禁止は逆効果!?科学的に正しい子供の叱り方

子どもと自分を鍛えるコース

 

この記事はこんな方にオススメ
  • 幼稚園~小学生向け
  • 子どもが反抗する態度をとってくる
  • ダメだと言っているのにやめてくれない

 

今回は、子どもを叱るときには「禁止」するのは逆効果だぜ~というお話です。

 

禁止されるほど魅力的になる「おもちゃのパラダイム」

子供は好奇心旺盛なところがありますので、親が禁止することをやろうとする一面があります。

 

根拠となる研究

実際に、ミネソタ大学のアロンソンとハーバード大学のカールスミスが行った研究によると、「おもちゃのパラダイム」という現象が確かめられています。おもちゃのパラダイムとは子供が遊ぶおもちゃを禁止されるとそのおもちゃがより魅力的になったという現象です。

実験の介入

被験者となる園児達にいくつかのおもちゃで遊んでもらい、それらを好きな順に並べてランキングを作ってもらった。

その後園児たちを二つのグループに分け、それぞれの介入を行う。

  1. ランキングをつけてもらったおもちゃで2位にランクインしたおもちゃを指して、「このおもちゃで遊んだらダメだよ!」と厳しく禁止する
  2. 2位にランクインしたおもちゃを指して、「このおもちゃを使ってもらったら困るなぁ」と優しく注意する
実験の結果

10分後に再びおもちゃを好きな順にランキングを付けてもらったところ、

  • 厳しく禁止されたグループ1において2位だったおもちゃが1位に浮上する確率が高かった
  • 対して優しく注意したグループ2においては順位はそのままか下がる傾向がみられた
実験の考察

禁止された行動ほど魅力的に映ってしまう理由は、人間共通の心理「カリギュラ効果」で説明できます。

カリギュラ効果とは、禁止されるほどやりたくなってしまう心理現象のことです。1980年に公開された「カリギュラ」という映画の内容があまりにも過激だったため一部上映が禁止したところ、返ってその映画が話題を集めたというエピソードからとられています。

 

子どもの行動は好奇心の証!

カリギュラ効果はたちの悪い人間の性のように思えますが、根底には好奇心があります。

特に子どもは好奇心旺盛なため、「やってはいけない!」と言われると、「もしやったらどうなるんだろう?」という心理が働きやすいです。

 

決して「大人を困らせてやろう」という悪意があるわけではないので、「実験感覚でいろんなことを試しているんだな~」と見守る心も時には大事かもしれません。

 

【今日のクエスト】子供には禁止ではなくお願いをしよう

ステップ1:子どもによく怒ってしまう場面を想像しよう

例:

  • 子どもが食べながらこぼすとき
  • お店のなかで走り回るとき

 

ステップ2:行動のトリガーを決める

感情的に怒りそうになったら→「~されると困るなあ」とお願いをする

 

コメント

ららららら

あららららら

あああかかかささ

 

popupだよ。

tigerだよ。