プチプチの包装を潰すと誘惑に負けにくくなる!?

意思力

プチプチの包装をつぶすだけでギャンブル欲が下がった!

どうしても勝てない誘惑にかられた時に備えて、気をそらす介入を持っておくといいでしょう。

 

根拠となる研究

ルーバンカトリック大学の研究によると、ギャンブルから気をそらす介入すると欲求が低下したと示されています。

介入

被験者として週1回ギャンブルをするギャンブル好きな人たちを集めた。被験者を4つのグループに分けて別々の介入を行う

  1. パソコンのキーボードを頭の中で想像するグループ
  2. 包装用のプチプチ(バブルラップ)をメトロノームに合わせて数えながらつぶすグループ
  3. テトリスをするグループ
  4. 500から7ずつ引いて逆さまに数えるグループ

 

結果

どの介入でもギャンブル欲を抑える効果があったが、キーボードを思い浮かべたグループ1とプチプチをつぶしたグループ2の介入が特に効果が高かった

考察

理由としては、どのような介入であっても欲求から気をそらすことが効果的に働くからだと思われます。

というのも、何かの欲求にかられている時には脳の報酬系が活動的になっています。そこで別の活動に取り組むことで脳の他の部位を活性化させることができるので気をそらすことができるのです。

「そんなのは一時的な欲求にしか効果がないのではないか?」と思われるかもしれません。

 

ですが、一時的な回避策にもきちんと効果はあります。なぜなら、強く欲求に駆られている感情はそう長続きはしないからです。

実際に、

  • 仕事帰りで疲労がたまっている時
  • ストレスが溜まっている時
  • 誘惑を思い出させる広告を見た時

…など衝動がピークになる時は一時的なものでしょう。そのピークさえ乗り越えれば欲求を受け流せる可能性は大きく上がります。

 

なお、気をそらす介入は「ギャンブルをしたい」だけでなく、「甘いものを食べたい」「タバコを吸いたい」といった別の誘惑にも同じように効くと思われます。

 

【今日のクエスト】欲求から気をそらす介入を1つ用意しよう

ステップ1:気をそらす介入を1つ準備しておく

例:
  • テトリスのアプリを開いてゲームをする
  • パソコンのキーボードを頭の中で想像する

研究で行われた介入を参考に手軽で楽しく実践できそうなものをピックアップしてみましょう。

 

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ステップ2:欲求を感じた時には1から10で評価する

欲求を感じたときには、欲求レベルを1から10で評価してみましょう。

例:

コンビニに行ったらスイーツを買って食べたくなった→9:とても食べたい!

 

ステップ3:気をそらす介入を行い、介入を行った後の欲求を1から10で評価する

例:
コンビニに行ったらスイーツを買って食べたくなった

→9:「とても食べたい!」

→気をそらす介入「キーボードを頭のなかで思い浮かべる」

→5:「別のことを考えて冷静になると少し欲求レベルが下がったな」

具体的な数値で欲求を表すことで、気をそらす介入でどれぐらい欲求が下がっているか確認できます。欲求のレベルが下がったことが客観体に把握できれば、「もう少し放っておけば落ち着くかもしれないと」と考え直し、行動を抑制することができます。

 

【獲得経験値】

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