十分に努力しているのに足りていない感じがする
社畜のように働いているのに働き足りない感じがする
完璧主義で自分を追い詰めてしまう
「働き足りない!」と感じてしまう完璧主義の心理
生真面目な人は、「自分はまだ努力が足りていない!」と自分を追い込んでしまいがちです。しかし「努力が足りていない」というのは錯覚です。
その原因は、成果が見えにくい仕事のやり方にあります。
現代は肉体労働よりも、知的労働が増えています。肉体労働の場合は「家を立てた」とか「製品が完成した」とか、1日の成果が目に見えて分かります。
しかし、知的労働の場合はそういきません。何時間も働いても仕事の成果が形として見えないので、「本当に頑張ったのかな?」と不安になってしまうのです。
イギリスで行われた調査↓でも、働きすぎる人の特徴が調査されています。
イギリスのキャス・ビジネス・スクールによる500人のビジネスパーソンを対象にした調査。
労働時間や仕事に関するモチベーションなどをインタビューによって調べた。その結果、「働きすぎる人」の特徴として以下のことが分かった
- 働きすぎる人達は知的労働者である
- 働きすぎる人達は不安感が強い
知的労働者はいくら働いても達成感を得ることができず、不安感を感じてしまいます。
これこそが「自分は努力が足りていない」と錯覚して自分を追い詰めてしまう原因なのです。
僕も結構完璧主義者なので、勉強やコンテンツ作りをしっかりとした日でも「今日は本当に頑張れてたかな?」と不安になることがあります。
努力家なのはいいことですが、自分を追い詰めすぎるといろいろ弊害が出てきてしまいます。
働きすぎると様々な能力値がダウン
働きすぎると、様々な弊害が出ることが分かっています。
- 週の労働時間が40時間を超え始めると脳卒中を受けるリスクが10%上がる
- プライベートと仕事を切り分けずに働き続けるとうつ病にかかる 確率が166パーセントも高くなる
- 帰宅後も仕事を続ける人は幸福度が40%下がる
ちなみに理想的な週の労働時間は30時間以下と言われています。30時間より多かったら脳の機能が下がり、死亡リスクが上がったりします。
まぁ普通の会社は週40時間ぐらいなんで難しいでしょうけどね。少なくとも40時間以内の労働は守りたいものですが、残業や休日出勤が増えるとオーバーしてしまいます。
特に成果が分かりにくい知的労働の人は注意しなければいけません。
「もっと働かないと」と不安になって、家でも仕事のことを考えてしまったり、持ち帰って仕事をしたりすると結局労働時間は増えてしまいます。
仕事の時間以外は仕事のことを考えないのが理想ですね。
成果をスコア化しよう
知的労働の場合でも、1日の成果を見えやすくする方法があります。
それが「スコア化」です。
例えば、僕はノートをスコアボードとして活用しています。30分ごとに休憩を入れて、ブログで書いた文字数をノートに記録する作業をしています。
「10:00~10:30→754文字」みたいに。1日の終わりにスコアボードを集計すると、「今日はこんなに頑張ったのか~」と達成感を感じます。
ですので、知的労働をする人は自分なりに工夫して、スコアを出してみるといいでしょう。
ゴールを決めると無駄な完璧思考もなくなる
日々の努力をスコア化することで無駄な完璧主義もなくすことができます。
というのも、完璧主義者の人はときに本来の目的を忘れてしまうことがあるからです。
例えば、勉強熱心な人のなかに「綺麗なノート職人」になっている人とかいますよね。「学習効果を高めるためにノートをとる」ならいいのですが、「ノートを綺麗にとる」ということ自体が目的になるといけません。
代わりに「今日はノートの3ページ分の内容を見ずに説明できるようになる」などとノルマをつくっておくと、目的を見失わずに済みます。
僕自身もかなり完璧主義をこじらせていて、「より機能的な読書ノートをとりたい」と考え、ノートにこだわりすぎていた節があります。
「ブログを~文字書けた」とスコアを意識するようになると、目的を忘れずに努力できるようになりました。
「方法」に固執しすぎているという人は、仕事をスコア化して「目的」を忘れないようにしてみましょう。
【今日のクエスト】自分の仕事をスコア化する方法を考えて実践しよう
【獲得経験値】
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