赤ん坊が泣いたときの科学的対処法

子どもと自分を鍛えるコース

「毎日赤ちゃんに泣かれてストレスが溜まっている」

「ママじゃないとすぐにグズってしまうからご飯も食べれない」

 

というママさんへ。今回は科学的に正しい赤ちゃんが泣いたときの対処法をご紹介します。

 

抱くだけではなく歩け!

赤ちゃんが泣いたときには、抱きかかえて歩き回ってみるといいです。

理由は野生動物として生きてきた本能のなごりにあります。動物の赤ちゃんは首根っこを加えられて移動しますよね。赤ちゃんを運んでいるときはお母さんは身動きをとれなくなるわけです。敵が来たら撃退することができません。そんなときに赤ちゃんが騒いで敵に見つかったら格好の餌食となってしまいます。

 

つまり、動物は「移動しているときに声を出すのは危ない!」という本能を発達させたのです。

 

人間にもこの本能が残っているようで、お母さんに抱きかかえられて歩きまわると泣き止みやすくなります。ぜひ試してみてください。

 

 

夜泣きは親の勘違い!?10秒待つだけで楽になる

お母さんを特に苦しめるのが夜泣きです。日中に子供の世話や家事に追われてクタクタになっているのに、夜中まで泣かれたらたまったもんじゃないですよね。

 

そんな子どもの夜泣きですが、多くの場合親の勘違いで悪化させてしまっているかもという可能性があるのです。

結論から言うと、夜中に赤ちゃんが声をあげたり動いたりするのは別に理由がないのです。夜中に赤ちゃんが少しでも動いたり、声をあげたりすると「お腹が空いたのかな?」とか「うんちかな?」と思って子供を抱きかかえることと思います。ですが心配して抱きかかえてしまうのが逆効果なのです。

 

なぜなら、赤ちゃんは起きているように見えて実は眠っているということがあるからです。

 

ときには明らかに声をあげて何かを訴えているように見えたり、完全に目を開けていることがありますが、実は眠っているなんてことも。

実際に玉川大学脳科学研究所准教授の佐治量哉さんが研究があります。睡眠中の赤ちゃんの脳波を調べるという実験です。その実験によると、体を動かしたり声をあげたり目を明らかに開けている場合でも脳波を見たところ睡眠中であるというケースがたびたびあるそうです。

 

つまり赤ちゃんは眠りながら動くことが多々あるのです。

 

眠りながらでも体が動いてしまう理由は、赤ちゃんの脳が未発達であるからです。僕たちの脳は眠っている最中でも体に電気信号を出しています。脳からの信号によって眠っているにも関わらず体が動いてしまうのを防いでいるのが脳幹網様体という場所です。

ですが赤ちゃんの脳は脳幹網様体が未発達なため、睡眠中に体が動いてしまうのをコントロールできないのです。

 

夜中に赤ちゃんが体をひねったり、声をあげたり、目を開けたりすると「おっぱいかな?」とか「うんちかな?」と勘違いして、赤ちゃんを抱きかかえてしまいますよね。

ですが、実際は赤ちゃんは眠っているだけなので、お母さんの行動が赤ちゃんの眠りを妨げてしまって泣き出してしまう…というパターンが考えられるのです。

 

ですから、夜中に赤ちゃんが動きをみせたら10秒様子を見てみるということを意識するといいでしょう。

 

 

ママ以外の人は目を見てはいけない

続いてはママ以外の人が抱っこしたら人見知りして泣いてしまう問題です。

「トイレにも行けないし、ご飯も食べられない…まさに24時間しばりつけられている状態でもうウンザリと思ってしまうのではないでしょうか。

 

人見知りしてしまうときには目を見ないことです。

 

赤ちゃんは人見知りしているのは、その人が嫌いなのではなくその人に興味を持っている印なのです。同志社大学赤ちゃん学研究センターで行われた実験があります。

  • 人見知りしている赤ちゃんの前に、自分の知っている人と知らない人の写真を2枚並べて見せる実験
  • 赤ちゃんの視線を分析した結果、ママの写真と知らない人の写真を同じぐらい見ていた
  • また、主に知らない人の目の部分を見ていた

というものです。ママの写真ばかり見るかと思われましたが、意外にも知らない人にも興味をいだいていたのです。

他人に興味を注いでいるにも関わらず泣いてしまう理由は、これまた赤ちゃんの脳が未発達であるからです。

 

動物は他の動物と目を合わせることはめったにしません。なぜなら、目を合わせるということは威嚇のサインであり、攻撃の意図を示すことになるからです。

ですから動物は目を見ると恐怖を感じるようになっているのです。実際に目を合わせているときには恐怖を司る扁桃体という部分が反応します。

人間にもこの名残がありますが、人間の場合目を合わせることへの恐怖を前頭前野が抑制しているのです。前頭前野のおかげで目を合わせてコミュニケーションを図るという人間らしい行動がとれるのです。

 

しかし赤ちゃんの脳は前頭前野が未発達のため、目を合わせる恐怖の反応を抑えきることができません。その結果、興味よりも恐怖が勝ってしまい泣き出してしまうのです。

 

ですから、ママ以外の人が面倒を見なければならないときには、赤ちゃんとできるだけ目を合わせないようにしましょう。

パパや親戚の人などに預ける際は、「怖がるからあまり覗き込まないようにしてあげて」とお願いしておくと、人見知りが少し軽減されるでしょう。

 

 

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