- 勉強のときに集中することができないスマホの誘惑に負けてしまう
- 休憩しようとちょっとスマホを見ていたらいつの間にか時間が過ぎている
スマホを置いておくだけでも集中力が11%低下!
勉強部屋にスマホを置いている人は多いでしょう。ただ、スマホがあるとSNSの通知やゲームの誘惑などで時間を無駄にしてしまいがちです。
2017年にカリフォルニア大学が行った研究では、スマートフォンが見える場所にあるだけでも集中力が落ちてしまうと示されています。
- 被験者:485人の学生
- 内容:スマートフォンをサイレントモードにした状態で認知力のテストを受けてもらい、集中力が落ちるかどうか調べた
介入
学生たちのスマートフォンをサイレントモードにして通知がない状態に設定す。被験者に認知テストを受けてもらう際、3つのグループに分けて比較。
- スマホを机の上に裏返して置く
- スマホをポケットまたはバックに入れる
- スマホを他の部屋に置く
結果
机にスマホを置いたグループ1では、他の部屋に置いたグループ3より11%もスコアが下回っていた
考察
スマホを使いこなす勉強術
スマホを見ずにインプット・スマホを使ってアウトプットと決めておこう
基本的には勉強に集中したい時はスマートフォンの電源を切るだけではなく、完全に見えの入らない位置に置くのが最大のポイントです。
ただし、「スマホのアプリを使って勉強を効率化させたい」と考えている人も多いでしょう。確かに復習に便利なノートアプリなどを使うのは筆者的にもオススメです。
効率化のためにデジタルデバイスを使いたい場合は、
- 教科書を読んで理解したり頭に入れたりする段階ではスマートフォンを見えない位置に置いておき、
- ノートを入力する時にはスマートフォンを使う
と言ったようにメリハリをつけて使うのが良いでしょう。
つまり知識を頭に入れたり内容を理解するインプットの段階ではスマホは使わず、覚えたことをメモアプリにメモしたりするアウトプットの段階ではスマホを活用してみるといいでしょう。
筆者は本や教科書を読む(インプット)ときには机の引き出しのなかに入れておいて、読むものに集中します。そして音声入力でノートをとる(アウトプット)ときには引き出しから出すようにしています。
「ちょっと休憩」でスマホタイムに入る人は「インターバル」を組め!
「『ちょっと休憩』と言いつつ、スマホを見だしたらそのまま動画を見ていつの間にか時間が経っていた」ということはないでしょうか。
「ちょっと休憩」自体は悪くないことだと思います。休憩が長引いてしまうのは休憩の時間を決めていないからです。
あらかじめ集中する時間と休憩する時間を決めてタイマーを設定しておくといいです。「30分勉強→5分休憩→…」ぐらいのインターバルを組んでおくと、5分の間に適度に息抜きができますし、タイマーが鳴ればダラダラスマホを見続けることも防げます。
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