子どもが勝手に幸せになる自己チューな子育て

子どもと自分を鍛えるコース

自己チューな子育てがもっとも子供を幸せにする

「子育てというのは子供のために尽くさなければならない」という考え方は大間違いです。

 

子育てにプレッシャーを感じると批判的になりやすい

「完璧な子育てをしなければならない」といった子育てのプレッシャーを感じていると、子供に対して批判的な態度をとりがちです。

 

実際に研究でも実証されています。

  1. 被験者を集め教師役となってもらい、子供たちに問題の解き方を教える実験。その際、教師役の人たちを二つのグループに分ける
  2. 「あなたの教師としての責任は子供にいい成績を取らせることです」とプレッシャーをかけられるグループ
  3. ②何も言われないグループ(対照群)
  4. 結果、①のプレッシャーをかけたグループの方が子供に対してより統制的な態度を取る傾向が見られ、命令的な言葉を2倍も使っていた

 

自分が幸せにしていれば子供は幸せになる

幸せの感情は自分の子供はもちろん、友達の友達の友達にまで感染することが分かっています。

 

カリフォルニア大学サンディエゴ校で行われた実験を見てみましょう。この実験は約5000人の人を20年間も追跡調査した大規模な実験です。

この実験によると、自分が幸せでない状態から幸せである状態になれば

  1. 約1.6 km 離れたところに住んでいる友達も25%幸福度が上がる
  2. 隣の家に住んでいる場合は34%上がる
  3. 幸福の上昇は友達の友達の友達にまで感染する
  4. 友達の友達の友達が幸せになると、5000ドルもらうことよりも幸せになる

友達の友達の友達と言ったら、恐らくほとんど関わりがない人かもしれません。それほど離れた人の幸せでも、友達を伝わって自分に影響を与えるのです。

親から子供に幸せが伝染することはもはや明白です。

 

自分が幸福になるためには

今ある瞬間のありがたみを感じる

母親の幸福度を高めるもっとも簡単なテクニックとして、「セーバリング」があります。セーバリングとは今ある幸せは今でしか味わえないという感覚を持つことです

 

大学4年生 を対象にセーバリングを行った実験をみてみましょう。

  1. ①「卒業まで1200時間しか残ってませんよ」という風に伝えたグループ
  2. ②「一年の10分の1が残っている」と伝えられたグループ
  3. 結果、具体的に大学の残り時間を具体的に知らされた①のグループの方が毎日を大切にしようとする傾向が高まり、幸福度が上がった

 

ですから、子供が反抗してきたりしても「今の子供の姿は今でしか見れないんだな~」なんて物思いに更けてみるといいでしょう。

 

子育ての知識よりも周囲とのつながりの方が大事

子育ての知識を伝えるコンテンツのなかで言うのもなんですが、子育ての知識よりも、自分を助ける人間関係の方が大切です。

勉強して正しい知識を得ることは確かに大切です。ですが困ったときにはママ友達や、親戚・親などに頼ることができる関係性がもっと大事なのです。

 

実際に、母親のウェルビーイングは、子育てに対するスキルによる自己効力感よりも、他人とのつながりの方が2倍から3倍関係していることが分かっています。

積極的に人に頼るようにしましょう。人に頼るのが申し訳なくなってしまうという方はこちらを↓

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「自分の子育てがあっているのか不安でたまらない」 「1人で子育てをするのが不安でたまらない」 「子育てが楽しくない…」 という方へ。 今回は子育ての悩みに科学的な結論を出していきたいと思います。 子育てが不安でたまらない生理学的な理由 結論...

 

【今日のクエスト】今でしかない幸せを噛み締めてみましょう

【獲得経験値】

 

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