お金を上げたらうつ状態が改善した研究
なんとお金をあげることによって精神衛生が向上するとか。
スウェーデンのユンクフィストという研究者による実験を見てみましょう。
- 精神を病んでいる人たちに毎月50ユーロ(約6500円)のお金を支給
- 結果、抑うつ的な気分の改善・不安の解消・人間関係の改善などの効果が現れた
また、心理療法や薬、認知行動療法などの治療で効果がなかった人が、お金によって改善する場合もあったとのこと。
理由としては経済的に余裕ができることによって、精神的にも余裕ができるためと思われます。
「引きこもっているからお小遣いはいらないでしょ」はちょっと辛辣かも
引きこもっている子供にお小遣いをあげるべきかというのは悩むところかと思います。
「学校にも行っていないのに遊ぶお金をあげるべきなんだろうか」と悩むのは分かりますが、お小遣いは今まで通りあげるべきでしょう。
先ほどの研究で示したとおり、経済的な余裕ができれば精神的な余裕にもつながるという理由が一点。
もうひとつはお小遣いをあげることを通して、存在を認めてあげることができるということです。子供さんは引きこもっている間も何かしら考えているものです。学校に戻れなくてもどこかに就職しようとか、高卒認定試験を受けて大学に行こうかとか、資格や知識を身に着けようとか…
もしもオープンキャンパスに行くとか、勉強のための教材などを買おうとしてもお小遣いがなければどうにもなりません。
交通費もなければ好きなものも買えないとなるのは、子供からすると「一生その部屋にいなさい」と言われているようなものです。
まとめておくと、引きこもりのお小遣い問題に関しては今まで通りあげるのがいいかと思われます。
【今日のクエスト】お小遣いを見直してみよう
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