発達心理学に基づく引きこもり解決【①希望の灯火】

お一人様のマニュアル
【今日からの心トレ】子供にとっての安全基地をつくろう

【獲得経験値】

  1. 子供が不登校に…
  2. ひきこもりになって自立する様子がない…

という方へ。

 

今回は発達心理に基づくひきこもり回復(パート①)について解説していきます。

パート⑤まで続く今回のシリーズは、心理学者エリクソンが提唱した発達段階という考え方に沿っています。

エリクソンが提唱した「発達段階」

僕たちは、希望・意思・目的・有能性・アイデンティティという5つの段階で成長していきます。

希望:母親との関係で信頼感・安心感を育てる(乳児期)

意思:自立性を育てる(幼児前期)

目的:積極性を育てる(幼児後期)

有能性:勤勉性を育てる、自分のできることとできないことを自覚する(学童期)

アイデンティティ:自分の人格を確立する(青年期)

 

人間は生まれてから、これらの5つのプロセスを赤ちゃんから思春期にかけて達成していきます。

「不登校・ひきこもりの改善に、なぜ発達段階の考え方が必要なの?」と思われることでしょう。

その理由は、不登校・ひきこもりは発達心理で言うところの後退だからです。

 

つまり、5つのプロセスのどこかでつまずき、発達が後退しているということです。

ひきこもりを直すには、乳児期の発達段階(希望)まで遡り、ひとつひとつやり直していくしかありません。

 

「赤ちゃんからやり直す」と聞けば、「今でさえ苦労しているのに!」「やってられるか!」と思われることでしょう。

しかし、不登校やひきこもりの青年の特徴としては、子供の頃に大人びていたということが共通しているのです。

  1. いつも下の兄弟を優先して自分は遠慮した
  2. 親に気をつかって、親が望む学校に進学した
  3. 家が貧乏で大学に行きたくても我慢した

そのような生真面目な性格によって、常に親にも気をつかってきたのでしょう。

今読んでいる親御さんもきっと心当たりがあるのではないでしょうか?

 

もし心当たりがなくても、子供なりに我慢していることがあるのです。

ですから子供さんの後退は、大人びて無理していた分のつけが回ってきたと考えましょう。

 

心理学的に見ても、後退は悪いことではありません。

ひきこもりは「生まれ変わりたい」という心の現れである!ぐらいにとらえておきましょう。

 

 

段階1.希望の灯火

まずは発達段階の「希望」のプロセスです。

「希望」のプロセスの発達課題は、親に対して安心・安全感を持つことです。

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