この記事はこんな方にオススメ
- 子どもの高校選びは何を基準にしたらいいの?
- 学習の環境を整えるためにもレベルが高い高校を選ぶべき?
周りの学力と差があると大学への進学意欲がダウン!
「優秀な友だちが周りにいる環境で頑張ってほしい」と考える気持ちは分かります。ですが、自分と能力が離れた子供たちが周りにいることは本人にとって自信を失ってしまう可能性があります。
根拠となる研究
2008年のスウェーデンの研究によると、学力が高い同級生の存在が学力の低い生徒の自信を失わせる可能性があると示されています。
Choice by Contrast in Swedish Schools: How Peers' Achievement Affects Educational Choice
Abstract. We ask whether a social contrast mechanism depresses the educational aspirations of students with high-achieving peers. We study two entire cohor
観察
2つの集団からなる829校(16万417人の生徒)を対象。
結果
- 学力の低い生徒の自信を喪失させ大学への進学意欲を失わせた
- 平均的な生徒が学力が1標準偏差低い学校に転校することで、レベルが高い学校を選択する確率が3%増加した
つまり、背伸びしてレベルが高い学校に通うよりも、自分の能力に見合った学校をチョイスした方が学業への意識は向上すると言えるでしょう。
かといって、あまりにもレベルが低すぎる高校を選んでも張り合いがないでしょう。理想としては子どもの成績が中の上から真ん中ぐらいに位置できるレベルの学校です。
【今日のクエスト】子どもの偏差値に合致した高校を探そう!
ステップ1:模試の結果を見て「偏差値」を確認しよう
模擬試験などを受けている場合、「偏差値」という項目を確認してみましょう。
ステップ2:「(高校名) 偏差値」などで検索
理想としては子どもの今の偏差値と同じか少し下ぐらいの高校を選ぶことです。偏差値はその学校のだいたいのレベルだと考えられる客観的な数値なのでぜひ活用しましょう。
高校名と「偏差値」などのキーワードを入れることで検索することができます。
コメント