【教室内のダークな心理学】友だちをつくる裏技とは？

今回は友だちをつくるためのダークサイドテクニックをご紹介します。

仲良くなりたかったら「好き」ではなく「嫌い」を共有せよ

「仲良くなるには共通の趣味を持つのがいい」なんて言いますよね。

確かに共通の好きなことがあれば距離が縮まるのは確かです。

ただ、もっと効果的なのが「嫌いなもの」を共有することです。

米国オクラホマ大学の研究では、本当に仲がいい親友とは、好きなものより嫌いなものが一致しているケースが多いことが示されています。

つまり、親友とのつながりというのは、共通して好きなことよりも共通して嫌いなものによるところが大きいというわけです。

ですから、距離を縮めたいという人がいるのなら、共通して嫌いなものを探すことが効果的です。

自分と相手が共通して嫌いな人物→クラスの中心人物

「『共通して嫌いなものを探せ』と言われても、そんな都合よく見つからないよ」と思われたことでしょう。しかし本当にそうでしょうか？

口に出しはしないものに誰しもが苦手意識を持つ人が大抵はいるはずです。それはクラスの中心人物です。

ステータスによる人気者は「能動的攻撃」で力を誇示する

集団のなかで中心人物となるような人気者には2つのタイプがいます。

1. 性格による人気者：共感性や性格による人望を集める人気者
2. ステータスによる人気者：社会的ステータスの誇示による不適切な方法でのし上がる人気者

1のタイプの人気者は誰からも好かれますが、2のタイプの人気者は敵味方が多いタイプと言えます。

敵味方の多いステータスの人気者タイプは周りの人を攻撃したり、自己主張することによって自分の社会的ステータスを誇示し、人気を獲得します。

よく使う技が「能動的攻撃」です。能動的攻撃とは集団のなかで浮いている人を率先して仲間はずれにしたり、からかったすることによって力をアピールすることです。

能動的攻撃ができる人は周りから「ステータスが高い」と思われます。「この人に逆らっちゃダメだ」という心理から気に入られようとするのです。

人気者の悪口を言って「絆」をつくろう

みんな心のなかでは「あの人といると居心地が悪い」と思っていても、自分より立場が上なので口に出すことができません。

しかし、実際このような攻撃的な人気者は敵味方の多いのですから、周りの人達が苦手意識を持っていてもおかしくありません。

だからこそクラスの人気者を共通の敵役として抜擢しようというわけです。方法は簡単です。

あなたが友だちになりたい人に対して「みんな言わないけどさ、俺○○のことちょっと苦手なんだよね」「ああいう目立つタイプってちょっと怖いよね」という風に陰口するだけです。

相手はきっと「それ俺も思ってたんだよね」と賛同してくれるはずです。「よくぞ言ってくれた！」と言わんばかりに悪口が溢れ出すことさえあるかもしれません。(笑)

クラスの人気者を共通の敵として設定できれば、友だちとの間に大きな絆が芽生えるでしょう。

人の悪口を言ってまで絆を生みたくないと思うかもしれませんが、効率的に仲良くなろうと思えば最速の方法です。

人気者の地位を失墜させることも可能！？

人気者の悪口を言うという行動は、大げさではなく革命の先導者となるようなものです。

みんなが言いたくても怖くて言えなかった事実にいち早く言及するのは大きな意味を持ちます。計画的に悪口を言っているのは人気者が得意とする「能動的攻撃」の一種です。こちらが能動的攻撃を仕掛ければ周りの人間から「人気者にはじめて攻撃したやつ」「すげぇことを言うやつ」と認識されます。

「俺も仲間になって今までの鬱憤を晴らしたい」と思う人も出てくるでしょう。

まさにこれはステータスによる人気者の常套手段です。

人気者が能動的攻撃によって、周りの人間に力をアピールし、周りの人間も人気者に認められようとする仕組みとまったく同じなのです。

自らの武器で身を滅ぼすことになるとは何とも皮肉ですね。

多くの仲間を味方につけることができたら、人気者を失墜させることも可能でしょう。これが人の心を操る技術です。

しかし、こんなサイコパスチックなことをしてまでクラスの人気者になる必要はありません。

何より僕らにとっては不尊の対象である「ステータスによる人気者」のやり口を真似るのは意に反します。

ですので友だちとの仲を深めたいだけなら、「ここだけの話だけどアイツのことちょっと苦手なんだよね。」とコッソリ打ち明けるぐらいがいいでしょう。

【今日のクエスト】仲良くなりたい人とは「嫌い」を共有せよ

「アイツ目立ってるけど、ちょっと苦手なんだよね」とか「教室の雰囲気って落ち着かなくて苦手なんだよね」など、嫌いなことを打ち明けて共有してみましょう。

【獲得経験値】