- 目標達成のために自分へのご褒美を用意しても思うように続かなかった
- 新しい習慣を意気揚々と始めても、中盤になるとだらけてしまいがち
- ゲームのように毎日の習慣を攻略したい
「マイルストーン」を置けば作業速度・精度が高める
長期的な仕事は「マイルストーン」を置くのが重要です。マイルストーンとは、ビジネス用語で、長期的な目標を達成するための中間目標のことです。
例えば、全体で3ヶ月かかる目標なら1ヶ月ごとに進捗状況を確かめるといったことをするのです。
実際に、テルアビブ大学の社会心理学者ニラ・リーベルマンの実験では「あとどれぐらいで終わるか」という仕事のゴールを見せた場合、作業を進める速度や精度のレベルが高く疲労感が少なかったと示されています。
考察
理由としては、「自分がいまどれぐらい進んでいるか」という状況がよりハッキリと分かるからでしょう。
ゲームで言うなら、ボス戦に行くまでに雑魚モンスターを倒して経験値が入る・レベルアップして新しい技が使えるようになる・マップが広がる・中ボスをクリアして後何体敵を倒せばいいかが分かる
…といったように、ところどころで達成感を感じられるような仕掛けがあります。逆に、ラスボスまで特にイベントが起こらないようなゲームはやっていて面白くないですよね。
目標の設定もゲームと同じです。「最終ゴールを達成したら~~になれる!」という長期的な動機付けだけでは弱いのです。マイルストーンとなる中間目標を設定するように工夫してみましょう。
【今日のクエスト】自分の目標に中間ゴールを加えてみよう
ステップ1:自分が達成したい最終ゴールをイメージする
例:
- 1日2ページ資格のテキストを進めて3ヶ月後に受験する
- 1ヶ月の間、毎日1回は自炊する
- 2ヶ月の間、1日1ページの読書を毎日続ける
ステップ2:最終ゴールまでの道のりに中間ゴールを設定する
例:
例えば、「1ヶ月○○を続ける」という目標なら、1週間目・2週間目・3週間目という3つの中間地点に分割してみましょう。
例:
中間ゴール①:1週間目
中間ゴール②:2週間目
…
ステップ3:それぞれのポイントで報酬を設定する
それぞれの中間ゴールで、具体的な達成基準と報酬を決めておきましょう。なぜなら、ふんわりした基準だと達成できたかどうかが曖昧になってしまい、モチベーションにならないからです。
例:
中間ゴール①:1週間目
→報酬:
・週に5回できたら1000円までで好きなものを買う
・週に7回できたら1500円までで好きなものを買う
中間ゴール②:…
報酬は、好きなものを買う・カレンダーにシールを貼る・スタンプを押す…などご褒美になるものなら何でも構いません。
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