- 物事を徹底的にやろうとして完璧を求めすぎてしまう
- 壮大な計画ばかり立てて行動に移すことができない
完璧主義に陥ると、行動に移すことがおろそかになってしまいます。例えば、
- 壮大な勉強法の理論を何度も練り直して実際の勉強が進まない
- いきなり完璧な作品をつくろうとして創作活動が楽しめない
といった具合。
この記事を読む前に…
以前の記事では、完璧を目指しすぎると質が高いアイデアは出なくなるぞ~という研究結果を紹介しています↓
今回は実践編。具体的に完璧主義から抜け出して行動を起こすための戦略をご紹介します。
【実践】完璧主義から抜け出し行動するための3つのアイデア
1.自分の思考について考えてみる
たとえば僕はある時にこんな完璧主義が頭に浮かんできました。
「ひらめいたアイディアを蓄積させたいなぁ。蓄積させるにはデジタルの方が検索性が高くて便利だな。でもデジタルだと 図やイラストを書いたりするのが難しいからイメージが残りにくい…。どちらかに統一したいけどどうすればいいだろう」
このように、「やり方を完璧に統一したい」という完璧思考に陥り悶々としていました。まずはこのように自分が頭の中で考えていることを言語化することが大事です。
2.本来の目的を考える
次に本来の目的を考えてみます。なぜなら、完璧思考に陥っている時には目的を見失い手段が目的化していることが多いからです。
例えば、僕の場合「アイデアを蓄積するツールを管理したい」という完璧思考に陥り、デジタルにするかアナログにするかというところで迷っていました。
そこで、「そもそもアイデアを蓄積する理由目的は何だろう?」と考え直してみます。 考えてみると「アイデアを形にして新しいことを作りたい」というのが本来の目的だと気づきます。
このように本来の目的を思い出すだけでも、「デジタルに統一するか、アナログに統一するか」という不毛な悩みにこだわることが無意味なことに気づきます。文字情報が多いアイデアに関してはデジタルで、画像で残したいアイデアはアナログで管理。みたいな感じでもいいですから。
3.行動に移す
ステップ2でリストアップした一番重要な目的を達成するための行動を実践しましょう。
僕の場合、「自分が考えたアイデアを形にする」というのが本来の目的でした。ですので、実際に形にしてみればいいわけです。適当にメモしたアイデアノートを引っ張り出して、メモしたフレーズをブログ記事に組み込んでみたり、考えたキャラクターを実際に描いてみたり、
今まで温めておくだけになっていたアイデアがどんどん形になってくると、別にアイデアを蓄積する方法なんて何でもいいじゃん」ということに気づきます。
→アイデアをまとめるのは手段。目的はアイデアを形にすること
→実際に、どんどん形にしていく
→アイデアの管理法は割りと何でもいいなぁ
【ケーススタディ】「勉強法」が目的化する
今回の実践アイデアが少し分かりにくい人にもう1つ例を出しましょう。
例えば、「勉強をするときに完璧なノート作りをしたい」という悩みに陥っていたとします。
こちらも同じように3つのステップに当てはめてみます。
- 自分の思考について考えてみる
- 本来の目的を思い出す
- 行動に移す
- 自分の思考:「綺麗にまとめられたノートをつくりたい」
- 本来の目的:効率的に学習して記憶に残すこと
- 実践:記憶するためにノートを手で隠しながら勉強してみる
重要なのは今まで「完璧なノートをつくること」にフォーカスしていたのが、「記憶すること」にフォーカスすることで本来の目的を思い出せるところです。
いざ学習を始めてみると、まとめ方がちょっと雑だったり、ノートの縦列が揃っていなかったりしても「書いてあることが覚えられればいいや」と考えられるようになります。
→ノートをつくるのは手段。目的は書いたことを記憶すること
→実際に、ノートの内容を見ないで思い出してみる
→「ノートのまとめ方は割りと何でもいいな」と気づく
【今日のクエスト】完璧を目指しすぎて行動できないときには「目的」を思い出そう
☑️自分がよく陥る完璧思考を言語化してみた
☑️本来の目的を考え直してみた
☑️目的を達成するための実践をしてみた
【獲得経験値】
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