進路が決まらない
やりたいことがない
今回は、進路選びって知識力と発想力で解決するんじゃね?というお話です。
進路選択に自己分析は無駄!
進みたい進路が分からないという人へのアドバイスとしてよくあるのは、「自己分析しなさい!」「自分の強みを活かしなさい」「好きなことを極めなさい」というものです。
しかし、自分の好きなことがハッキリしている人は、そもそも「やりたいことがない!」という問題にはぶつからないはずです。
やりたいことを見つけるには、自分の「内部」にある情報ではなく、「外部」にある情報に頼る方が賢いやり方です。
失礼かもしれませんが、特別な人間でない限り、自分のなかにある情報など役に立ちません。というのも、僕たちは小さい頃からみんなと同じような環境で過ごし、みんなと同じ教育を受け、みんなと同じゲームをして、YouTubeを見て寝っ転がって生きてきただけだからです。頭のなかに入っているのはみんなと同じ情報なのに、みんなと違う夢を抱けるわけがないのです。
受けてきた教育を過信してはいけません。やりたいことがないなら、周りとは違うことを積極的に学びましょう。
読書と発想力が進路をつくってくれる
さて、前置きはこれぐらいにして、今回の記事の結論を言いたいと思います。ズバリ、「やりたいことがなかったら本を読め!」です。
なぜなら、読書で得た新しい世界が、新しい関心をつくってくれるからです。
読書+発想力が仕事を創る:例1
読書して新しい世界が見えてくると、自ずと自分がやりたいこともできてきます。例えば僕は最近「脳のワーキングメモリを鍛える!」という本を読みました。
僕が印象に残ったのは以下の内容です。(要約)
- ワーキングメモリとは、情報を頭のなかに一旦置いておくための働き。暗算をするときや、先生の指示を聞いて覚えておくときや、余計な誘惑や雑音に惑わされる集中するときに必要。
- ワーキングメモリを機能させて仕事の生産性を高めるには、身の周りを整理して余計な情報を頭に入れないことが大切。
- しかし、現在のオフィスでは、同僚の話し声が気になったり、キーボードの音がうるさかったり、仕切りのないオープンオフィスでプライバシーが侵害されていたりする
- 仕事の生産性を上げるために、注意力が散漫にならないオフィスの作りが求められる
確かになぁー、って感じですね。これを読んで僕が考えたのはこんなアイデアです。↓
社員が仕事に集中できて、職務満足度があがるようなオフィスづくりが大事なんだな。
1人で集中できるスペースと、みんなで意見をぶつけ合えるスペースが別であればいいんじゃないか?
他にも瞑想や運動に取り組むことができるスペースをつくればいいんじゃないか?社内でボルダリングとかができたら面白いかも?
そうだ、生産性を上げるためのオフィスを設計する建築士になっても面白いかもな。
はい、夢ができました。(笑)
自分のなかの知識が増えると、ちょっと頭を捻るだけでアイデアが出てきます。アイデアを思いつくと「やってみたい!」という意欲が湧きます。まさに人間が夢を抱く瞬間です。
読書+発想力が仕事を創る:例2
他にも僕は先日「14歳からの読解力教室」という本を読みました。
僕が印象に残ったのは以下の内容です。(要約)
- 読解力は単純に読書量で決まるというより、読書への情熱レベルによって決まる。ただ本を読むのではなく、楽しんで読むことが大事
- 難しい文章を読解していくための方法は国語の授業で習うわけだが、国語の授業では教科書しか読まないので、習ったことを日々の読書に活かそうとする人が少ない
へぇー、確かになぁって感じですよね。そこで僕はこんなことを考えました。
だったら生徒が興味のある分野の文献を選んで、それを授業で扱ったらどうか?例えば、恐竜図鑑が好きな生徒に対しては、恐竜に関するちょっと専門的な本を取り上げるとか。
生徒のモチベーションも上がるし、「自分が普段読む本もこうやって読んでいけばいいんだ!もっと難しい本も読んでみよう!」となるのではないか。
国語の授業を通して子どもたちに本を読む楽しさを教えられるような授業ができたら楽しそうだなぁ。そうだ国語の先生になってみよう。
別に読書でなくても、自分にとって新鮮な情報が入ってくるなら、何でもいいです。留学したり、企業のインターンシップに行ったりすることで目標ができることはあると思います。
しかし読書はもっとも手軽に自分の世界を広げることができるツールだと思います。
仕事を「創る」人が幸せになれる
仕事は「任せてもらう」ものではなく、「創る」ものです。
会社のなかに入って、任せられた仕事だけをやるだけでは本当のやりがいを感じることができないからです。
というのも、人間は自分の行動によって幸福を感じることができるのです。「自分が行動すれば変化を起こせるんだ!」という達成感が、人生を豊かなものにしてくれます。
ですから、進路選びをするときには、「自分が意欲的に何をやっていきたいのか?」「どんなアイデアを実現させたいか」を考えていく必要があるのです。
会社や組織のなかで働くのがダメだというわけではありません。組織のなかでも与えられたまま仕事をするのではなく、変化を起こしていくのが大事です。
「医者になりたい」「教師になりたい」は進路選びとは言えない。
進路選びでは、自分が「なりたいもの」だけでなく「やりたいこと」を見つけることが重要です。
「将来何をやりたいの?」という質問に、「俺は医者になりたいんだ」とか「教師になりたい」という人がいます。しかし、医者とか教師は「なりたいもの」に過ぎません。
「教師になって何をやりたいのか?」ということをハッキリさせていないといけません。
そうでないと、たとえ教師になろうが医者になろうが決まった通りの仕事をするだけで、仕事を待つだけのサラリーマンと対して変わらないからです。
例えば、「自分は多くの人に本を好きになってほしい!だから国語の教師になって子どもたちの読解力を高めたい!」という目標があれば、自分から仕事を創れる人間になります。
「どうやったら目標を達成できる授業ができるのだろうか?」「ここを変えてみたらどうか?」と自ら変化を起こすことができるからです。
働き方を創るための読書を。
読書をして自分なりの働き方を創造してみましょう。
さまざまな本を読み、「もっとこうしたら世の中が豊かになるんじゃないか?」「この知識を応用することはできないか?」と考えていきましょう。
【今日のクエスト】読書をして、自分がどんなことをやりたいか考えてみよう
【獲得経験値】
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