「小さい子どもがゴミやホコリを口に入れるのをやめさせたい」
「子供の衛生面が気になる」
という方へ。
実は神経質に清潔を求めすぎると、アレルギー・子供のやる気のなさ・情緒不安定・体調不良など様々な症状につながります。
今回は清潔すぎる子育てを見直していきましょう。
清潔にしすぎる弊害
清潔にしすぎると良質な細菌が体内に取り込まれなくなります。
あらゆる体の症状は、いきすぎた清潔志向により、腸内細菌が不足していることが原因かもしれません。
人間の腸の中には微絨毛というひだがあり、腸内細菌はそのなかで暮らしています。言わば微絨毛は細菌のアパートであり、腸内細菌は住居者です。
腸内細菌には人間の体にとってかかせない存在です。
腸内細菌の役割
- 消化・吸収を助ける
- 免疫機能の維持
- 有害物質の排除
- ビタミンの合成
- 必須アミノ酸の合成
- ホルモンの合成
- 神経伝達物質の合成
清潔にしすぎて腸内細菌が減ってしまうと、これらの機能が働かなくなってしまいます。
また、清潔にしすぎてしまうと
- アレルギーにかかりやすくなる
- 食中毒にかかりやすくなる
というデメリットもあります。
清潔にして細菌が体内に入り込む機会を奪ってしまうと、免疫機能が強くならないからです。日常的に入ってくる細菌との戦いは免疫機能にとっては練習試合です。
細菌を排除してしまうと、免疫機能が練習試合することがなくなり怠けてしまいます。怠けて弱くなった免疫機能では、本当に有害な病原菌が入ってきたときにうまく対処することができなくなってしまうのです。
それどころか、反応しなくていい花粉や食物のタンパク質に反応してアレルギー反応を起こしてしまいます。
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