- 会社の無駄な時間を過ごしたくない
- 今のバイトを辞めて自分が目指す夢に一転集中したい
今回は実は無駄な時間こそがひらめきを生むかもよ~というお話をします
天才-無駄な時間=凡才
「自分の夢を追いかける上で今の仕事を辞めたい」という気持ちは非常に分かります。今やっていることが無駄に思えるからです。
しかし、実際には無駄に見えることこそが僕たちの創造性を解放してくれます。
というのも、一見無駄に見えるような時間に新しいひらめきが得られるからです。
実際、プリンストン高等研究所では「天才たちに好きなことだけをやってもらうと生産性はどう変わるか?」という趣旨の実験が行われました。
教授業をする義務もなければ無駄な会議もなく、すべての時間を自分の好きな研究に使えるようにしたところ多くの教授は生産性が落ちてしまったのです。
つまり、天才たちにおいても偉大な業績を支えていたのは無駄に見える活動だったのです。
インキュベーションタイムを活用しよう
「無駄だな~」と思う時間は「インキュベーションタイム」として活用しましょう。
「インキュベーション」とは「孵化」を意味します。知的生産においてはぼーっとしているときに新しいひらめきを得ることを指します。
インキュベーションを活用すれば、無駄な会議や雑用の時間はひらめきのゴールデンタイムとなるのです。
集中モードから拡散モードにバトンタッチしよう
一見無駄なように見える時間が新しいひらめきを生む手助けとなってくれる理由は、脳の「拡散思考」が働いてくれるからです。
「拡散思考」とは意識的に何かを集中している時に働く思考ではなくぼんやりしている時に働いてくれる脳の活動です。実はぼんやりしているときにも脳は活発に情報の整理を行っています。情報の整理によって、頭の中で既存の知識と新しい知識が結びつき新たなアイデアが湧いてくるわけです。
身近な拡散モードの活用例としては、試験の直後です。学生の時、「試験の問題を解いている最中では答えが浮かばなかったのに、試験が終わってふっと気を抜いた時に答えが思い浮かんだ」という経験はないでしょうか。これもインキュベーションのひとつ。
意識的な集中モードを働かせている時には浮かばなかったアイデアが、拡散モードで浮かんできたためです。
徹底的に思考→スパッと中断
しかし、ひらめきを生むためにはただぼーっとしていればいいわけではありません。
拡散思考が働いてくれる上での前提条件は、そのアイデアについて徹底的に考えていること。
何かを徹底的に考えた上で スパッと中断することで集中モードから拡散モードに移行してくれます。考えるのをやめた後でも拡散モードが問題解決してくれるのです。
無駄な会議中はメモ帳を持ってぼんやり
新しいひらめきを得たいときには騒がしい場所に行くといいです。なぜなら気が散りやすい環境だと集中モードが途切れて拡散モードに誘ってくれるからです。
「会社で無駄な会議が嫌なんだよな~」という方も拡散思考を活用することができます。
誰かがダラダラと喋っている 時には、適度に集中力を乱されながら拡散思考を働かせることができるからです。思い浮かんだアイデアはメモ帳に書き留めておきましょう。周りからは「会議の内容をメモしている意識が高い人なんだな」と思われて一石二鳥です(笑)
ひらめきって何に使うの?
「『ひらめきやアイデアを生んでくれる!』って言っても、発明家じゃないんだしそんな必要あるの?」と思われる方もいるでしょう。
しかし、新しいひらめきは発明家や起業家だけに必要なものではありません。例えば新しいスキルを身につけるときにも使います。
例えば、プログラミングの学習を始めたとしましょう。しかし概念が難しくてどうしても理解できない場所がある…。 そんな時には一度学習を中断して拡散モードを活用しましょう。
雑用をしている最中にも拡散モードが 情報を整理してくれます。雑用をしている時に限って「あれ?こうなんじゃないかな?」というひらめきが浮かびやすいです。
突破口が見つかったらその場ですぐにメモするようにしましょう。習得するのが難しいスキルも拡散モードを使えば効率的に習得することができるのです。
【今日のクエスト】インキュベーションを活用するための準備をしよう
5分間自分の「問題」を徹底的に考えてみましょう。ここで言う問題というのはどんなものでも構いません。例えば…
- 新しいキャラクターのデザイン
- ブログに書く記事の構成
- 難しい数学の問題
- 難解なテキスト
5分間徹底的に考えたら、スパッと中断しましょう。コツは中断しているときには問題について意識的に考えないようにうすること。無駄な会議の前には5分間だけ自分の問題を集中モードで考えて、会議中は拡散モードにバトンタッチしましょう。
【獲得経験値】
☑️自分の「問題」を設定して、5分間だけ考えた
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