今回は新しい生き方についての解説です。
研究でも示唆。「ギャップイヤー」を過ごすべき
「ギャップイヤー」とは人生の節目となる期間にあえて自由な時間を過ごし自分と向き合うことです。
例えば、大学からいきなり就職するのではなく世界を旅してみたり、インターシップに行ってみたり、自分で起業してみたり…といった取り組みをしてみるのです。
外国の大学ではギャップイヤーとして休学することが認められているところもあります。
就活の落ちこぼれかがまさかの逆転劇?
ある研究では、すぐに専門を決めるよりもゆっくりと専門を決めた人の方が長期的に見て成功をつかむことが多いことが示されています。
- 早めに専門を絞り込んだ人は、ゆっくり専門を決めた人より大学卒業後しばらくは収入が高くなる
- しかし、ゆっくり専門を決めた人はより自分のスキルや性質に合った仕事を見つけられるので、じきに遅れを取り戻す。
- また、テクノロジーの開発において、さまざまな分野で経験を積んだ人のほうが、一つの分野を深めた人よりも、クリエイティブで影響力の大きい発明ができる
実際に「就活が成功して、いい会社に入ったけど自分が思っていたものと違った」と感じて、2・3年で辞めてしまう人は少なからずいます。
ですから就活の失敗を気にすることはないのです。フリーターでそこそこやりながら見つけたいことを見つけるために時間を使えばいいのではないでしょうか。
焦って進路先を決めるのは本当によくないです。
僕は専門学校を中退しています。学校のやっていることと自分がやりたいことが食い違っていたからです。食い違いが起きた原因は公務員試験に落ちて時間がないなかで急いで決めた進路先だったからだと思います。
ですから皆さんは受験や就活に失敗して「やりたいことが分からなくなったぞ」と思った場合、焦って「とりあえず専門学校に行こう」「適当な会社に入ろう」と思わず、「1年間自分の勉強をしよう」と考えてみるのもアリです。
不登校は最先端の生き方!?
不登校をギャップイヤーとして使うのもアリかと思います。高校生にうちにギャップイヤーを設けておけば大学を選ぶ前に自分がやりたいことを見つけることができます。
僕も実際「大学選びをする前にやりたいことをしっかり見つければよかったなぁ」と思っています。
僕は今定職につかずフリーターでフラフラやっていますからギャップイヤーを過ごしているようなものかもしれません。
僕がかかさずにやっているのが読書とブログです。知識で遊ぶ読書を実践しながら、いろいろなアイデアを練ってやりたいことや身に付けたいスキルがようやく見えてきました。
「アプリをつくるためにプログラミング学びたいなぁ」とか「キャラクターデザインを学びたいなぁ」とか…。
高校で勉強をしながらでも自分がやりたいことを見つけることはできるでしょう。しかし、毎日同じようなことを学ばされ、同じような友達と話しているだけでは新しい道が見えてこないこともあります。
「周りが大学に行っているから自分も行く」という決め方で後悔してしまうのは避けたいところです。
ですから現在不登校で自分の時間があるという方は、まさにギャップイヤーを実践すればいいのではないでしょうか。
世界を旅する、起業する、留学する…といったスケールの大きいことである必要はないのです。僕のように読書をして学校で習わない新しい世界を知ってもいいでしょうし、趣味に没頭してみるのもいいでしょう。
【今日のクエスト】自分のやりたいことを見つける・自分が知らないことを知る・新しい人と出会うためには何をすればいいか?考えてみよう
例えば、
- 新しい技術を身につけるためにオンラインで勉強しよう
- 古生物の本で読んだ「化石友の会」に参加してみよう。新しい友達ができるかもしれない
【獲得経験値】
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