この記事はこんな方にオススメ
「起業をしたい」「投資をしたい」「結婚相手を選びたい」「自分のアイデアがイケテるかどうか判断したい」
今回は大事な判断をするときにビビっと来る「直感力」を鍛えていきます。
「科学のブログ書いてる人がいきなり直感とか言い始めたよ」と思われたかもしれませんが、直感や第一感は歴とした科学で証明できます。
「胸騒ぎがする」「ビビっと来た!」=「内省的思考」が運命を左右する
「何となく胸騒ぎがする」「考える前にビビっと来た」
このような感覚的な判断は「第一感」とも呼べるものでしょう。そして第一感が優れた人ほど人生において大事な決断で間違わずに済みます。
根拠となる研究
「第一感」の存在は「アイオワギャンブリングテスト」という実験で実証されています。アイワギャンブリングテストとは身体感覚による判断力を測るためのテストです。
- 被験者の前に4組のカードを置きます
- カードには1枚ずつ少額の報酬が得られるか・罰金が科されるかが書いている
- 被験者は任意のカードの組からカードを引き、その指示に従わなければならない
- 実はカードの組のうち4組のうち2組はプレイヤーにやや不利な組み合わせになっている(「報酬は少し多いが罰金の方がはるかに高額」といった内容)
- 被験者にはそれを知らせずゲームを行ってもらう
- 結果、健康的な被験者では不利な組み合わせになっている組があることを意識的に認識する前に体が特徴的な反応を見せることが分かった
この研究では意識的な判断をする前に身体的な感覚により無意識的な判断がなされていることが分かります。つまり、自分の身体感覚に敏感な人ほどどうすれば勝てるカードを得られるか早く気づくことができるわけです。
身体的な信号をキャッチして無意識的な判断を行う能力をカッコよく言うと、「内省的思考力」と言います。
内省的思考力は脳内の「前頭前野服内側部」という領域が司っています。前頭前野服内側部を損傷した場合、身体的な信号をキャッチすることができず、度々判断を間違ってしまうことが明らかになっています。
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