テレビでクイズ番組などを見るたび「自分は頭がよくないんだなぁ」と落ち込む
地頭って必要なの?
地頭・潜在能力・IQ・発想力…なんて言われてるけど
僕はあまり地頭には自信がありません。
ひらめきが必要なクイズなどをテレビ番組で見ても全然わからないからです。(笑)
そんなことがあると、「自分は頭がよくないんだな…。でも鍛えるのにしてもどうすればいいのか分かんないしな」と落ち込んでしまうものです。
そこで今回は、「地頭力とは何なのか?そして地頭がない人はどうやって人生を戦っていけばいいか」について考えをまとめてみました。
2種類の知能
そもそも知能には2種類あると言われています。
- 言語性知能:知識や語彙。年をとるほど増える。これからの時代は大事!
- 非言語性知能:頭の回転や理解力。年をとるほど減る。なくても生きていけるかも?
言語性知能とは、知識や語彙などのことです。物知りな人や教養がある人は、「言語性知能が高い人」と言うことができます。
対して、非言語性知能とは頭の柔らかさや物事への理解の早さなどです。いわゆる地頭です。
地頭(非言語性知能)がいい人の方がカッコいいですし、人生もうまくいきそうな気がしますよね?
しかし、僕的には「地頭の良さよりも意外と言語性知能の方が大事なんじゃね?」と思います。
知識を活用する人>地頭がいい人>地頭がよくない人
頭で考えるより知識に頼る方が早い
僕が地頭より知識の方が大事だと思う理由は、知識に頼る方が早いからです。
優劣としては、知識を活用する人>地頭がいい人>地頭がよくない人ぐらいだと思います。
例えば、「何かの企画を立ててください」と課題を出されたとします。
地頭がいい人と地頭がよくない人で比べれば、当然地頭がいい人の方が優れた企画を出せそうです。なぜなら、分析力もありますし、頭も柔軟に使えるからです。
しかし、知識を活用する人と地頭がいい人では、軍配が上がるのはおそらく知識を活用する人です。
頭がいい人は何週間か頭を悩ませれば、優れた企画は2、3個出せることでしょう。
対して、知識を活用する人は書店に行って本を読み、「この知識使えるかも!」とひらめきを得ることができます。恐らく本を1冊読むだけでも複数のアイデアを得ることができそうです。
関連記事:知識を活用すれば進路さえ決まる!
知性の遊び「チェス」も知性で決まらない!?
実はチェスにおいても、知識を活用する人>地頭がいい人>地頭がよくない人の公式は当てはまります。
というのも、チェスの上手さは最終的には「生まれつきの知性」ではなく「知識の深さ」で決まるということが明らかになっているのです。
実際、チェスと知性に関する研究では以下のことが判明しています。
- チェスを始めた段階では知能が優れている人の方が勝率が高い
- しかし、チェスを熟練した者同士の場合、勝率と知能の関連性は薄くなる
つまり、素人同士がチェスなどのゲームをやれば、頭がいい高い方が勝ちます。なぜなら頭がいい人の方がルールを理解するのも早いですし、「こうやったら勝てるんじゃないか?」と勝ち筋を見つけるのも上手いからです。
しかし、地頭がよくない人であってもネットでチェスの攻略法を調べて、もう一度対戦すれば勝利できる確率は高まります。
チェスは純粋な「知恵比べ」などではなく、戦略をいくら知っているか?という「知識比べ」のゲームだからです。
そして、人生においては純粋な知恵比べをする機会は少ないです。
ネットで検索したり、本を読んだりして知識を得る人の方が有利に立てるのではないでしょうか。
地頭が光るのは若いうちだけ!?
そもそも非言語性知能(地頭)には賞味期限があります。
非言語性知能は20歳までがピークで、そこからは衰えていくと言われています。確かに、若い人の方が考えが柔軟で頭の回転は早いように思えますよね。
逆に言語性知能は年をとればとるほど増えていきます。
実際に若い人よりも年をとった人の方が知識や語彙力は豊富でしょう。一説によると、お年寄りの知識は図書館一館分に相当するなんて言われています。
僕たちのような若い世代(2021年現在)は頭の回転も活かしつつ、他の人の置いて行かれないように知識をアップデートしづ付ける必要がありそうです。
【まとめ】地頭に自信がないなら「知識比べ」に持ち込め!
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