- 子供との時間を作りたい
- けど、仕事が忙しくて時間を作ることができない
という方は多いはずです。ですが実は、仕事で成果を上げたいという方にオススメするのは、子供との時間を削るのではなく、むしろ子どもと遊ぶ時間を増やしてほしいということです。
なぜなら、人は子供心を持っている方がクリエイティブに問題を解決することができるからです。
- 職場で成果が振るわない
- 企画書でいつも筆が進まない
- 副業を始めたいけどアイデアが出ない
そんな方に強くオススメできる方法です。
子どもと図鑑で対話せよ!
子育てにおいて子供に必ず与えてほしいアイテムが図鑑です。図鑑と言うと男の子のイメージがあるかもしれませんが、女の子でも図鑑は大好きです。
まず、図鑑を与えることで子供の好奇心を伸ばすことになります。最適なタイミングは2歳、少なくとも3歳までには図鑑を読ませたいところです。
なぜなら、子供の好奇心は2歳頃からもっとも強くなるからです。「なぜ?」「どうして?」と親を質問攻めにして困らせる時期ですね。
2~3歳までに図鑑を与えれば勝手に図鑑好きになる
また、3歳までは「好き嫌い」という判断をしない(できない)ことも重要です。脳が「好き嫌い」を評価する扁桃体という部分は3歳頃につくられると言われています。
つまり、3歳までに図鑑を与えておけば、図鑑が「嫌い」になることはないのです。
好奇心に任せて読んでいるうちに「図鑑を読む」という習慣がついてきます。
子どもの「なぜ?」にもラクラク対応!
子どもの好奇心旺盛な姿は微笑ましいものですが、ときには質問攻めにされて面倒なこともあるでしょう。
「夕日はなぜオレンジなの?」「なんでアリが歩いているの?」
「いや、知らんよ」と言いたくなるようなことばかりですし、正確な知識で答えられる親も少ないでしょう。
実は子供の質問に親が答えてあげる必要はありません。
むしろ親がすくに答えを教えてあげたらせっかく興味を持ったことも台無しになってしまいます。なにより質問攻めに親が答えるのは大変です。
そこで活躍してくれるのが図鑑です。家に「科学の図鑑」「宇宙の図鑑」「動物の図鑑」などが揃えてあれば、「さぁどうしてだろう?お母さん分からないから~の図鑑で調べてくれる?」という風に答えればバッチリです。
ですが必ず家事が一段落したら「どうだった?分かった?」と子供の調査結果に耳を傾けてあげましょう。
特に子供の疑問は外で遊んでいるときに芽生えることが多いです。
外で芽生える疑問の多くは自然科学で説明することができます。幸運にも、自然科学系の多くの分野は図鑑になっています。
最強の遊び「図鑑の読み聞かせ」
先ほど「男の子女の子に限らず、子供には2歳頃に図鑑を与えるといい」ということを説明しました。
早いうちに図鑑を与えることによって図鑑を読む習慣がつき、分からないことも自分で調べるようになるからです。
ただし、図鑑を子供がすべて自分で読めるわけではありません。
ふりがなが振ってあるとはいえ、文字をスラスラ読めるわけではありませんし、理解できないこともあるはずです。ですから、親が一緒に読んであげる時間をつくることがとても大切だと思います。
子供向けに書いてあるテキストなら読んでもストレスになりません。「子どもと外で遊ぶのは疲れる」というインドアな親御さんでも楽しむことができます。
得られるメリット:幅広い知識からの発想力
親側のメリットはなんでしょうか?「子育てにメリットを求めるのは野暮だ」なんて善人ぶったことは言いません。下心を持っていいじゃありませんか。
実は子どもと図鑑を眺めることによって仕事で必要な発想力が鍛えられるのです。
なぜなら、発想力には幅広い知識と考え方が必要だからです。「発想力」というと、「ゼロからイチを生む」というイメージがあるかもしれませんが違います。発想というのは0.1をかき集めて1を作るものだと思ってください。
子供向けの図鑑豊かな発想力の源泉となります。
「まさか?」「動物や恐竜の図鑑から何が得られるっていうんだ?」と思うことでしょう。それが実は実際の企業で活かされているんです。
例えば、便器に汚れがつきにくい加工はカタツムリの殻から発想を得ています。潜水艦はイルカの肌や体のつくりを参考にしていると言います。マジックテープは「くっつき虫」から発想を得ています。
このように他分野の知識が自分の専門分野に活かされるというのはよく起こることなのです。
- 眠る前に子どもと一緒に図鑑を読んであげる
- 考えたこと、思いついたことをメモしておく
- 朝に起きてメモを見直してみる
ということをするだけでも、アイデアを考える頭が育ってきます。
僕の場合も自己チューな子育てというのを思いついたのは、従姉妹の子どもと一緒に遊んだことがキッカケです。実家に帰ったときにお子さんと遊んだのですが、わずか数日で僕はクタクタに(笑)
「いつも一緒にいる親はもっと大変だろうな。だったら楽できる子育てというのは需要があるんじゃないか」と思いついたのです。
「いつも読んでいる教育学の知識を何かに活かせないかな」と考えていたところに、ちょうど「子どもと遊ぶ」という新しい体験をしたからこそ発想が生まれたわけです。
いつもと違う体験や新しい知識が与える影響は意外と大きいですよ。
子どもと遊ぶことで子どもの頭で考えられる
子供心を持つだけで発想力を高める効果もあります。
実際に、心理学の面白い実験で7歳の子どもになりきって考えると発想力が高まるということが分かっています。
しかし、例えば僕のようなつまらない独り身の大人が「子供心を持て!」と言われてもちょっと困惑します。ですが親御さんである皆さんはいつも子どもと一緒に生活し、子どもとおしゃべりをしている分、子供心に戻る機会も多くなります。
これを活かさないのはもったいないです。
子どもとたくさん遊んだり、コミュニケーションをとることによって自分も子ども心に戻ることができます。
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