専門的知識が柔軟な思考を邪魔する
ピッツバーグ大学の研究によると、専門的知識のある人ほど習慣的思考に陥りやすいことが分かっています。
- 被験者に単語パズルを解いてもらう。
- 単語パズルの答えは野球に関連したものが連続で出てくる(例えば答えがボールになったり)
- なお、野球に関連する問題だけではなく、関連しない問題もたまに挟み込まれる
- 結果、野球に関しての専門的知識を持つ人の方がパズルの成績が悪かった
専門的な知識に頼ると柔軟な思考が失われてしまうということが科学的に示されたわけです。
習慣的思考からの脱出
専門的な知識や、既存の概念にとらわれてしまうことを「習慣的思考」と呼びます。
習慣的な思考からの脱出は、インターネットでの検索の分野を独占した Google から学ぶことができます。Googleは「調べものには索引がいる」という習慣的思考を覆し、革命を起こしました。
かつてインターネットはネット上の大百科事典のようなものと考えられていました。Googleに遅れをとったYahooは百科事典ならば索引が必要なはずだという風に考えました。
しかし、Google は「検索」という発想をして、検索窓があるだけのシンプルなトップ画面 を発明したのです。
YouTubeで成功したい→編集技術が必要、カメラが必要、コミュ力が必要→習慣的思考にとらわれていない?
①「もし~だったら?」と問いかける
習慣的思考から抜け出すためには、「反事実的言明」というテクニックを使うことが勧められています。
反事実的言明とは「もし~だったら?」という風に問いかけることです。
「もしYouTubeで高いカメラを使わないとしたら?」「編集を最小限にするとしたら?」「喋りで勝負しないとしたら?」
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