この記事はこんな方にオススメ
- 予備校の教師家庭教師学校の教師などをやっている
- 家で子供に勉強を指導したい
- 授業の効率をアップさせたい
今回は、授業に小テストのルーティンを組み込むことによって成績が上がりやすくなるぜ~というお話です。
急がば回れ。「小テスト」で授業効率アップ
ワシントン大学の研究では、1年半の間小学生たちに授業を受けてもらったところ、小テストを取り入れない場合よりも 小テストを取り入れて内容の確認を積極的にした場合のほうが成績が上がりやすくなったという結果が出ています。
「授業進行のために、授業の振り返りはできるだけ子供に自宅でやらせたい」という気持ちはわかりますが、そこは急がば回れの戦略です。忘れないうちに前の内容を復習して記憶に定着させることによって、次の授業の内容も理解しやすくなります。
【今日のクエスト】今日の勉強の前にクイズ大会を行う
攻略ポイント:小テストを毎回つくるの面倒…
テストを毎回つくるのはちょっと面倒ですよね。そこでクイズ大会に代えてみましょう。授業前に問題をつくってメモするだけでいいですし、ゲーム性も取り入れられます。
ステップ1:授業を始める前に クイズを作る
大人の人がテキストを選んでクイズを作成しましょう。内容をまんべんなく復習できるように5~10個ぐらい作るといいでしょう。
ステップ2:子供たちをチームに分けよう
学校の先生などで複数人を相手に教えているならチーム戦の要素を入れてみましょう。席の配置でチームを組ませるのが一番手っ取り早いです。黒板に席の図を書いて「ここからがAグループだよ~」みたいに。
ステップ3:サクッとルールを説明しよう
「じゃあクイズをやりま~す。分かったら手を挙げてください。正解だったらそのグループに得点が入りまーす」
…などと簡単に説明。
ステップ4:クイズを出題
クイズを出題し挙手制で答えさせましょう。正解ならば回答したメンバーが所属しているチームに1ポイント。なお、「難しい応用問題には2ポイント」といった逆転要素を入れてもいい。
ステップ5:優勝チーム・累計を発表する
「今日は4ポイントとったBチームの勝ちで~す」
ステップ6:個人の成長にもフィードバックを与える
できれば、数ヶ月(席替えの頻度による)を通してチームの得点を記録していくといいでしょう。的確なフィードバックを与えることができます。
「競わせる」だけでなく、成長度合いにも注目してあげることが大事です。
「Cチームは前1ポイントだったけど、今回は2ポイントとれているねぇ。成長してるねぇ」
【獲得経験値】
☑️前回教えた内容から出題するクイズを考えた
☑️クイズを出題した。もちろん教科書は閉じたまま!
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