- 自分の商品を売りたい
- 必要とされるコンテンツを作りたい
- 企画のアイデアを出したい
今回は、コンテンツの価値を高めるために徹底的にユーザー目線になろうぜ~というお話です。
「没入アプローチ」で共感されまくるコンテンツをつくる
「没入アプローチ」というのは、商品を売る上で想定されるユーザーの生活を体験してみて 需要を探る方法です。
ユーザーの目線に立つことによって、「ユーザーが商品にどんな特徴を求めているか」を把握することができます。
例えば、アメリカのアニメーション製作会社であるピクサーが「レミーのおいしいレストラン」を製作する時にこんな話があります。レミーのおいしいレストランの制作のために、プロデューサーが自らミシュラン3つ星シェフのもとで見習い修行をして一流のレストランで働く 感覚を学んだそうです。
没入アプローチを実践し始めたら、感情の変化や「こういう機能が欲しい」というニーズを把握するための記録を行いましょう。記録をする目的は自分が想定しているユーザーがどういうことを考えて何を欲しているのかを理解するためです。
【今日のクエスト】Evernoteで没入アプローチを記録しよう
ステップ1:使うのはEvernoteがおすすめ
僕の経験上 、1時間おきに何かを記録するといった習慣をつけるためには 常に記録しやすいデジタル媒体を使った方がいいです。
アプリは何でもいいのですが、Evernoteがおすすめ。
Evernote
↑フォルダをつくってノートを管理するといいでしょう。
↑Evernoteではフォルダやノートをこのようにホーム画面に直接配置することができる。すぐにノートを開けるので記録に便利(画像はAndroidの画面)
↑中身はこんな感じで記録。具体的な記録法はステップ4で解説。
ステップ2:インターバルタイマーなどのアプリを活用して1時間後にタイマーを鳴らすようにしておく
インターバルタイマーのアプリ
↑セット数は15回程度に設定。起きた瞬間にタイマーをつけてその後15時間に及んで 1時間ごとにタイマーが鳴るようにするといいでしょう。
↑左上の音量ボタンを何回か タップすると 音量をなくしてバイブレーションのみにすることもできます。タイマーを鳴らすと周りに迷惑な場合にはこちらを活用しましょう。
ステップ3:自分がつくる商品のユーザーを想定する
まずは自分の商品がどういう人たち にアプローチするべきかという点を考えます。
アイデアのコンセプト:学生向けのノートアプリを作りたい。手軽に勉強できて復習数に応じてスコアが貯まるゲーム的な機能もつけたい
ステップ4:項目を記録する
タイマーが鳴ったら以下の項目に記録を取ります。
- 何をしているか:
- その場所は :
- 誰と一緒にいるか :
- 感情の変化は:
- その感情を感じた理由は:
例:
- 何をしているか:例えば、 午前11時 バイトの中休みに入って少し隙間時間ができる
- その場所は :仕事の休憩室
- 誰と一緒にいるか :バイト仲間 周りの人は話している
- 感情の変化は:この隙間時間をうまく使いたい焦り。周りに人がいるが 特に会話をすることもなく気まずい。仕事で疲れていて あまり難しいことはしたくない
- その感情を感じた理由は: 時間がもったいないと感じたので勉強を進めたかったが、テキストを広げている時間もない。周りに人がいるのでテキストを広げるのも恥ずかしい
実際に僕が行った没入アプローチのとある1日(Evernoteのアカウントがあれば閲覧できます)↓
ステップ4:分析する
- 何をしているか:
- その場所は :
- 誰と一緒にいるか :
- 感情の変化は:
- その感情を感じた理由は:
- 8時33分 仕事に向かっている
- 通勤路
- 周りには誰もいない
- バイトが始まるから面倒くさいなという気持ち
- 先ほどまで バスの中で勉強をしていたが、それを打ち切らなければならなかった
アイデア:復習の途中で手を離さないといけなくなった時、何かの機能をつけたい
- AM11:37バイト休憩中
- きゅうけいしつ
- バイトの人
- 周りが会話しているな。若干会話に参加したい
- 周りの人が勉強に関しての会話をしていて、自分が知っている分野なので会話に混ざりたかった
アイデア:アプリ内で人を誘うと、一緒に勉強できる機能をつけるのはどうか。単語をいくつ覚えているかをタイムアタックするなど
- バイトが終わってバスを待っている
- バス停
- 周りに2人ほどバス待ちの人がいる
- 仕事終わって若干疲れているけど、勉強しないとなぁとちょっと憂鬱
- バスのなかで道具を出して勉強を始めるのは億劫。復習が残っているので、少しでも隙間時間を使いたい。だが人が多かったので立たないといけなかった
- 図書館でアプリを使って勉強中
- 図書館
- 周りに人はいないが、受け付けにスタッフさんがいる
- 頭が疲れた、若干暑い。復習はそこそこスムーズに進んでいる。音楽聞きたい
- 習が遅れているので記憶が薄れていてスムーズでない部分がある。同じ刺激ばかりだと他の刺激が欲しくなって音楽を聞きたくなる
アイデア:復習をため込まないようにモチベーションを上げる機能がほしい。アプリを開くとロードしている間に、好奇心を刺激する雑学が1つ表示されるとか。
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