頭のなかで猿のように騒ぐ「モンキーマインド」
同じような考えが頭のなかで猿のように騒ぐことを「モンキーマインド」と言います。
特に完璧主義な人は、いつも同じような考えをループさせて時間を無駄にする傾向があります。
例えば、「集中力が続かない自分はダメな人間だ」とか「習慣が続かない自分はダメだ」とか「もっと効率的にやらないとダメだ」みたいな感じ。
モンキーマインドをストップさせるためには、以下の5つの方法が効果的です
- 捨てる
- 例外を考える
- 賢者の目線で考える
- 良し悪しで判断するのをやめる
- 由来を探る
まずは自分のなかに沸いてくる考えを1つの文にしてみましょう。ここでは例として「集中力が続かない自分はダメだ」という文にしてみます。文をつくれたら、モンキーマインドを収める方法を使っていきましょう。
捨てる
何度も浮かんでくる考えであれば、「もう十分!」「ストップ!」と言い聞かせて頭の外に送り出す
例外を考える
その考えが当てはまらないケースを考えてみる。同じ考えが現れるのは同じ前提を置いているから
例:「集中力が続かない自分はダメだ」→集中力が続かないということはいろんなことに気づき、発想力が豊かだということでもある。ダメなわけではない。
賢者の目線で考える
自分が尊敬する人物や歴史上の人物なら何と考えるか
例:「集中力が続かない自分はダメだ」→「発達障害だとも考えられているエジソンなら何と言うだろう?『ひとつの物事に集中するだけではなく、いろんなことに興味関心が散ることだっていいじゃないか』と言ってくれるかも」
良し悪しで判断するのをやめる
いい悪いの価値判断をしないようにしてみる
例:「集中力が続かない自分はダメだ」→「続かなくてもいい。続かないときは別のことをやればいい」
由来を探る
なぜその考えが何度も現れてくるのかその原因を探る。考えの原因となる自分の満たされない欲望を見つける
例:「集中力が続かない自分はダメだ」
→どうして集中したいと思うのか?
→効率的に物事をこなしたい。最短で結果を出したい
→短い時間で1つのことを完成させることにこだわりすぎていにないか?時間がかかるのは無能だと思っているのかも
完璧主義を手放せるヒント
完璧主義の人は意外と習慣が続きません。
というのも、完璧主義的な人は取り組んだことをすべて完璧にやろうとします。その分、行動へのハードルが高くなってエンジンがかかりにくくなるのです。
そこで「まずは5分だけ取り組んでみよう!」と考えてみてください。
5分だけやってみると意外と楽しくなって長時間集中できたりします。もちろん5分で終わってしまっても構いません。
5分間やってみて楽しくないことは自分のレベルが合っていないことが多いです。
例えば「基本的なデッサンもできないのにいきなりデザインをしようとする」とか「基礎的な知識がないのにいきなり専門書を読む」とか。
いきなり高みを目指そうとしてもできないのは当然です。集中力が続かないのは自然ですし、むしろ早いところ諦めて切り替えた方がいいのです。
ということで、完璧思考に陥ったときには、「5分だけ」と「できなかったら諦める」を意識してやってみましょう。
【今日のクエスト】完璧主義のモンキーマインドを制圧しよう
- 捨てる
- 例外を考える
- 賢者の目線で考える
- 良し悪しで判断するのをやめる
- 由来を探る
【獲得経験値】
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