【アビリティ】ツァイガルニク効果
タスクをあえて中途半端なところで中断する。記憶力を高め、知力がぐーんと上がる。
【獲得経験値】
【参考本】
「覚えなきゃ」という強迫概念
「本を読んだそばから忘れてしまう」「でも面倒くさいノートは取りたくない」
読んだことが記憶できないで困っている方は多くいらっしゃいます。
「読んだらすぐ復習しなきゃ」とか「速読をしなきゃ」みたいなのが強迫概念になっている節はないでしょうか?
「効率的にやらなきゃいけない」という読書法依存症です。
積ん読になるのは読書ノートをとるから?
完璧主義者の人は読んだ内容をすべて覚えようとして、ノートに事細かに書こうとします。
しかし、実は「読書ノートをとろう」という考えこそが、買った本が積ん読(読まずに積んである状態)につながってしまうのです。
なぜなら、人間はアクション数(やらなければいけない行動の数)の多いことを面倒臭がるようにできているからです。
例えば、完璧主義者の人が巷の読書術を使って本を読もうとすると、
速読を意識する→本を読む→読書ノートに書く→覚えるために復習する…
というアクションを起さなければいけません。とてもじゃありませんが読書が習慣になってない人には面倒な作業です。
対して、これだけならどうでしょう。
読書をする(完)
簡単で手をつけやすいですよね。「覚えよう!」とか「速く読まなきゃ!」という強迫概念がなければ読書はこんなにもラクなものなのです。
そもそも記録・記憶なんて必要ない!?
皆さんは本を読んでなにかの専門家や研究者になるわけではありませんよね?
講義をしたり、専門的に研究するなら記憶することが大事ですが、そうではないわけです。
「だったら必要なときに知識をどうやって取り出すの?」と思う方もいるかもしれません。
知識が必要になったときはもう一度本を開けばいいだけです。
本を読んで得るのは知識ではなくアイデア
本を読んで覚えるだけでは何の意味もありません。
本を読むとすべてを知った気になり、「他の人が絶対知らないことを知ったぞ!」と思い上がってしまいます。
しかし、あなただけが持っている知識など絶対にありません。誰かは必ず同じことを知っているのです。「知っている」ということは価値がないわけです。
ではあなただけが持っているものはなんでしょう?
それはアイデアです。本を読んで「この知識をこんな風に使ってみよう!」とか、「自分のあのときの体験と一緒だ!」というアイデアはあなただけが持っているものです。
0秒で記憶に残せるマル秘テクニック
記憶は重要視しないとは言えど、覚えているに越したことはありません。
そこでオススメの記憶術が本をすべて読まず中途半端なところで終わるというテクニックです。
中途半端なところまで読むだけで記憶に残りやすい理由はツァイガルニク効果が働くからです。ツァイガルニク効果とは途中で中断されたものは気になってしまうという心理効果です。
テレビ番組でCMをまたぐときに使われているテクニックですね。
本を読むときにもツァイガルニク効果テクニックを使ってみようというわけです。
読書ノートをつくろうとすると5分や10分はかかってしまいますが、本を中途半端なところまで読むというテクニックなら所要時間は0秒です。
1日ですべて読み通さず、あえて5章を少し読んだところで終わるみたいにするだけで記憶の残り方が違いますよ。
オススメなのはポモドーロテクニックを使って、強制的に中断することです。
ポモドーロテクニックについてはこちら↓
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