イタいリーダーになってない?謙虚にチームを引っ張る自己認識の科学

社畜にならない創造性マニュアル

リーダーが持つと最強のスキル「自己認識力」

リーダーという立場でもっとも難しい点は自分が見えなくなることです。

なぜなら、周りよりも地位が高いことで自分の行動を指摘してくれる人がいなくなるからです。

 

例えば、自分のアイデアが1番だと考えてチームの意見を聞かないでいると、そのうちメンバーは意見を言わなくなります。「どうせ自分の意見で進めるんでしょ」と思われてしまうからです。

するとメンバーがいいアイデアを持っていても話にあがらず、チャンスを逃してしまうかもしれません。

 

実際に、ある研究では階級が上がるほど自分が見えなくなるそうです。また、自己認識にかけるリーダーは600%も失敗するリスクが高くなるとか。利益に換算するとなんと約5000万ドル。

 

自己認識に欠けるイタいリーダーは以下のような特徴があります。

  • 自分のアイデアしか見えなくなりメンバーのアイデアを殺す
  • 言っていることがコロコロ変わり、メンバーのモチベーションを殺す
  • 本人は社交的で優しくていいリーダーだと思っているが周りはシラケている

こんなことが日常茶飯事ならチーム全体の成果が上がるわけがありません。

 

能力が低い人ほど自信過剰になる

リーダーは「自分の知識は絶対だ!」「チームの誰よりも有能だ!」という感覚に陥りやすいです。

しかし心理学では残酷な事実が分かっています。能力が低い人ほど自信過剰になってしまうという事実です。(「ダニング・クルーガー効果」と呼ばれます。)

理由としては能力が低い人は、自分の能力を見極める能力も低いからでしょう。

 

自分に対する絶対的な自信は、すでにダニング・クルーガー効果にハマっている証かもしれないのです。

 

自己認識力を高めるコツ

自分がすでに知っている分野を学び続ける

自己認識力を高める1つ目の方法は自分の専門分野を学び続けて、知識をアップデートすることです。

リーダーはチームを起こした人、または職歴が一番長い人がなりますよね。すると「自分が1番詳しい」という自惚れに陥る危険性も高いということです。

 

「自分は詳しい」という自惚れから抜け出すには、さらに深く学ぶことが有効です。今まで読んでこなかった本を読んで新しいことを知れば、「自分にはまだ知らないことがあるかもしれない」という謙虚さが芽生えます。

自分の知識に対して謙虚であることを知的謙遜と言います。知的謙遜は自己認識力の重要な要素です。

知的謙遜が芽生えれば部下の話にも耳を傾けられるようになります。「自分が絶対ではなく、この人の言うことも正しいのかもしれない」という態度になれるからです。

 

忙しいリーダーほど子供との時間を大切にする

お子さんがいるという方は、子供と触れ合う時間をつくるのがオススメです。

なぜなら、子供は地位や立場関係なくズバッと言ってくれるからです。

「自分は優しい」と思っていても、子どもは遠慮せずに「お父さん顔が怖い!」と言ってきます。「愉快で社交的」と思っていても「喋りすぎ!うるさい!」と言われるかもしれません。

 

ただ反抗しているだけではなく、子供は自分の姿を正しく写してくれる鏡なのです。

実際にスタンフォード大学のハヤグリーヴァ・ラオ教授によると、10代の子供を持つリーダーは自信過剰になるリスクが低いとか。

 

子供がいない方は、気をつかわずにズバッと言ってくれるメンバーをそばにおくべきです。

無能なリーダーほど自分を褒める人を周りに置き、有能なリーダーほど自分を指摘する人を周りに置く、と言います。

居心地のよいメンバーだけでなく、あえて自分を批判するメンバーを大切にすることが大事なのです。

 

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