- 記憶に残る強烈なノートを作りたい
- ノートまとめをもう少し楽しみたい
今回は強烈に記憶に焼き付ける二つのノートテクニックを紹介します。
細かいニュアンスを伝えるために動画でも解説してみました。よかったら見てみてください。
情報のまとまり「チャンク」を作る
1つめののテクニックは「チャンキング」です。「チャンク」というのは情報のまとまりのこと。
勉強していてもっとも覚えにくいのは単に羅列された情報を得るときです。それぞれの情報にストーリー性がないと覚えるのはなかなか大変ですよね。
そこで、それぞれの情報を仲間分けすることによって印象的に記憶に残すことができます。
例えば、「ビタミンKが含まれる食材は何か?」という内容を覚えるとしましょう。
9つもの羅列された情報を覚えるのはなかなか大変。そこでこのように↓グループ分けしてみたらどうでしょう。
ぬるぬるグループ;納豆・わかめ・モロヘイヤ
ザ葉っぱ:キャベツ・ほうれん草・ケール
これなら三つのグループだけ覚えていれば記憶を辿ることができます。
イラストで2倍覚えやすくなる!
二つ目に紹介する時はイラストです。
ノートを書く時に、イラストを簡単に描くだけで段違いに記憶に残りやすくなります。
例えば、今度は「鉄分が含まれる食材」という内容を覚えるとしましょう。
まずは先ほども使ったチャンクのテクニックを使ってみます。
植物系小松菜・ほうれん草・ひじき
エネルギー系:しじみ・納豆
ビタミン D系:カツオ・丸干しイワシ
…という四つのグループを作ってみました。エネルギー系とビタミンD系は説明が必要でしょう。まずはエネルギー系について。しじみはオルニチンという成分、納豆はカリウムがそれぞれ疲労回復やエネルギー生産にも関わるので、「エネルギー系」とまとめました。次にビタミンD系。カツオや丸干いわしはビタミン D が含まれる食材でもあるので「ビタミンD系」としてまとめました。
このように常に自分が知っている関連知識を使って仲間分けを作るのも有効です。
さて、ここからが本題。イラストのテクニックも加えてみましょう。
↑今回は「鉄分が含まれる食材」というテーマなので、中心に鉄のイメージである釘のイラスト。肉系は肉のイラスト、植物系は植物の芽のイラスト。エネルギー系は炎のイラスト。ビタミン D は紫外線によって活性化するので太陽のイラストを描いてみました。
このようにイラストを描いておくと次にこのノートを思い出す時 ビジュアル的なイメージがパッと思い浮かび。スラスラと知識を思い出せるようになるでしょう。
実際に、2015年にカナダのウォータールー大学で行われた研究によると、イラストを描きながらノートをとるだけで単語が覚えやすくなるぜーという結果が出ています。
被験者たちに外国語80個の単語を覚えてもらう。その際、被験者を二つのグループに分けて比較。
- 文字だけで記憶
- イラストを描きながら記憶
その後、被験者がどれだけ暗記できているかをチェックした。
実験の結果
イラストを書きながら覚えたグループ2の方が記憶率が良く、グループ1と比べて2倍も覚えていた
【今日のクエスト】チャンクとイラストを使って、必須アミノ酸を覚えよう
今回は例題として9種類の必須アミノ酸を覚えてみましょう。チャンクやイラストを使って、脳に覚えさせてくださいね。
ステップ1:ノートや紙切れを用意しよう
ステップ2:チャンクを使ってみよう
自分なりのグループをつくって、情報を仲間分けしてみましょう。
ステップ3:イラストを描いてみよう
例えば、リジン・ヒスチジンはどちらも「ジン」がつくので、「人(ジン)グループ」としてまとめ、人が立っているイラストを描いてみるといいかもです。
【獲得経験値】
☑️必須アミノ酸がすべて言えるようになった
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