タスクをクソゲー化させないノルマ設定の極意

意思力
この記事はこんな方にオススメ
  • やらなければならないと思う仕事でも先延ばしにしてしまう
  • タスクに手をつけてもモチベーションが続かない
  • やりきった感がなく無理に頑張ってしまう
  • 自分の仕事はクソゲーだと思う

今回は、日々のタスクをクソゲー化させないためにはノルマを設けるといいぜ~というお話です。

予備知識
努力しているのに「努力が足りない!」と自分を責めてしまう原因とは?
この記事はこんな方にオススメ 十分に努力しているのに足りていない感じがする 社畜のように働いているのに働き足りない感じがする 完璧主義で自分を追い詰めてしまう 今回は、完璧主義で苦しんでいるなら成果を形にすることが大事だぜ~というお話です。...

↑この記事の中では、自分が行うタスクを数値化しようぜ〜というお話をしています。まずはこちらの記事を読んで、自分のタスクを数値で評価する習慣を身につけてみるといいでしょう。

 

ノルマ設定で先延ばしを回避!

自分が取り組むタスクにおいて、どれぐらい達成すればノルマクリアかという基準を具体的に設けておきましょう。

 

例えば、以下のような基準を設けるのです。

  • 文章や企画書の執筆なら、何文字以上書いたらノルマクリアか
  • 資格の勉強なら、何ページ進めればノルマクリアか
  • 単語カードの復習なら、何枚覚えればノルマクリアか

 

なぜなら、ノルマはそのタスクにハマるための重要な要素だからです。実際、ゲームでは必ずノルマが設けられています。

  • デイリーミッションをあといくつこなせば報酬がもらえるか
  • あといくつ経験値を稼げば次のレベルにレベルアップできるか
  • どれぐらいのスコアを出せば最高得点を叩き出せるか

…といったことが具体的な数値として画面に表示されます。仮に、太鼓の達人でミスをした数がわからなかったり、ポケモンを育てていて今までの経験値が不明だったりすれば、ゲームを続けるモチベーションは湧かないでしょう。

 

 

しかし、多くの人は自分の仕事でノルマを設定していません。ノルマがなければ、「今日もやりきったぞ!」という感覚がないので仕事に対するモチベーションは高まらないのは当然です。

根拠となる研究

実際、組織心理学者のエドウィンロックらが行った研究によると、具体的な基準を設けるだけで行動を起こしやすくなるということが示されています。

介入

ある木材の運送業者の積み荷状況を調査したところ、法律で定められた最大積載量の約60%しか積んでいないことが分かった。そこで、「積載量は上限の94%にするように」と具体的な数値を示した

結果

9ヶ月後、木材は最大積載量の90%まで積まれるようになった

考察

理由としては、人間は具体的な基準がないとやる気になれないからだと考えられます。具体的な基準とは、自分ではない誰かが見たとしても解釈することができるかという目安で考えるといいです。研究で扱われた最大積載量の94%という基準は、運送業者であれば誰から見ても明らかでしょう。

それゆえ、みんなが「守ろう!」という意識になったのです。

 

 

やる気をなくすような目標になっていないか?

アメリカの自己啓発作家であるアンソニー・ロビンズは、「元々やる気のない人間はいない。やる気をなくすような目標を持った人間がいるだけだ」と発言しています。

 

自己啓発書の受け売りは個人的にあまり好きではありませんが、この言葉は一理あります。目標設定のコツは現在の自分の感情や行動を活発にすることです。逆に、間違った目標設定は、「達成した自分」にばかりフォーカスしてしまうことです。

 

例えば、「英語の検定を合格したい!」という目標を立てる場合、「目標を達成して英語を使いこなしている自分」にばかりフォーカスすると、日々のモチベーションを保つことができません。

それよりも、「今日は10個も単語を新しく覚えたぞ」「会話文の質問に対して60秒以内に答えを作れるようになったぞ!」といったタスクへの達成感の方が重要になります。

 

【今日のクエスト】1日のノルマと達成ランクを設定しよう

ステップ1:取り組むべき課題をピックアップ

自分が取り組むタスクにおいてどれぐらい達成すれば乗るまクリアかという基準を具体的に設けておきましょう。

例:

  • 文章や企画書の執筆→文字数をカウントして600文字以上書いたらノルマクリア
  • 資格の勉強→2ページ進めればノルマクリア
  • 単語カードの復習→20枚復習したらノルマクリア
  • 1つのテーマについてアイデアを出す→5つアイデアを考えたらノルマクリア

 

ステップ2:達成ランクを設定

それぞれのタスクで、3段階ほどの達成ランクを設定しましょう。プラチナランク・ゴールドランク・シルバーランクの4つで設定します

例:

  • ブログの執筆→600文字ならノルマクリア・1000文字以上ならシルバーランク1500文字以上ならゴールドランク・2000文字以上ならプラチナランク
  • 暗記カードの復習→20枚以上でノルマクリア・40枚以上でシルバーランク・60枚以上でパープルランク・100枚以上でプラチナランク
  • 1つのテーマでアイデアを出す→3つでノルマクリア・6つでシルバーランク・9個でゴールドランク・12個でプラチナランク

 

ステップ3:ノルマクリアを演出しよう

自分が設定したノルマに関して、「達成したぞ」と実感できるクリアの演出をしましょう。達成感を得られる演出ならどのようなものでも構いません。面倒くさくならず、どんな状況でも即座に実践できるものがいいです。

例:

  • 「ノルマクリア!」と心の中で宣言しながら、指をパチンと叩く鳴らす
  • 「ゴールドランククリア!」と宣言しながら、メガネをカチャッと上げる
  • 「ミッションコンプリート!」と呟く
  • Todoリストの項目をペンとシャッ!と消す
  • Mindlyのアプリでアイコンをつける(※後述)

自分の達成ランクを更新したときにもクリア演出をするといいでしょう。

 

攻略ポイント:Mindlyでアイデアカウント

Mindlyのアプリならアイコンを使って、タスクの進捗度合いを管理しやすいです。

↑例えば、「キャラクターデザインのアイデア出し」というタスクにおいて、「神経質なキャラクターはどう表現するか?」というテーマを設定したとします。

 

↑ノートの枝の画面から「アイコン」に行くと、アイコンを選べます。

 

↑いろんな色のマークが選り取りみどりなので、どの達成ランクでどのアイコンを使うかを事前に決めておきます。そしてタスクを達成したら達成ランクに応じてアイコンをチョイス。プラチナランクは、「赤ハート」をチョイスすることに。

 

↑このようにプラチナランククリアの印となり、小さな達成感を味わえます。

【獲得経験値】

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