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フラッシュカードは受験勉強での暗記でお馴染みのツールです。しかし、暗記だけにとどまるのはもったいない。前回に続いて僕なりのフラッシュカードの活用法を紹介します。
制限時間を設けてゲーム性を。
AnkiDroidには解答を表示するまでの時間を設定することができます。
AnkiDroidのサイドバーの「設定」から「カードの学習」→「解答を自動的に表示」にチェックを入れて、任意の秒数を設定するだけ。
「時間内に思い出さなくては!」という気持ちになるので、ゲーム性が生まれます。スピード感を味わいながら学習したいという人におすすめの設定です。
また、時間制限は知識を簡潔にまとめるトレーニングにもなります。なぜなら回答が表示されるまでの時間を30秒にしておけば30秒以内に説明を仕切らないといけないからです。よって、一つの知識に対してスパッと一言で答える即答力が鍛えられます。
スキルの獲得にも使える!
イラストの勉強→「想起描写」を習慣化
フラッシュカードは学校や資格の勉強以外にも活用することができます。
例えばイラスト。AnkiDroidを使うことで、絵の練習を効率化・習慣化しやすくなります。
イラストを勉強する上では、知識を勉強する時と同様、見ないで思い出しながら描くということが大事になります。というのも、イラストが上手い人というのは自分が見たものを記憶する能力が高いからです。
ですので、絵を練習する時には対象を見ながら描くのではなく、対象を30秒から1分間程度観察したら見ずに思い出しながら描いていくと効果的です。このトレーニングを想起学習ならぬ「想起描写」と名づけましょう。
想起描写を実践する上でAnkiDroidは活用できます。AnkiDroidには画像を載っけることもできるからです。トレーニングの手順は簡単。
- カードのFrontの方に自分が練習したい対象の画像を載っけておく。Back(解答側)は白紙でOK
- 設定で「解答を自動的に表示」にチェックを入れ、30秒程度にしておく(前項を参考に)
- 学習するときには30秒間画像を観察する
- 30秒経つと自動的に解答画面に変わってくれるので、それを合図に観察を止める
- スマホを見ずに(スリープなどして)見ないで描く
アンキドロイドに画像乗っけるのは簡単で、自分が写真に撮ったものでもネット上の画像のリンクでも大丈夫です。Back側は白紙でも構いませんが、描くときのポイントなどをメモしておくとさらにいいかも。
イラストに限らず様々なスキル獲得に役立つと思いますので、活用してみてください。
会話のネタをメモする
AnkiDroidに会話のネタをメモしておくのもいいでしょう。
カードのFront(質問側)には、話しかけられるシチュエーションやよくされる質問を書き出します。例えば、「趣味は何?」といったもの。
カードのBack(解答側)には質問側に書いたものへの答えを書いておきます。例えば、「恐竜図鑑を読むことだよ。」といったもの。
大仰に思えるかもしれませんが内向的な人間にとって 聞かれたことにアドリブで返すのは結構大変。「こう来たらこう答えよう」と言う内容をメモすることによって雑談力を上げることができます。
まとめ
ということで、いろんなフラッシュカードの活用法を紹介してきました。
デジタルのフラッシュカードアプリはメモしておけば忘れそうなときに出題してくれるという優れもの。
「暗記のために使う」という固定観念は捨てて、様々なアイデアや情報を血肉に変えていってもらったらと思います。
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