子育ては「ついで」でいいんです。
僕には子供はいませんが、子供を持って一生懸命育児をしている親御さんは凄いと思います。と同時に「もったいない!」とも思います。僕なら血がつながっているとは言えど「他人」のために人生の大半を費やして自分のことを後回しにしないといけないからです。
といっても子どもを持つこと自体を否定しているのではありません。書店に腐るほどある子育て論の本を読み漁り、子供に100%尽くしているような育児をするのではなく、もっと自分の人生を大切にする子育てをしたらいいのではないかと思うのです。
自己中な子育てコンセプトは「子どもと暮らしていくなかで自分自身が成長する。子どもの成長は『ついで』」というものです。
「ついで」の子育てでいい理由
子供には背中で語るべし。コントロールできないことをしようとするから疲れる。
子供には背中で語りましょう。具体的には子どもに口うるさくいうのではなく、自分自身が手本を示すのです。
ネットや育児書では「子供は~~だから~~したほうがいい」といったノウハウが蓄積されています。しかし子供と大人を切り離して考える必要はありません。
子供にとっていいことは大抵大人にとってもいいことです。例えば「子供は脳が未熟だからネットや電子機器の取り扱いには気をつける」といったノウハウはよく聞く話です。しかしネットへの依存は子供だけでなく大人も気をつけるべき問題です。
子供に「ゲームはやめなさい!」と言いながら、自分はスマホの画面ばかり見ている」といった調子では子供も言うことを聞くはずがありません。
自分の子供とは言っても「他人」です。他人をコントロールするのは不可能ですし、コントロールしようとするからストレスが増えるのです。
対して、自分自身は自分でコントロールすることができます。自分自身が「スマホばかり見ていたら大事な時間を失ってしまうかもしれない。代わりに何ができるか考えてみよう!」と成長することが大事です。
一緒にやってみようよ」というスタンスで成長する
育児のメソッドは子どもだけにやらせようと思わず、自分自身も実践してみるといいです。なぜなら子どもにとっていいことは親にとってもいいことだからです。
例えば「脳は寝ている間に成長するから子供はたくさん睡眠をとらせた方がいい」「子供の頃の読書量は語彙力や成績に直結するからたくさん本を読ませたほうがいい」「運動をすると脳も成長するから小さい頃から運動をさせた方がいい」…といったものです。
大人であっても「睡眠が足りなくなると注意力が落ちてしまうためしっかりと睡眠の量を確保することが大事」「読書をすればするほど認知的予備力が上がり認知症になりにくくなる」「運動をすることで脳の機能が高まり、ストレスも解消される」ということが言えます。
ですから、「子供に~~をさせる」という考え方ではなく、「~~するといいらしいから一緒にやってみようよ」と誘うのが正解です。
あくまでもスタンスは自分自身が成長するため。子どもの成長は副産物です。
子供は親の真似をして生きるから
子供の成長は副産物という言い方は冷たく感じたかもしれません。しかし、子供は親を見て育つものです。親が「成長しよう!」という意識を持ってくらせば子供も自然と親を見習います。
例えば、親に読書の習慣がある家庭ほど子供も本をたくさん読むようになり賢くなるでしょう。他人の悪口を言わない親のもとで育つと子供も悪口を言わない子に育つでしょう。
他人はあくまで他人です。自分のお腹から生まれた人であってもコントロールすることはできません。子育ては子供というパートナーを伴った究極の心トレなのです。科学的手法を活用して自分を成長させていきましょう。
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