家事がラクに。無料で喜んで働いてくれるお手伝いを育成しよう

子どもと自分を鍛えるコース
この記事はこんな方にオススメ
「家事が大変」「猫の手でも借りたいぐらい忙しい」

猫の手は借りられないかもしれませんが、子どもの手なら借りることができます。家の仕事は親だけが抱え込まず子どもたちに手伝ってもらう方がよっぽど合理的です。

 

理想を押しつけず感謝しよう

子どもを一流のお手伝いに育成するためには忍耐強く教えることが大事です。最初は子どもにお手伝いを任せても思い通りにはやってくれません。

例えば、食器洗いを任せてもただの水遊びになって逆にキッチンを汚してしまったりします。洗濯物を畳んでもらおうとしてもやってほしい畳み方とは違うことがあります。

 

ですがいきなり完璧を求めてはダメです。少しでも何かしてくれたら「ありがとう」と言っておきましょう。「お手伝いを完璧にやり遂げた」という成果ではなく、「やろうとしてくれた」というプロセスに目を向けてあげるのです。

 

仮面ライダーが終わってからお手伝いさせればいい説

子どもが手伝いをしてくれる気を起こさない場合は、仮面ライダーなどのヒーローを活用しましょう。例えば、「助けて仮面ライダー○○!」みたいにお願いするとやってくれたりします。(笑)

人間は人の役に立つことや人生観について考えさせることによって、実際に親切な行動をとるとされています。(スクルージ効果)プリンストン大学の研究では、自分の価値観や憧れのスーパーヒーローについてなど考えさせた場合、ボランティア活動に積極的になったらしいです。

 

仮面ライダーや戦隊ヒーローを視聴した後はお手伝いを頼むチャンスです。

お手伝いにご褒美を与えてはいけない

お手伝いにご褒美を与えてはいけません。

理由としては子供は純粋に親を助けることに意義を感じているからです。実際の研究でも子どもがやってくれた親切な行いに対してご褒美を与えると人助けをしなくなるということが示されています。

 

 

根拠となる研究

認知心理学者マイケル・トマセロ博士が小さい子供のお手伝いのご褒美に効果があるかを調べています。1歳8ヶ月の子供を三つのグループに分けて検証しました。

  1. 子供には人助けをする度に小さなおもちゃをあげる
  2. 人助けをする度に「ありがとう」とお礼を言う
  3. 何もしない

次に三つのグループ全てで何もリアクションをしなかったところ、「ありがとう」と言ってもらえたグループは引き続き人助けをしてくれたものも、小さなおもちゃをご褒美にもらっていた子供達は最も人助けをしなくなってしまったという結果に。

 

 

ですから子どもの親切には感謝の気持ちを伝えるだけにして、「お手伝いしてくれたらお小遣いあげるよ」といった言葉はかけないようにしましょう。

 

【今日のクエスト】子どもに「ちょっとお手伝いしてくれない?」と助けを求めてみよう。

【獲得経験値】

 

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