取り上げるのは逆効果?ゲーム依存を解消する方法

ニートが教える不登校解決

 

この記事はこんな方にオススメ

子どもが部屋に引きこもってゲームばかりしている

ゲームをやめたくてもやめることができない

今回は不登校・引きこもりの原因ともなる「ゲーム障害」についてと、その直し方を解説します。

 

WHOも認めた「ゲーム障害」とは?

2019年 WHO が「ゲーム障害」を正式な疾患として認定しています。

また、厚生労働省の統計ではスマホやゲームに依存する中高生は93万人にものぼるとされています。ゲーム依存は社会的な問題と言えるでしょう。

ゲーム障害の基準

  1. ゲームを始める時間止める時間頻度続ける時間などを自分でコントロールすることができなくなる
  2. 日常生活でやるべきことよりもゲームが優先されてしまう
  3. 家庭や学校などでマイナスの影響が出ているのにゲームをやめることはできない

このような状態が少なくとも12か月以上続いているとゲーム障害とされます。

 

ゲーム依存の危険性

ゲーム依存の脳は薬物患者の脳と同じ!?

インターネットやオンラインゲームに依存している青年期の若者の脳を脳スキャンで調べた研究では以下のことが分かっています。 

  1. 灰白質(※)の減少
  2. 前頭葉の皮質の厚さの減少
  3. 認知能力と情報処理能力の低下
  4. 報酬に対する感度の低下
  5. 損失に対する感度の低下
  6. 渇望の兆候

※灰白質:脳のなかで高度な処理をする灰色の脳細胞

灰白質や前頭葉が減少すると、思考力を働かせたり意思を強く保つことが苦手になります。粘り強く何かに取り組むこともできなくなります。

 

また、報酬に対する感度の低下も重大です。ゲームだけにしか喜びを見いだせなくなり、目標を達成する喜びや学ぶ喜びを感じられなくなります。

ゲーム以外のことには集中力を発揮できなくなり、ゲームを渇望するようになるのです。

 

このようなゲーム・ネット依存で見られる脳の変化は、薬物依存者の患者の脳に見られる変化ととても似ていると言われています。

ゲームへの依存はそれだけ脳を変えてしまうのです。

 

ゲーム依存の本当の原因は「孤独」?

ゲーム依存になる子は意思力が弱い子というイメージがありますよね。

確かに最近のゲームはハマりやすいようにできていますし、本人の意思の問題もあるでしょう。

しかし、ゲーム依存には隠れた問題も存在するのです。

 

学校での孤立感

学校や家庭で居場所がなく、孤立している場合ゲームに依存しやすくなります。

ゲームをしていると孤独感が解消され 、自信も回復するためどんどんはまり込んでしまうのです。

不登校や引きこもりなどから始まり、自室に引きこもるようになりゲームに依存してしまうパターンも多いです。

 

親の過干渉

家庭で落ち着ける場所がないことが孤独につながっているパターンもあります。

 

例えば、親が厳しく子どもの行動を監視する場合です。

親がいつまでも支配欲求を持ち子供を自分の思いのままにコントロールしようとすると、子供は親の支配から逃れようと部屋に引きこもりがちになります。

また、厳しい親の元で子供は他の娯楽を知らないため手近にあるネットゲームにはまりやすくなります。

 

子どもの発達障害

子どもが発達障害を持っている場合、ゲーム依存になりやすいです。

実際、ゲーム依存の人の約7割が発達障害が見られると言われています。

 

理由としては以下のものが挙げられます。

  1. 教室で浮きやすい
  2. 親や教師から理解されにくい
  3. 特定のものにハマりやすい
周りから理解されにくく孤独になりやすい

発達上の障害から苦手科目得意科目がはっきりと分かれています。

例えば理科や算数はできるけど、国語や社会はまったくできない…などです。

得意なものを伸ばしてくれる親や教師ならいいのですが、「算数もいいけど国語も頑張ろうよ」と苦手科目ばかりに注目させられると自信を失ってしまいます。

 

