と、重力の一部(ななめ下)が一致し、推進の動作がスムーズにできるのです。

つまり、「動く方向と重力がかかる方向が一致しているとクリトリスへの刺激が増え快感が高まる傾向がある」という条件が一部達成されます。すると、枕なしの場合よりもクリトリスへの刺激や快感が増えると言えます。

 

枕を使うときには、普通の枕でもいいですが、「セックスピロー」などの商品を使用するのがおすすめです。セックスピローとは、その名の通り性行為を助ける枕です。普通の枕よりも固く、形がくさび形になっているので、腰の下に敷きやすいのが特徴です。

セックスの幅がぐんと広がる枕【Dame】ピロ(セックスピロー)|ラブピースクラブ オンラインショップ

「電マなどのセックストイを買うのが恥ずかしい…」という人でも、枕なら取り入れやすいと思うので、変化を求めている人は使ってみるといいでしょう。

 

まとめ

  • クリトリスへの刺激量は「動く方向」と「重力方向」が一致する体位ほど増えやすい。
  • 騎乗位や枕あり正常位は血流量が大きく増え、快感が生まれやすいと示された。
  • 後背位はクリトリスへの直接接触が少なく、血流増加も最小だった。
  • 枕(セックスピロー)は動きの効率を高め、クリトリス刺激を強める可能性がある。

この研究では、体位によるクリトリスの血流変化が調べられました。特に、重力と動作の方向が一致する騎乗位や枕あり正常位でクリトリスへの血流量の増加が大きいようです。今後の性行為では、こうした体位や姿勢の工夫を取り入れることで満足度が上がることでしょう。

コメント