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今回は、子供の能力を伸ばしたいなら期待をかけることが重要だぜ~という話です。
期待しただけで IQ が上がった!「ピグマリオン効果」
子供を成長させたいなら「ピグマリオン効果」を活用しましょう。ピグマリオン効果とは、期待をかけることによって実際に能力が向上するという現象です。
実際、ロバート・ローゼンタールという心理学者たちが行った研究では、子供たちに「君は伸びるよ!」と期待しただけで実際に IQ が伸びたぜ~という結果が示されています。
実験の介入
学校のクラスの生徒たちに対してIQ テストを受けてもらう。受けてもらった各クラスの20%ほどの人数の学生をランダムにピックアップし、担任の先生に「君はこれから IQ が伸びる可能性があるよ」という風に伝えた。なお、20%の学生はテストの結果とは関係なく選ばれた
実験の結果
8ヶ月後にもう一度 IQ テストを行わせたところ、期待をかけられた20%の学生は実際にスコアが上昇する傾向がみられた
つまり、実際に伸びしろがあるかどうかに関係なく、「きっと出来る!」と期待を寄せるだけで能力が向上するということです。理由としては、誰かに信じてもらえているというモチベーションで本人が努力しやすくなるからだと考えられます。
ただし、ピグマリオン効果を実践するときには注意点があります。それは生まれつきの能力に対してではなく、努力に対して期待をかけるという点です。
というのも、人間は能力について褒められるとあまり努力をしなくなったり、プレッシャーがかかり過ぎてしまうからです。それに対して、過程を褒められると 「工夫したことが良かったんだな」と認識し一層努力や工夫をするようになります。
×「うちは家系的に理系の家系だからきっと数学ができるようになるよ」
×「あなたは頭がいいからできるようになるよ」
◎工夫して努力すればできるようになるよ
【今日のクエスト】ピグマリオン効果を活用しよう
ステップ1:子供がやりたいことを言った時には否定せずに期待する
攻略ポイント:非現実的な目標は存在しない
子供が夢を語る時において「非現実的」なんてことはありません。例えば、子供が「声優になりたい」と言ったら、「そんなに甘くない」と否定してしまうかもしれません。確かに甘い道ではないかもしれませんが、実際声優として働いている人がいる以上非現実的ではないはずです。
「覚悟を決めて取り組めばできる!」と声をかけるといいでしょう。
【獲得経験値】
☑️子どものやりたいことに対して、「できる!」と声をかけた
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