- 早起きは健康に良いと聞いたので朝6時に起きている
- 朝は忙しいので早く起きないと時間がない
- 朝活がブームになっていたのでそれにあやかって早起きを心がけている
今回は、早起きしすぎると病気にかかりやすくなってしまうぜ~というお話です。
朝7時より前に起きると高血圧・高血糖のリスクアップ
早起きは三文の徳と言いますが、早く起きすぎるのも体にとってデメリットがあります。
実際に、ウエストミンスター大学の研究によると、朝7時よりも前に起きてしまうと、コルチゾールが1日を通して過剰に分泌され高血圧・高血糖・慢性疲労といった症状が出やすくなるという結果が示されています。
というのも、コルチゾールは必要不可欠な物質ではありますが、出続けてしまうと体に悪い影響を与えてしまうからです。
コルチゾールは「覚醒ホルモン」とも呼ばれ、朝起きる時間帯にドバっと分泌されます。朝に覚醒ホルモンが分泌されることによりシャキッと起きることができるのです。ただし、理想的な分泌は朝にドバッと出て1日の後半には静まってくれることです。ところが、早起きしすぎるとコルチゾールが高い状態のまま、なかなか落ち着いてくれなくなるのです。
コルチゾール自体悪い物質ではないのですが、慢性的に出続けてしまうと病気のリスクが上がってしまいます。その一例が高血圧・高血糖などです。
- コルチゾールは血糖値をコントロールするインスリンという物質を抑制するので、ずっと出っぱなしだと血糖値がコントロール出来なくなってしまいます。
- また、コルチゾールは交感神経を刺激し血圧を高め続けてしまいます
- 健康の症状が具体的に出ていなかったとしても、慢性的にコルチゾール値が高いと体が疲れやすくなるというデメリットもあります。
ですから、健康診断で引っかかることが多いだとか、日頃から体が疲れている感じはするという方は朝早く起きすぎているのが原因かもしれません。
【今日のクエスト】朝食断食に挑戦!朝の時間をばっくり削ろう
「朝ぐらいゆっくり寝ましょう!」と言うのは簡単ですが、朝の支度には時間がかかってしまうものです。そこで最も時間がかかるであろう朝食の習慣を見直してみましょう。
「朝ごはんは食べない」という選択肢もアリかと思います。実は朝食を抜くのはメリットも多いのです。実際ある研究では断食で空腹の状態をつくることによって…
- 1日の摂取カロリーが減少
- インスリン感受性が改善
- 血圧が改善
といった効果が示されています。「朝食は食べるべき」という慣習にとらわれる必要はないかと思います。
ステップ1:朝やっていることを書き出してみよう
- 朝食の支度をする
- 洗濯をする
- 子どもにご飯を食べさせる
- 食べ終わった食器や調理器具を洗う
- 服を選び着替える
ステップ2:朝食にかかる時間を算出する
ステップ3:算出した時間分いつもより遅らせた起床時刻を設定する
ステップ4:夜の間に準備できることは夜にやる
- 洗濯は朝にやらず夜する
- 服は7種類のセットをつくり、1週間のサイクルを決めておく
【獲得経験値】
☑️朝食にかかる時間を計算した
☑️朝のアラームをいつもより遅い時間に設定した
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どうしても朝食を摂りたい場合には、フライパンを使わない料理がおすすめ。冷凍野菜を前日に溶かしておき、スープの元とお湯を入れるだけのインスタント風スープを紹介しています。


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