- 悩みが多くて勉強に集中することができない
- 勉強のスイッチを入れるためのルーティンがほしい
今回は、勉強前に悩みを紙に書きなぐることで集中力をアップできるぜ~というお話です。
「筆記開示」で集中力アップ!
勉強前には「筆記開示」を実践してみましょう。筆記開示とはテキサス大学のジェームズ・ペネベイカーさんが提唱した不安解消のテクニックです。
方法は超シンプル。頭のなかで考えている心配事に関して、ひたすら紙に書き出していくだけです。
実際に、ミシガン州立大学の研究では、心配事を紙に書き出すだけで脳のパフォーマンスが上がったぜ~という結果が出ています。
実験の介入
過去や未来に心配事を持つ44人の学生たちを対象に、脳の活動を計測。その前に、学生たちを二つのグループに分け、それぞれ以下のワークを行わせる。
- 8分間、今考えている心配事について書き出してもらった(筆記開示)
- 8分間、前日に起きた出来事を書き出してもらった
実験の結果
学生たちの脳の活動を計測したところ、筆記開示を行ったグループ1では脳の活動に改善が見られた。具体的には、不安が軽減しワーキングメモリ(※)の働きも改善していた。
悩みを書きなぐることによって、学習効果が高まる理由は、そもそも心配事が脳のメモリを圧迫しているからです。
例えば、「明日はテストだな~」と頭のなかで悶々と考えていると、目の前の勉強に集中することができませんよね。そこで一旦紙に書きなぐることで、心配事を荷おろしし、脇に置いておくことができるのです。
【今日のクエスト】まずは5分から!心配事を書きなぐってみよう
攻略ポイント:8分間って長くない?
研究では8分間の実践で効果が出たようですが、8分は結構長いですね。最初は5分程度から試してみてもいいと思います。
勉強前のウォーミングアップだと思って、今考えていることを紙に書きなぐりましょう。
ステップ1:紙とペンとタイマーを用意!とりあえずやってみよう!
スマホのアラームでも、時計で測るでもいいので、5分を目安に、頭に浮かぶことをガンガン書き出してみましょう。
例えば、「今日はブログを投稿するのが遅れてしまったな。初めて動画をつくってみたけど内容がうまく伝わるだろうか、そういえば読んだ本をまだノートにまとめていなかったな~、ところで今日の夕飯は何をつくろうか…」といった感じ。
ステップ2:勉強前のルーティンとして組み込んでみよう
筆記開示のテクニックに慣れてきたら積極的に使っていきましょう。僕のおすすめは勉強に使うインターバルタイマーに組み込んでしまうことです。
「5分ー25分ー5分ー25分…」というインターバルを組んでおけば、「5分間筆記開示→25分集中→5分休憩→また25分集中…」という風に、そのまま勉強の流れにつなげることができます。
↓おすすめのタイマー。スマホアプリよりもすぐにポチッと押せる実物を持っておく方が便利。
↓使い方の説明
↓スマホならこちら
ステップ3:やる気が出ないときには「筆記開示だけでもやる」と決める
やる気がでなくて勉強に取りかかりたくないときには、「とりあえず5分間だけ筆記開示だけしてみる」というルールを作ってみるのもいいでしょう。
そのままやる気が沸かなければそこで終わってもいいですし、手を動かしているうちにやる気が沸いてくればそのまま作業に移ればいいのです。
【獲得経験値】
☑️筆記開示を実践した
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