今回は3分でぐるぐる回る完璧思考を止める「ネガティブ・ダストビン」というテクニックを紹介します。
ネガティブ・ダストビン
ネガティブ・ダストビンとは自分のネガティブ思考を書き出した紙をビリビリに破くテクニックです。そんなイカれたテクニックで効果があるのか?と半信半疑かもしれません。
しかし実際、ネガティブ・ダストビンが有効であることが確認されたスペインのオートノマ大学の実験があります。
- 被験者を集め、「自分の体の嫌なところを書き出してください。」と指示
- 被験者を2つに分け、片方のグループには書いた紙をビリビリに破るように指示
- もう片方のグループには、書いた紙をそのまま持っておくように指示
- 結果、紙を破ったグループのほうが自分にポジティブな評価をするようになり、ストレス耐性が上がった
という実験内容。
ネガティブ・ダストビンが効く理由は、思考の物質化が行われるからです。思考を紙に書き出すことで、思考がまるで物体となったかのように錯覚します。その物体をビリビリに破ることによって、ネガティブな思考とオサラバできる、というわけです。
具体的な方法としては、
- 「今のノートのとり方は完璧じゃなかった。ページを変えよう…。いやいやまた完璧思考に陥って時間を無駄にしている。自分はこだわりを捨てられないダメな人間だ。」などと完璧思考を紙にかき出していく
- だいたい3分間ほど書き連ねる
- 書き上げたら思い切りビリビリに破る
という感じ。
性格的にモノを粗末にすることのない完璧主義な人ほど、ビリビリに破く体験は爽快です。気分がスッキリすることが分かると思うので、ぜひ実践してみてください。
【今日のクエスト】紙を用意して思考を書き出してみよう!
【獲得経験値】
コメント