- 勉強や仕事の前に集中力をアップさせるルーティンを取り込みたい
- 記憶力や洞察力を高めたい
今回は、頭の回転を全体的に良くするためには15分の激しめの運動が効果的だぜ~というお話です。
8時間後まで脳が活性化し続ける15分の運動
頭を使わなければならない時間が始まる30分ぐらい前に激しめの15分の運動を行うと脳を活性化させることができます。
実際、カナダのマギル大学による研究ではエアロバイクを漕ぐ運動によってその後8時間にわたって脳が活性化したという結果が出ています。
実験の介入
被験者に、集中力・認知機能・考察力・記憶力などを活用するパズルゲームに取り組んでもらう。その際、被験者を二つのグループに分けて比較。
- 15分間全力でエアロバイクを漕いでもらうグループ
- 15分間座って特に何もしないグループ
なお、被験者は 上記の介入の後、30分後・60分後・90分後・8時間後・24時間後の合計5回のタイミングで 脳スキャンによって脳の活性化のレベルを計測される。
実験の結果
- 運動を行ったグループ1において運動後30分から90分は脳の活性化のレベルの大きな上昇が続いた
- その後も、脳の活性化レベルの上昇は8時間後まで続いたが、8時間以降はグループ1と2の間で差が見られなくなった
- しかし、24時間後の計測では再びグループ1の方が脳の活性化レベルの上昇が見られた
実験の考察
結果を簡単にまとめると…
有酸素運動に取り組むことによって、その後8時間と丸1日経った後の2回のタイミングで脳が活性化するということが分かったわけです。
運動直後に頭の回転がアップする理由は、体を動かすことによって血流が良くなり脳が必要とするエネルギーや酸素が供給されやすくなるからだと考えられます。注目ポイントは運動をした24時間後も時間差でその効能が得られるという点です。おそらく頭を使う作業の前に運動を行っておくことによって眠っている間に効率よく記憶に定着するのと考えられます。
ですので、知的な作業に取り組む前に激しめの有酸素運動をやっておけば集中力も上がり、翌日の記憶の保持率もアップさせることができそうです。
【今日のクエスト】勉強前に運動のルーティンを組み込もう
ステップ1:15分間の有酸素運動を考えよう
自分が取り組める範囲で15分間体動かす方法を考えてみましょう。研究に従ってエアロバイク を活用するのは難しいですがステッパーといった小さめの運動器具なら部屋の中でも活用できます。
例:
- 音楽を聴きながら15分間ステッパーを漕ぐ
- 50回スクワットをしてから勉強に取り組む
- 階段や坂道を上り下りしてダッシュする
- 家の周りを早歩きで散歩する
ステップ2:具体的な行動のトリガーを決める
→ コーヒーを飲んで 30分程度昼寝する
→目が覚めたら部屋で音楽を聴きながら、3曲分(15分間)ステッパーを踏む

↑以前の記事で、コーヒーを4杯分摂取してから筋トレをすると効率が上がるぞ~というお話をしました。筋トレは毎日やるより1日置きにやって筋肉を休めた方がいいです。そこで「昼寝→コーヒー→筋トレorステッパー15分」というルーティンをつくって、有酸素運動と筋トレを交互にやってみるといいでしょう。
【獲得経験値】
☑️有酸素運動を15分間実践した
☑️その後、勉強に取り組んだ
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