生きる意味が分からなくなった
生きがいとなるような活動を見つけたい
今回は「人生なんて頑張って何になるんだろう?」と思い始めた人にオススメです。
「自分が生きがいを感じることを見つけていこうぜ!」というお話をします。
自分をよく知る
人生の意味を見つけるには、まずは自分を知ることです。
テキサス A & M 大学の研究↓によると、自分のことをより深く知っている人ほど、人生の意味を見いだしやすいことが分かっています。
テキサス A & M 大学のレベッカ・シーゲルの研究チームの実験。
学生たちを集めて三つのグループに分けた
- 「本当の自分」について出来るだけ詳しく説明する文章を書いてもらう
- 「普段の自分」について詳しく書いてもらう
- 大学内の書店についての文章を書いてもらう(対照群)
その後すべてのグループの学生達に、「自分の人生に対してどれぐらい意義を感じているか」という質問をした。
その結果、グループ1の本当の自分について書いた人のなかで、文章が詳しければ詳しかった人ほど自分の人生に深い意味を感じているという回答が多かった。
つまり、自分についての文章をより詳しく書ける人の方が人生への意味も感じやすいみたいですね。
理由としては、自分の好きなことや大切にしていることを把握している人ほど、人生で喜びを見いだしやすいからでしょう。
例えば、「自分は小さい頃から妄想にふけるのが好きだったなぁ」と知っていれば、「自分は面白いシナリオを描くのが生きがいだ!」と気づくことができます。
ですから、自分のことをスラスラと説明できるような状態を目指していきましょう。
「人のためになるには?」と考える
社会貢献の意識を持つことで、人生に意義を感じやすくなります。
ロチェスター大学の研究によると、「人のためになる!」と意識を持つことで、自分がやっていることに意義を感じやすくなると分かっています。
ロチェスター大学の学生たちに簡単なコンピューターゲーム(※)をしてもらった。
※そのゲームでは、コンピュータースクリーンの上部に表示された単語と、同義語の単語を選ぶというゲーム
ゲームに取り組んでもらう際、学生たちを2つのグループに分ける
- 普通にゲームをしてもらうグループ(対照群)
- 「1問正解するごとに少額ながら 国連世界食糧計画 (WFP) に寄付がされます。世界の飢えている人たちを助けることができます」と伝えてからゲームをしてもらうグループ
20分間このゲームをした後、「この体験をどの程度を意味のあるものに感じたか?」を評価してもらった。
すると、ゲームすることによって寄付ができると伝えられたグループ2は、グループ1に比べてゲームの体験をより意味深いものとして捉えた
つまり、社会貢献の意識は僕たちがやることに意義を感じさせてくれるのです。
毎日8時間社会貢献する人の特徴
「親切なんてする暇がないよ!」と思われた方も多いでしょう。確かにボランティアなどに頻繁に参加するのは難しいかもしれませんね。
しかし、社会貢献はボランティアや慈悲活動だけではありません。
皆さんが毎日やっている仕事や勉強だって、立派な社会貢献です。
仕事を社会貢献として認識していることが大事なのです。
イェール大学の心理学者 エイミー・ヴェジェスニエフスキー 教授がある調査を行った。
病院の清掃員達に「自分の仕事はどういうものだと思っているか」という質問をした。すると同じ清掃の仕事をしていても仕事への意識に違いが見られました。
- 単に「病院を清掃する仕事」と回答した人
- 「患者の治療のために欠かせない仕事。病院を清潔に保つことが治療のためにも必要だから」と回答した人
自分の仕事に社会貢献の要素を意識できるのは素敵なことです。
「自分の仕事がどんな人の役に立つか?」と考えるだけで、毎日8時間他人への親切をすることにつながるのです。
学生の場合なら、「勉強する意味が分からなくなりました」という悩みを持っている人もいるでしょう。そんなときにも社会貢献の目標をつくるといいでしょう。
例えば、「お医者さんになるために勉強する」という目標を立てれば、「今勉強しているのは将来多くの人を救うためだ」と考えることができます。
綺麗事抜き!過去の強い「後悔」を探れ!
社会貢献の意識を芽生えさせるためには、自分の過去の後悔を振り返ってみましょう。
「できることなら過去に戻って自分にこんなことを言ってあげたい」という強い後悔の感情です。
例えば、「自分は学生のとき勉強なんて意味がないと思ってろくに勉強をしていなかった。でも今はすごく後悔している」という人の場合。
「自分と同じように勉強する意味を失っている人に寄り添いたい。だから教師になりたい」といった目標を見いだすことができます。
こうした目標は強いです。「教師になって社会貢献したいです」といった、ふんわりした目標では得られないエネルギーを得ることができます。
ちなみに僕も「陰キャの自分に自信が持てなくて青春を楽しめなかった後悔」を原動力にしています。
できることなら今の知識を持った状態で高校時代にタイムスリップして、孤高の学校生活を楽しみたいです。一人で趣味に没頭したり、女の子と自信を持って話したりしたいです。(笑)
ですがその願望は叶いません。この気持ちを昇華するために、「せめて僕と同じことで悩んでいる人に僕の意思を継いでほしい!」と激しいモチベーションが沸いてくるのです。
僕は「陰キャの人たちに自信を持ってほしい」などと綺麗事を言っているようですが、実際には欲望まみれなのです(笑)。
だけど本物の「社会貢献の意識」ってそんなもんなんじゃないでしょうか。
社会貢献というと、「自分のことを後回しにしている」というイメージがあります。
だからこそみんな「他人のことなんて考える余裕ないよ」と思うし、「そんなの綺麗事だ」と済ませてしまいます。
でも僕は社会貢献は自分の強い願望の延長線上にあると思います。ぜひ過去の強い後悔を探してみてください。
【今日のクエスト】生きがいを見つけよう
まずは自分を知っていきましょう。自分の価値観を見つけるワークがオススメです。↓
次に自分の過去の後悔を分析してみましょう。こちらも参考に↓
コメント