コミュニケーションが苦手で学校で孤立しやすい

発達障害の場合は、コミュニケーションが苦手な場合が多いです。

そのため、学校いじめにあったり、周りから浮いたりします。

 

こだわりが強く特定のものにハマりやすい

発達障害の人たちは「過集中」という特徴を持ち、特定の物事にはまりやすいです。

そのためにネットゲームに一度ハマると止められなくなってしまいます。

 

ゲーム依存はどのタイプ?

依存症は主に3つに別れます。

  1. 物質依存:アルコールや薬物など特定の物質に依存。
  2. 行動依存:特定の行動を得る過程で得られる興奮に依存。ギャンブル依存、リストカット、窃盗症、摂食障害、仕事依存など
  3. 関係依存:人間関係に依存。共依存、恋愛依存など

ゲーム依存は基本的に行動依存に分類されます。ゲームをプレイする興奮に依存して止められなくなっている状態です。

しかし、ゲーム依存の場合はネットを通じて誰かとつながる面もあるため、関係依存の面も見られます。

 

依存症はタイプに応じて対応も変わってきます。ですので、どういった種類のゲームに依存しているのかを把握しておくことも大事です。

親が知っておきたいゲームの種類

子どもがどんなゲームをやっているのか親には分からない部分もあります。

しかし、ゲーム依存を解決するためには子どもがどんなゲームをプレイしているのかざっくりと知っておくべきです。

 

オンラインアクションゲーム

アクションゲームとは、格闘で敵を倒したり、銃を打って敵を倒したりするゲームです。

アクションゲームの特徴は敵と戦うドキドキ感を味わえることです。アクションゲームに勝つことによって興奮や自信を獲得することができる のです。どちらかというと男の子がハマりやすいでしょう。

 

何らかの原因で家庭や学校で孤立していたり自信を失っており、「強くなりたい」「評価されたい」という気持ちが強いでしょう。

アクションゲームがやめられないなら、「この子は自分に自信がないのかな?」と疑ってみることが大事です。

 

ソーシャルゲーム(アバターゲーム)

どちらかというと女の子がハマりやすいので、アバターゲームです。

「アバター」とはネット上での自分のキャラクターのことです。アバターゲームは自分の分身としてアバターを作って、 SNS 上で交流を楽しむゲームです。

 

アバターゲームによって他人との繋がりを感じることができ、「周囲に理解されない」「自分は価値がない」という感覚を癒すことができます。

「人間関係がうまくいっていないのかな?」「寂しく感じているのかな?」と疑ってみましょう。

 

1日中YouTubeをみている

ゲーム依存とは少し異なりますが、ネット上の無料動画サイトにハマるパターンもあります。

無料動画サイトを1日中見ており、止められなくなるのです。動画を見るとリラックスしぼんやりすることができるからです。

「現実逃避しているのではないか?」「精神的に追い詰められているのではないか?」と疑ってみることが大事です。虐待などのトラウマの苦痛を和らげている可能性もあります。

 

ゲーム依存への対策

ゲームを取りあげるのは解決にならない

ゲーム依存はあくまで二次的な障害と言っていいでしょう。

根本には精神的な孤独感や劣等感があります。その現実から逃げるためにゲームの世界にハマっているのです。

 

ですから、ゲームを取り上げたからと言って問題が解決するわけではないのです。むしろ心の支えとなっているゲームを取りあげるのは大きな問題を生みます。

親に実際にゲームを取り上げられた子どもが衝動的に自殺してしまったケースもあるので、本当に気をつけるべきです。ゲームを制限するのは、子どもから「ゲームを止めたい」という気持ちが聞けたときにしてください。それまでは子どもの孤独に寄り添うことを意識しましょう。

 

コメント

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あああかかかささ

 

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